演者:ルイス・コーダイル
CV:河西健吾
概要
おそらくアフリカ系のスリザリン寮生で、ハリー・ポッターやドラコ・マルフォイの同期。
半ば裏設定として魔法界で有名な美女の母親を持ち、父親は7人いたが次々に変わった理由で全員亡くなり、入ってきた保険金で生活に困っていないという凄まじい家庭環境で育つ。
原作ではジニー・ウィーズリーいわく「かっこつけ」で、パンジー・パーキンソンいわく「女性がザビニのお眼鏡にかなうのは難しい」というプレイボーイ的な性格。
ちなみにザビニはジニーの容姿を認めてはいるが、手を出すつもりは終始なかった様子。
原作ではセオドール・ノットと同様、マルフォイのグループとは一定の距離を置いている。
交流自体はあるが、マルフォイと親しいビンセント・クラッブとは些細な理由で蹴り合ったり、マルフォイに対しては父親ルシウスの逮捕を揶揄するような発言をするなど、一概に友好的とは言い難い関係でもある。
逆に言えば、スリザリンでのリーダー格であるマルフォイと対等な関係であると言える。
同じくドラコとは付かず離れずのノットとも対照的で、ノットは父子家庭で寡黙な優等生、サビニは母子家庭で異性交遊を好む。
原作全編を通しての出番はあまりないが、映画版ではクィディッチの選手でチェイサーを務める、『ハリー・ポッターと謎のプリンス』でホグワーツ特急の車内で同席したマルフォイに話しかける、スラグ・クラブに入っていたりするなどの出番が増えていた。
また『ハリー・ポッターと死の秘宝』後編での「必要の部屋」での戦闘では、担当俳優の不祥事で未登場となったクラッブの代役としてハリー達の前に立ちはだかり、その後情けを受けて救出されて生還を果たす。
(なお原作で自滅して焼死するはずだったクラッブに代わり、グレゴリー・ゴイルが死亡した)。
元々準レギュラーとも言えないような人物のため、日本での公開当時クラッブの俳優の降板を知らなかった多くのファンに多少の動揺を与えた。
余談
ザビニ家はドラコ・マルフォイのスリザリン同期生では珍しく魔法族として純血か定かではない。
また死喰い人の親族も登場していない。
ハリーらの時代のスラグ・クラブには、死喰い人にわずかでも関係がある生徒は招かれないので、少なくとも彼の母親は死喰い人とは関わっていないと思われる。
海外のファンアートではドラコ、パンジー、ザビニという並びが描かれる場合が多い。
対してPixivではドラコ、ノット、ザビニという並びが多い。