兵庫県神戸市中央区相生町三丁目1-1にあるJR西日本の駅。駅番号はJR-A63。
概要
駅舎は近代化遺産の指定を受け、貴賓室などの施設が保存されている。第2回近畿の駅百選にも選ばれた。
東海道本線の終点であり、山陽本線の起点である。東海道線を所属線としているが、線路は途切れることなく東西に延びており、直通運転が行われている。東海道線の大阪駅から当駅を介して山陽線の姫路駅に至る区間を「JR神戸線」の愛称で案内している。
ホーム浜側には両路線の起終点を示すキロポストが設置されている。東海道線は元から国有路線だったのに対し、山陽線は民間の山陽鉄道が作り、のちに国有化された。
都市名を冠する駅であるものの、神戸市役所や商業地域など中心地は2つ東隣の三ノ宮駅、兵庫県庁は1つ東隣の元町駅が最寄り駅で、山陽新幹線の駅は北に離れた新神戸駅である。それゆえ乗降客数は当駅よりも三ノ宮駅の方が多く、特急列車は三ノ宮駅に停車し当駅を通過するものが多い。ただし2005年10月1日以降は「はまかぜ」が停車するようになった。
接続路線
以下の路線と連絡可能
当駅は三ノ宮駅、元町駅、新長田駅と同じく、山陽新幹線新神戸駅(地下鉄山手線で連絡)との連絡扱いをしている。
駅構造
片面ホーム1面1線と島式ホーム2面4線の合計3面5線の高架駅。上り外側線のみ待避線(1番のりば)を利用しての追い越しが可能。
兵庫駅寄りの上り内側線と下り内側線の間に引き上げ線があり、平日朝ラッシュ時と毎日深夜の折り返し電車が使用する。
改札は中央口とビエラ神戸口の2か所で、バリアフリー化の一環として段差が解消されている。ただし改札から1番のりばに通じるエレベーターとエスカレーターはない(他ののりばにはある)。1番のりばには電光掲示板もない。
のりば | 路線 | 方向・線路 | 行き先 | 使用列車・時間帯 |
---|---|---|---|---|
1 | JR神戸線 | 上り外側線 | 三ノ宮・尼崎・大阪方面 | 平日朝の快速 |
2 | JR神戸線 | 上り外側線 | 三ノ宮・尼崎・大阪方面 | 特急・新快速(快速の一部も) |
3 | JR神戸線 | 上り内側線 | 三ノ宮・尼崎・大阪方面 | 快速・普通電車 |
4 | JR神戸線 | 下り内側線 | 西明石・姫路方面 | 快速・普通電車 |
5 | JR神戸線 | 下り外側線 | 西明石・姫路方面 | 特急・新快速(平日朝の快速の一部も) |
1番のりばは8両編成に対応、それ以外ののりばは12両編成に対応。
普通電車はすべて内側線の3・4番のりばに、新快速と特急列車はすべて2・5番のりばに発着する。
快速は基本的に内側線の3・4番のりばに発着する。快速のうち大阪方面行きは平日朝に新快速を先行させる電車が1番のりば、平日朝ラッシュ終わりの電車と土曜・休日の朝の一部の電車が2番のりばに発着する。姫路方面行きは平日朝に外側線を走る電車が5番のりばに発着する。
1番のりばは列車が発着しない時間帯に閉鎖される。もともとは東京に向かう長距離列車専用のホームだったが1964年に東海道新幹線が開業したことにより、当駅始発の長距離列車が消滅した。
1・2・3番のりばからは内側線・外側線双方向へ出発可能。
利用状況
- 2019年(令和元年)度の1日平均乗車人員は72,517人である。
利用状況比較表
年度 | 乗車人員 | 乗降人員 |
---|---|---|
2008年(平成20年)度 | 71,258人 | 142,516人 |
2009年(平成21年)度 | 68,722人 | 137,444人 |
2010年(平成22年)度 | 68,002人 | 136,004人 |
2011年(平成23年)度 | 67,562人 | 135,124人 |
2012年(平成24年)度 | 66,935人 | 133,870人 |
2013年(平成25年)度 | 70,579人 | 141,158人 |
2014年(平成26年)度 | 68,947人 | 137,894人 |
2015年(平成27年)度 | 70,204人 | 140,408人 |
2016年(平成28年)度 | 70,301人 | 140,602人 |
2017年(平成29年)度 | 70,518人 | 141,036人 |
2018年(平成30年)度 | 70,925人 | 141,850人 |
2019年(令和元年)度 | 72,517人 | 145,034人 |
駅周辺
地下街
- デュオこうべ
- メトロこうべ
山手
- 湊川神社
- 神戸文化ホール
- 神戸市立中央図書館
- 神戸大学医学部・医学部付属病院
- 神戸地方裁判所
浜手
隣の駅
関連タグ
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