ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

掠風竊塵の編集履歴

2021-06-29 07:30:25 バージョン

掠風竊塵

りょうふうせつじん

人形劇・布袋劇『東離劍遊紀』の登場人物・主人公「凜雪鴉」の正体

この記事には、親記事になっている人物のネタバレがあります。


概要

本名を伏せていたのは、「掠風竊塵(リョウフウセツジン)」という通り名で活躍する、狙った獲物は必ず奪う大盗賊であったため。


その悪名高さは、外界と隔絶された生き方を送ってきた丹翡の耳にも届いていたほど(ただし、過去の厄災の経緯から、物理的に断絶した状態にある隣国出身の殤不患はさすがに知らなかった)。


また、彼の悪名は盗賊のそれもあるが「大悪党を自らの策謀で欺き、踊らせ、奪い取り、傲岸な鼻っ柱を完膚無きまでにへし折ることで、相手を最大限の屈辱に塗れさせる」ことを至上の悦びとする、自身の困った性根に因るところも大きい。

しかも悪党や奸物ばかりを標的にするのも義侠心などからではなく、ただの一般人や善人よりも悪人のほうが野心があって精神的にしぶといので苦しめ甲斐がある程度の理由でしかないフシも見受けられる(本人曰く「如何なる邪道でも断ってしまっては面白くない。悪党は生かしたままからかって楽しむのが一番」とのこと)。

これだけだと「正義の味方」ではないにせよ「悪の敵」ぐらいに思えるが、彼は策謀を巡らす過程で第三者を平気で巻き込み利用するため、邪悪ではないが外道ではある。ゆえに人から買う恨みも相当なもので、「殺したがる人間を集めたら行列ができる」とさえ言われる始末。実際、彼に復讐しようとする輩は少なくないが、大抵が返り討ちにされて心を折られてしまう模様。


――つまり、本作における彼の旅の目的は「丹翡に協力する事」でも「金品」でも「天刑劍」そのものですらなく、蔑天骸に嫌がらせをして愉しむ事であった……

おまけに、このひん曲がった性根は相当な筋金入りで、「極上の獲物」と見込んだ蔑天骸に対してせっせと嫌がらせに勤しんだ結果、最終盤で逆ギレして開き直った彼に笑いながら死に逃げされた際は、それまでのクールで余裕綽々な態度はどこへやら、地団駄踏んで悔しがり、蔑天骸の亡骸に掴みかかって「卑怯者!」と食ってかかるという、天邪鬼どころではない屈折ぶりを見せている。

…そこ、「卑怯者」とかお前が言うな


なお、刑亥殺無生達は過去に同様の経緯で彼に酷い目に遭わされた、いわば「掠風竊塵被害者の会」の面々である。

こう書くとまるで権謀術数に長けた恐るべき大悪党のように見えるが(実際そうでもあるが)、その一方で他人を測る観察眼に左程優れているという訳は無い為、相手の度量を見誤る事も割とよくある。


元々は剣の使い手であったようだが、剣の道を修め続けた結果、武というものは極めれば極める程に更なる領域が見えてきてキリがないという事を悟り、更にそのまま続けていけば「剣を極めて悟りを開いてしまっては渾沌とした世界を愉しめない」という酷い理由で修行をやめ、現在の盗賊家業に鞍替えした。

しかしながら剣の道そのものを侮ったわけではなく、「侮らなかったからこそ、ついには嫌気がさした」とも言っている。

実際に、外伝においては殺無生を指して「はしゃいでるだけの未熟者」と呆れ、剣技大会に対して「気に喰わない」などと吐き捨て、自分を一瞬とは言え追い込んだ人物の才を惜しんだりと、武芸に関しては一家言を持つ部分が見て取れる。

