ビンセント・クラッブ
びんせんとくらっぶ
「ゴミ共め 熱いのは好きか?」
『ウィザーディング・ワールド(魔法ワールド)』の人物。魔法使いの男性。『ハリー・ポッターシリーズ』に登場。
ハリー・ポッターの同期生。ホグワーツ魔法魔術学校のスリザリン寮所属。ドラコ・マルフォイの子分として、グレゴリー・ゴイルと行動を共にする。
Name | Vincent Crabbe
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誕生 | 1979年9月1日から1980年8月30日の間 |
死亡 | 1987年5月2日 享年17あるいは18歳 |
血統 | 純血 |
学校 | ホグワーツ魔法魔術学校 🟢スリザリン寮 |
所属 |
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映画版演者 | ジェイミー・ウェイレット(1作目~6作目)※ |
映画版吹替 | 忍足航己(1作目~6作目) |
※不祥事で6年目を最後に演者が降板。そのため7年目のホグワーツの戦いではビンセント・クラッブの代わりにブレーズ・ザビニが参戦するという原作改変がなされた。
原作
肥満体の巨漢。首が太く、腕はゴリラのよう。鼻は低い。邦訳版では「鍋底カット」という謎の髪型だが、これは原語では「pudding-basin haircut」であり、ぱっつんに切り揃えたマッシュルームカットのこと。
相棒のグレゴリー・ゴイルよりも背が高い。
クィディッチでビーター(飛行しながらボールを相手選手に打ち込むタフなポジション)をやっていることから考えるに、脂肪だけではなく筋肉も相応に付いていると考えられる。
映画版
イラストのこちらから見て左の人物。
髪は黒色で坊主(ベリーショート)。太めの体型で童顔。演者の体格の事情から、原作と違ってグレゴリー・ゴイルよりも背が低い。
底意地が悪く、ハリー・ポッターや、ロン・ウィーズリー、ハーマイオニー・グレンジャーらとは敵対関係にある。
父親はヴォルデモートの失脚後に投獄を逃れた死喰い人であり、ルシウス・マルフォイの部下のような立場であった。
その関係でビンセントはルシウスの息子ドラコと幼馴染であり、ホグワーツ入学前から親交があった。(同じく父が死喰い人のセオドール・ノットと3人で遊ぶことが多かった。)
ドラコが入学すると、セオドールが一匹狼としてドラコと対等の距離感を保つ一方で、ビンセントはドラコの子分として行動した。そこにホグワーツ特急で知り合ったグレゴリー・ゴイルも子分として加わり、ドラコとその子分のビンセントとグレゴリーという三人という構図が完成する。
グレゴリーより付き合いが長いことが理由なのか、1991年度の真夜中の決闘ではドラコから「介添人」として指名されている。
1995年度ではグレゴリーと共に寮のクィディッチチームのビーターとなり、ドローレス・アンブリッジが新設した尋問官親衛隊のメンバーを務めた。クィディッチでは対グリフィンドール戦にて、スニッチを取ったハリーに試合が終了したにもかかわらず攻撃を加えた。これは彼が後に見せる凶悪さの片鱗と言えるだろう。
1996年度はドラコの姿をくらますキャビネット棚修繕に協力。ポリジュース薬で女子に変身して必要の部屋を見張るという妙な任務をこなしていた。
1997年度のホグワーツの戦いでは、ドラコとグレゴリーと共に必要の部屋でハリー、ロン、ハーマイオニーと対決。
ドラコがヴォルデモートからのプレッシャーと自覚し始めた良心との間でジレンマを見せた一方で、ビンセントは非常に好戦的だった。アバダケダブラをハーマイオニーに向かって発射するなど強烈な殺意を見せる。
更には、死喰い人のアレクト・カローとアミカス・カロー兄妹から教わった非常に危険な闇の魔術「悪霊の火」を展開。大量の炎の怪物を呼び出すが、能力不足から制御不能に。部屋一面を火の海にしてしまう。
大混乱の中、箒を手に入れたハリー達によってドラコとグレゴリーは救出されるが、途中で行方不明になったクラッブはそのまま取り残されて焼死した。
部屋から出た後もドラコは彼の安否を心配していたが、ロンに「諦めろ、あいつは死んだ」と諭されている。
この時ビンセントの放った「悪霊の火」は、結果として分霊箱のひとつであるレイブンクローの髪飾りを破壊した。
映画版では、担当俳優が大麻所持容疑で逮捕されて降板したため、ビンセント自体が途中から登場しなくなった。そのため必要の部屋には代わりにブレーズ・ザビニが参戦、「悪霊の火」を繰り出して自滅する役回りはグレゴリーに変更された。
- 映画版ではコミカルな描写もあり、無実の罪でアズカバンに勾留されていたルビウス・ハグリッドがホグワーツに復任した際に、ドラコに止められるまで拍手で迎えようとしていた。
なおこのシーンでのやり取りは、本来クラッブが拍手する予定は無く、クラッブ役のジェイミー氏が間違えて拍手しようとして、ドラコ役のトム・フェルトン氏が咄嗟に取ったアドリブだったという。
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