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概要編集

姿をくらますキャビネット棚とは、空間を移動する通路として使うことができ、一方の棚に置いた物体はもう一方の棚に送られる効果を持つ魔法具である。姿をくらますキャビネット棚はあらゆる保護呪文に対して効果がない。


ホグワーツにあった棚にフレッド&ジョージに突っ込まれて挟まったグラハム・モンタギューは、もう片方の棚のあったボージン・アンド・バークスの様子を知ることができた。

棚が壊れていたために上手く空間を通ることはできず、モンタギューは次元の狭間に落ちた挙句、不完全な姿くらましで脱出した結果何故かホグワーツのトイレに詰まった。

……ギャグで済まされているが、よく考えるとめちゃくちゃ恐ろしい話である。

憶測ではあるが、後述の疑惑もあり最悪の場合得体の知れない異空間に閉じ込められてどっかのハゲのような末路になっていた可能性すら考えられる。

そうでなくとも、脱出できても出現地点次第では命が危ないだろう(彼がトイレに詰まっていたというのも、一歩間違えれば窒息死してた可能性が極めて高い)。


姿をくらますキャビネット棚は第一次魔法大戦の時に流行し、死喰い人が襲ってきたときに他の棚に移動してやり過ごす為に使われたようだ。


ドラコ・マルフォイは一年の時間を掛けて棚を修理し、最終的には死喰い人を送り込むことに成功した。

因みに壊れた理由は二巻でほとんど首無しニックがハリーを助けるため、ピーブズに高所から棚を落とすよう唆したためである。彼らの些細な悪戯が、偶然にも死喰い人の侵攻を一年遅らせる結果に繋がった。


映画版において姿をくらますキャビネット棚で移動するための呪文はハーモニハ・ネクテレ・パサスである。


疑惑編集

棚と棚を繋ぐ時空の狭間はある種のリンボ(ダンブルドアとハリーが対話した白い空間)という説がある。→9と4分の3番線

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