CV:金田アキ
演:インパルスガンダム(機動戦士ガンダムSEEDDESTINY)
概要
突如宇宙から赤い流星のような状態で舞台となる劉備ユニコーンガンダムらが住む星へと飛来した謎の少年。ネオワールドのキャプテンシティで暴れまわった後、サージェントヴェルデバスターガンダムに敗れ、そのまま劉備達が住んでいるキングダムワールドに飛来した。
サージェントからは「ノーティライオン」とコードネームが付けられた。
記憶喪失らしく名前以外自分が何者なのかも不明らしい。普段の性格は口数少ない野生児といった感が強く、また自分の分の食事を勝手に食べた劉備に激怒し襲いかかる、懐いた諸葛亮フリーダムガンダムに本人の気持ちや事情にも配慮せず四六時中ついてまわるなど幼い子供のような行動も目立つ(どうやら三蔵と見間違えている模様)。
本作の主人公の一人であり、EDのスタッフロールでは前作主人公の劉備をさしおいて最初に記載されている。
猪八戒の姿から元に戻り、気を失っている間に見た過去の記憶らしき光景では、沙悟浄や猪八戒とは別体で、真っ白な施設で三人一緒に暮らしていたようだが、その様子はまるで実験体への扱いにしか見えず、組手のシーンで聞こえた指示の声が三蔵と同じだったことから彼への疑惑と悟空の出自への不安が高まっている。
そしてその場面の最後に映されたのは、赤い照明に照らされ警報の響く施設内に、猪八戒に変身する前に見た劉備のように、倒れ伏した沙悟浄と猪八戒の姿だった。
能力
非常に身軽かつ機敏な動きで縦横無尽に飛び回り、獣のような荒々しい戦い方で相手を翻弄する。如意棒を所持しているが蹴り技を多用したり、尻尾を伸ばし敵を拘束する技能などももっている。また移動用に觔斗雲のような空飛ぶ雲も所持している。
剛猿形態
CV:松田修平
悟空が発揮する謎の能力。猿のような仮面のようなものと鍵爪型の武器である「紅蓮爪」を装着し、更に何倍もの大きさに巨大化する。この状態では身軽さはそのまま攻撃力・防御力は見た目通り跳ね上がっているようで、ミサイルランチャーの十字砲火や必殺技級の攻撃を連続で食らっても耐えたり迎撃したりしている。
劉備が前作での最強形態「龍賢劉備ユニコーンガンダム」でようやく変身解除に持ち込んだ。
沙悟浄インパルスガンダム
沙悟浄シルエットを装備した状態。足技を得意とする。
アニメでは関西弁を喋り、性格さえ変わっている。
悟空のことを知っているあたり、別人格ではなく同じ肉体に別人が混在している可能性がある。
悟空のように諸葛亮を三蔵と見間違えたようだが、彼に懐いた悟空とは逆に怯えるかのような反応を示した。
悟空は彼の名前を知っているか劉備に問われた際に、「覚えてないけど大事な名前の気がする」と答えるが、頭痛を訴えたためその話は中断された。その際に見た夢で悟空は幼い自分と沙悟浄、猪八戒が一緒に遊んでいる姿を見た。
猪八戒インパルスガンダム
猪八戒シルエットを装備した状態。巨大な腕を使った技を駆使する。
アニメでは博多弁、または土佐弁を喋り、公式サイトでは大食いと書かれている通り、初登場の戦闘直後に空腹を訴えていた。
彼も悟空の事を知っており、劉備と諸葛亮が悟空の知り合いと聞くと友好的な態度になった。悟空らと違って、諸葛亮に対して特に反応はしなかった。
余談
モチーフは「西遊記」に登場する孫悟空と思われる。その所為か沙悟浄と猪八戒がモチーフのガンダムがそのうち登場すると考察するファンもいたがその通りとなった。
結果としては、彼らをモチーフとした人物が登場する形ではなく、演者であるインパルスガンダムの設定の一つの武装換装システムであるシルエットシステムをもとに、悟空インパルスガンダムの装備を変更する形でそれぞれのキャラクターを表現する形となった(沙悟浄シルエット、猪八戒シルエット)。
関連タグ
インパルスガンダム(演者となったガンダム。加えて上記にもあるように仲間の再現を、シルエットシステムをモチーフとした武装換装で表現したり、フリーダムガンダム(ストライクフリーダムガンダム)を演者としたキャラクターたちと深い関係性があったりと、原典の要素を見た目以外にもかなり受け継いでいる。加えて言えば、バーサーカー的な気質は、パイロットであるシン・アスカの要素を含んでいる可能性も)
孫悟空(ドラゴンボール):「宇宙から来た存在」「巨大な猿に変身して大暴れ」など『西遊記』の悟空だけでなくこちらの悟空を想わせる要素も散見される
キングコング:ネオワールドで摩天楼の上に上るシーンは明らかにこれがモデルであろう
破牙丸:赤メインのボディカラーに獣のような形態への変身、尻尾のようなパーツや荒々しい戦い方など似ている要素が多い武者ガンダム。
外部リンク
『SDガンダムワールド ヒーローズ』公式サイトにおける悟空インパルスガンダムのキャラクター紹介ページ