それでもなお蔑天骸と互角以上という凄まじい剣技の持ち主であり、最終決戦では彼の攻撃を全て涼しく受け流し圧倒。最後は蔑天骸が全身全霊で放った奥義を、自身も奥義で迎え撃つ…と見せかけて受け流した挙げ句、寸止めで剣を納めて、彼にさらなる屈辱を味あわせるという性格の悪すぎる舐めプを披露した。もっとも、剣に拘らずに術も駆使すれば勝負は蔑天骸に軍配が上がっていたとされるため、彼を煽って剣術勝負に持ち込んだ凜雪鴉の作戦勝ちともいえる幕切れである。



事件が解決した後は、殤不患の持つ魔剣目録を狙い現れるであろう、より弄り甲斐のある悪党…もとい、自身よりも実力のある強者に目標を定め、獲物を求めて殤不患の後を追いかける。そしてついていった先で新たな獲物を見つけるのだが…?

関連動画

公式動画(PILI 霹靂布袋戲 公式チャンネルが公開した最終回のハイライト)


関連タグ

※主人公です トリックスター











関連人物という名の被害者達(※3期までのネタバレを含みます)


上述の蔑天骸の様な失敗もあるが、本人にとって「嵌めてやった標的が望んでいた反応を見せてくれなかった」程度の差でしかなく、この男の標的或いは踊らされた悪党達はほとんどが筆舌にし難い形で失墜に追い込まれている。


判明しているだけでもその被害は甚大であり、殺無生を嵌める為の過程で利用された鐵笛仙は騙されたまま謀殺された挙句、「劍聖會」も「気に入らない」という理由で大量の犠牲者を出す形で潰され、玄鬼宗は弄ばれた末に頭目や幹部連を喪って壊滅。嵌められた上に見込み違いを理由に放置された嘯狂狷は暴走して自滅、異飄渺は不憫極まりない最期を遂げ、照君臨は死に勝る地獄に堕とされる等々…。



何をされたかは詳細不明。しかし殺無生と蔑天骸の時は嵌める側として協力している。


結婚詐欺(?)で交友関係を壊された事に始まり、幾度も邪魔され、煽られ、親族(後述)までも狙われ、と一番被害に遭っている。


凜に乗せられて暴れた結果、師匠を自らの手で討ち殺人鬼の汚名を着せられた。


上述の通り自慢の剣技を舐めプで負かされたが一矢報いた。

しかし、彼に不快感を与えた程度で終わってしまい、その後は死体蹴りを受けている。


標的ではないが蔑天骸へ近づくのに利用される。しかも道中で家宝を盗まれた。

本人は憤りよりも、その常識の埒外な人間性と凄まじい技量に終始圧倒されており、結局敵対はせずに利害の一致で協力関係のままだった。


巻き込まれた勢。散々こき使われた上に獲物を引き寄せる生き餌として利用されている。


西幽の悪徳役人。

汚職の証拠を暴かれ失脚するが、それが彼の企みとは一切気付かなかったばかりか、あっさり開き直った挙句、「悪」について教示すると曰い凜を激怒させた

その後、自滅同然の最期を迎えている。


邪教組織「神蝗盟」の一員。

善性故に完全に対象外だが、禍世螟蝗への足掛かりとして利用される。


神蝗盟の一員。

凜の策に乗った結果、いつの間にか殺されていた。


1期からの知り合い。

敵地にひとり取り残されるわ、身代わりに洗脳されるわ、と大変な目に遭うも最悪の事態を免れた幸運な男。


刑亥の姉で妖姫・七殺天凌の正体たる妖魔。

ようやく肉体を取り戻しヤンデレの束縛からも逃れられたと思ったら、そのヤンデレを召喚して全て台無しにされ、最期は身動きが取れない剣状態のまま宇宙を漂う羽目になった。


前述のヤンデレその人。

剣の媛と一緒ならば死んでも構わない手合いの為、「最愛の媛の元へ連れてきて貰った上に元の姿に戻して一生添い遂げられる方法を教えてもらった」といった具合にメリットしか無く、結果的に掠風窃塵と関わった事で誰よりも幸せになった。

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました