概要
ゴーント家の家宝の指輪に付けられており、マールヴォロ・ゴーントから息子のモーフィン・ゴーントに受け継がれていた。後にヴォルデモートがモーフィンから指輪を奪い、それが死の秘宝であると知らないまま自分の分霊箱にした。
その後、指輪はダンブルドアがグリフィンドールの剣で破壊したことで分霊箱ではなくなったが、破壊する直前にダンブルドアは指輪に付いているものが甦りの石であることに気付き、若き頃に抱いていた死の秘宝への憧れや亡き家族への未練を断ち切れず指輪を嵌めてしまい、呪いで余命1年の憂き目に有っている。
分霊箱ではなくなった後、石はハリーが最初のクィディッチで勝ち取ったスニッチの中に隠され、時が来るまでは開かない条件付きで彼の手に託された。なお、ハリーがスニッチを最初に取ったときに口に含んでしまったため、当時の魔法大臣ルーファス・スクリムジョールから手で受け取ったときには、スニッチに変化は起こらなかった。
ハリーはこの石の力を「最後の分霊箱」である自分が死ぬ覚悟を決めるべく、両親、シリウス・ブラック、リーマス・ルーピンを呼び出して導いてもらうために使用。
その後、ハリーが禁じられた森でヴォルデモートと対面した際に落としてしまい、その後の行方は分からない。ハリーが探す気もなく、そもそもの逸話からしても「河の石」であるため、辺りにある石の「どれがそうなのか」を一つ一つ拾って確かめるしかないため、探そうと思ったところで永遠に行方不明のままであろう。(なんか続編とか二次創作に使えそうな設定である)
ちなみにハリーが復活した理由は蘇りの石の力では全くない。詳しくは愛(ウィザーディング・ワールド)や杖兄弟を参照。
現実における制作者は、三人兄弟の物語にて二番目の兄のモデルとなった『カドマス・ペベレル』。
またカドマスの子孫の一人は、ホグワーツの元生徒にしてダンブルドアから警戒を受けていたトム・マールヴォロ・リドルという少年である。
賢者の石(ウィザーディング・ワールド)は、蘇りの石と直接関係はない。しかしニコラス・フラメルがなんらかの着想を得た可能性はある。アルバス・ダンブルドアの友人だし。