アルカナ・アルカディア
あるかなあるかでぃあ
概要
『アルカナ・アルカディア』とは、スタリラメインストーリー#13以降に冠された言わば副題であり、またそこで劇中劇として描かれる創作演目を演じる姿として実装された舞台少女たちの総称でもある。
そもそもスタリラのメインストーリーは『全国学生演劇フェスティバル』(劇フェス)に選抜された4校24人の舞台少女たちという設定が出発点となっていたが、当初公開されたストーリーでは選抜直後に巻き込まれた謎のレヴューの方に主軸が置かれ、その後も各校のキャラクターの過去を絡めつつレヴューの真相が明かされていくという方向で物語が展開されていたため、最初期に提示されていながら実際にストーリー上で劇フェス編の幕が開くまでに実にサービス開始から2年の時を要した。こういった経緯もあって、2020年12月からプレイアブルキャラに格上げされた青嵐総合芸術院の3名は含まれていない。
それだけ満を持しての新章だったためゲーム内でも過去に例のない扱いをされており、この舞台少女アルカナ・アルカディアシリーズも、本来なら入手・育成することで解放される「絆ストーリー」に相当するシナリオが「アルカナ・アルカディア 幕間」として全ユーザーに恒常解放され、メインストーリーと合わせて重層的な物語を形成している。
配役
サービス開始2周年の日にあたる2020年10月21日に『隠者 露崎まひる』の実装と同時に劇フェスで演じられる舞台が大アルカナをモチーフとしたものであると判明したものの、当初は具体的な配役の大半が伏せられ、ストーリーの進行に従い徐々に明かされていく形式が取られた。
そのためユーザー間でもどのキャラがどのアルカナを担当するのかに関しては議論・考察の対象となっていたわけだが、そこで問題になったのが、劇フェスに参加する舞台少女が全24名なのに対し、一般的な大アルカナの場合、計22枚しかないという人数の不一致である。
そのため「大アルカナとは別の特別な役が存在するのか」、あるいは「一つの大アルカナを複数人が演じるのか」など様々な推測がなされたが、13章13話にて最古のタロットことビスコンティ・スフォルツァ版タロットがモチーフに使われていることが判明し、知名度の高い22枚に三大美徳「希望」「慈善」「信仰」の3枚を加えた計25枚のカードが各舞台少女に割り当てられていることが語られた。
この3枚のカードは情報量が少なさ過ぎて表現が難しいことから、雨宮詩音の提案で新しいものを創り上げることをコンセプトとしているフロンティア芸術学校が担当している。
なお25枚体制となった場合、今度は逆に1枚余ってしまうこととなるが…
各舞台少女の性能
最大の特徴はパーティ編成コストが15かかる代わりに、総合力10000越えという破格の性能を持っている点(それまでに一人につきかかっていたコストは12だった)。そのため立ち位置が後衛でも非常に硬かったり、前衛なのに非常に攻撃性能が高いといった事象が普通に有り得るのである。
通常アクトやクライマックスアクトの性能も強力…という表現を越えてもはやぶっ壊れと言っても過言ではなく、特に解除不可能な状態異常攻撃が非常に厄介。
オートスキルに関しても、☆4舞台少女シリーズや誕生日限定舞台少女級の強力なものを備えている。ただし「大場なな イザナギ」解禁以降はオートスキルを4つ保有する舞台少女も登場したため、さすがにオートスキル単体だとそちらに軍配が上がる。
パーティ編成にコスト上限がなく彼女達が出場可能なVSレヴューでは必ずと言っても良いほど猛威を奮っており、上位ランクを狙う場合は要対策。プレイヤーLv上限や絶対数の少なかった頃ならBAN機能で何とか出来たのだが、現在は3人以上この舞台少女で固められているパーティもウジャウジャいるため初心者にはとてもじゃないが高ランクを狙うのは至難の業と化している。
最大の欠点はそのコストの高さ。デフォルトのコスト上限は105のため、5人フルで戦う場合どうしてもメモワール分のコストを削らなければならない。
アルカナ・アルカディア一体でもフル装備状態で編成出来るようにするにはコスト上限を108に増やす必要があるが、その条件だけでもプレイヤーLvを121まで上げるという非常に高いハードルを要求される。ちなみにその後はプレイヤーLvが6上がるごとに上限が3増えてゆき、5体全てをコスト15メモワール9で揃えられるコスト上限120にするためはプレイヤーLv145まで上げなければならない。
そのため、使いこなすには高いプレイヤーLvの方も必要になってくる。