作品名→ハリー・ポッターと賢者の石
概要
ニコラス・フラメルが錬成した魔法アイテム。見た目は赤い石だと説明されているが、作中では現物は登場しておらず、硬い石のようなものだと言う説明が出てきただけである。
この石を使えば黄金や命の水を生み出す事ができ、それによりフラメルとその妻は600年以上の時を生きてきた。そしてヴォルデモートは、自身の復活の為にこの石を求めて行動を起こす。
1890年代に、フラメルはアルバス・ダンブルドアと初めて知り合い、手紙のやり取りをするようになった。その後にダンブルドアも賢者の石の共同研究者となる。そして完成した賢者の石はグリンゴッツに隠していたのだが、何者かが狙っていることを察知しホグワーツのみぞの鏡に移しており、実際にグリンゴッツが襲撃された。
その後ホグワーツでもヴォルデモートの配下となったクィリナス・クィレルの魔手により奪われそうになるが、最終的にはハリー・ポッター達が死守した。
その後、ダンブルドアとフラメルは話し合った結果、石の破壊を決定する。
そしてフラメルとその妻は、最終的には身辺整理の後、自ら己の人生に幕を引いた。
ダンブルドア曰く「(長く生きた)フラメル達にとって死は終わりではなく新たな旅の始まり」であり、未練は無かった模様。
色んな意味で後に登場した死の秘宝、特に蘇りの石との共通点が多く、それ故にここから着想を得たのかもしれない。ダンブルドアが石の研究に協力したのもその為かもしれない。
なお、不死を求めるヴォルデモートが(身体を失う前に)自分で賢者の石を作らなかったことにハリーは疑問を抱いたが、ダンブルドアは「自尊心の強いあやつが、石や命の水に依存する形でのそれを望むとは思えぬ」と答えている。
ちなみにクィレルを燃やしたハリーの力は、よく誤解されるが賢者の石の力ではない。
詳細は愛を参照。