「全身エーゲ海の香りプンプンでんがな」
「石だけにすと~~~ん!」
「ま、ちょっと予定狂ったけど。これも成功の1つやろ。な、牧野先生?」
CV:真殿光昭
概要
西暦320年頃に作られたプレシャスで、エーゲ海にて保護された。ハザードレベルは60。
バスケットボールサイズの丸い岩に黄色い目が付いた形状をしているが、特筆すべきは何と人語を話す事の出来る点。上記の通り本来はギリシャの近海に有ったのを回収した際、サージェス財団の大阪支部に保管していた為、何時の間にか大阪弁で喋る様になっていた。
劇中に登場した他のプレシャスにハザードレベル100超の物が多い中、100にも満たない60である為に比較的安全かと思いきや、この石は怒らせると爆発してしまう性質を秘めている為、やはり危険な秘宝である事に変わりは無い。
人語を話すと言う事は相応に自我を持った石である事に他ならないが、その成り立ちの背景も「長い間人間の争いを見続けて来た岩石に意志が宿った」と言う、関西弁を話すコミカルな印象に反して非常に重い物である。斯様な背景を持っている為、一度機嫌が悪くなるとストレスが溜まって爆発してしまう。
また、それでなくても頭部の突起に誤って触れると本人の意志と無関係に爆発してしまうが故、非常に扱い辛いプレシャスと言える。
ただ、頭部の突起に触れただけならカウントダウンが始まって時限式に爆発する仕組みの為、逃げるなり爆発を抑えるなりの対策は打てる。後者の場合はエーゲ海の塩に漬ければ爆発は止まるが、こうした点から大阪の支部もこの石の為にエーゲ海産の塩を用意していた可能性が高い。
活躍
差出人不明の配達便としてボウケンジャー達の本拠地であるサージェスミュージアムに送られて来ると、大阪弁を話すノリで周囲を困惑させるも、「怒らせると爆発する」と聞かされた事でボウケンジャー達は爆発させまいとあの手この手でご機嫌取りに徹する。
風呂に入れたりフラダンスや物真似を披露しつつ、自分達が戦った組織の事を回想するボウケンジャー達だったが、爆発のカウントダウンが入ってあわや30秒と言うギリギリの所でエーゲ海の塩を買いに行っていたズバーンが帰還。塩漬けにされて事無きを得る。
尚、これは牧野が秘密裏に仕組んだ訓練だったらしく、後で暁の号令の下、プロメテウスの石はボウケンジャーからフルボッコされるのだった……。
余談
- 声を演じた真殿氏は『忍風戦隊ハリケンジャー』にて復活忍者バンパ・イヤーンの声を演じて以来、4年振りのスーパー戦隊シリーズ出演となった。翌年の『獣拳戦隊ゲキレンジャー』にて幻獣ミノタウロス拳シユウの声を演じている。
- 番組の終わりのコーナー・今日のスーパー戦隊では、スーパーライブロボが紹介された。
関連タグ
ばくだんいわ:爆発する岩石生命体の元祖。
ケロちゃん(カードキャプターさくら):こちらも同じく自身を封印していた本が長年大阪に有った為に関西弁を喋る様になったキャラ。