概要
気性の激しい馬を大人しくさせる効果を期待して去勢を行うが、競馬では「優秀な繁殖馬を選定する」という目的から、日本のクラシック三冠レース(皐月賞 日本ダービー 菊花賞)や天皇賞のようにセン馬の出走を認めないレースもある(天皇賞は08年から出走できるようになった)。
なお、稀にではあるが脱腸の再発防止のために去勢を行うケースもある。
一方で、香港のように馬産を考慮せず、ほとんどの競走馬を去勢してしまうこともある。
牝馬(メス馬)の場合、生殖能力を除去することはまず無いが、馬伝染性子宮炎対策として、陰核洞除去という手法はある(去勢というよりは女子割礼)。
日本馬の代表例
トウカイポイント:マイルチャンピオンシップ、トウカイテイオーの代表産駒
アサカディフィート:日本競馬史上初の10歳の重賞勝ち馬
ワイドバトル:小倉大賞典を制しているが京阪杯でのカラ馬1着や正月開催での中4日連闘
などで有名な馬。
レッドデイヴィス:3歳時のオルフェーヴルをシンザン記念で破った。ちなみに引退レース。
カレンミロティック:セン馬初の天皇賞馬になりかけた存在(なお相手はキタサンブラック)。
ホットシークレット、重賞3勝、2000年阪神大賞典での大逃げが有名。
マグナーテン、セン馬のJRA賞金王。
海外馬の代表例
フェアリーキングプローン、香港馬・日本でも00年安田記念制覇。
ブリッシュラック、香港馬・日本でも06年安田記念制覇。
サイレントウィットネス、香港馬・17連勝記録馬で日本でも05年スプリンターズS制覇。
ビューティージェネレーション、香港馬・17年・18年香港マイル連覇。
テイクオーバーターゲット、オーストラリアの馬・日本でも06年スプリンターズS制覇。
ベタールースンアップ、オーストラリアの馬・日本でも90年JC制覇。
フリートストリートダンサー、アメリカ馬・日本でも03年JCダート制覇。
ファニーサイド、アメリカ馬・03年ケンタッキーダービーとプリークネスS勝馬。