ピクシブ百科事典

死を制する者

ますたーおぶです

ウィザーディング・ワールドにおいて、死の秘宝を揃えた者を指す。しかし……。

ウィザーディング・ワールドにおける究極の魔法具であり、がこの世にもたらしたと言われる死の秘宝ニワトコの杖蘇りの石透明マント

三つの秘宝全て揃えた者は「死を制する者」とされる。

かつてのゲラート・グリンデルバルドアルバス・ダンブルドアの野望であり、悲願。

不可能のない杖を武器に、石で死者の軍団を呼び起こし、マントで永遠に姿を隠し不慮の死から逃れる。これが「より大きな善のために」マグルを支配する魔法族の帝国をつくるための兵器となると二人は考えていた。

ヴォルデモートは最大の禁忌分霊箱を作成し続けた結果、外面内面共に人間性が損傷された挙句、結局は全てを壊され永遠の狭間に閉じ込められた。

また、グリンデルバルドもニワトコの杖を入手したにも関わらず、ダンブルドアとの決闘に敗北し革命の夢は潰える。

秘宝という幻想から自分をずっと戒めていた改心後のダンブルドアでさえ、蘇りの石の誘惑に屈し死に至る呪いを負った。

このように、完全性や永遠性を求め生死の理想へ縋り付いた者は、尽く不幸な末路を辿っている。

そもそも秘宝を受け取った、あるいは作成したと言われるペベレル三兄弟も、ただ寿命を迎えるまでの間マントを着た三男を除いて破滅していた。

つまり、死を制する者というのは、死の秘宝生死を制する者ではなく、死の秘宝制することができる人間である。

ホグワーツの戦いの終盤、「自らが死なねばならない」ことを悟りその運命を受け入れたハリー・ポッターは、石を死への覚悟を決めることそれだけのために使った。

ここでハリーは真に死を制する者となったのである。

これは命に縋るヴォルデモートとは対極であり、作品冒頭のエピグラフや作中の墓碑が示唆する「死を超えて生きるとは何か」という命題を問い掛けている。

戦局を取り巻く様々な人間の愛憎が招いた因果により、ハリーはヴォルデモートの魂のみを死の世界に置き去りにして現世に帰ってくることに成功し、さらにニワトコの杖の所有権も手に入れた。

これにより、ハリーは名実ともに死を制する者となった。

そして死と出会った三兄弟の末弟と同じく、杖と石を戻し、マントのみを老衰して子供に譲る時まで持ち続けるのである。

関連記事

親記事

pixivに投稿されたイラスト pixivで「死を制する者」のイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 154

コメント