「積年の恨み積もりし大地に眠る魂達よ!」
「今こそ穢された大地より出でて、我に力を貸さん!」
「降臨せよ、地縛神ChacuChallhua!」
概要
故郷を滅ぼされたことへの復讐心を利用されダークシグナーとなった男・ボマーが操るモンスターカードであり、切り札。5000年前に他の地縛神と共に5体のシグナーの龍と戦いを繰り広げた末にナスカの地上絵に封印された邪神である。地上絵の鯱をモチーフにデザインされており、名前のChacuChallhuaも地上絵がある辺りに住む原住民族の言葉でシャチという意味である。
因みに、現実の鯱は、魚類ではなく哺乳類である。
テキスト
効果モンスター
星１０/闇属性/魚族/攻2900/守2400
「地縛神」と名のついたモンスターはフィールド上に１体しか表側表示で存在できない。
フィールド魔法カードが表側表示で存在しない場合このカードを破壊する。
相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
また、１ターンに１度、このカードの守備力の半分のダメージを
相手ライフに与える事ができる。
この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。
このカードがフィールド上に表側守備表示で存在する限り、
相手はバトルフェイズを行えない。
カード説明
地縛神共通の効果であるフィールド魔法が場に存在しないと破壊してしまう・相手の場にあるモンスターを無視してダイレクトアタック出来る・相手モンスターはこのモンスターを攻撃対象に出来ない効果を持っている。
更に固有の効果として攻撃をしないかわりに相手にダメージ(バーン効果)を与えられる効果と、守備表示になることで相手の攻撃を封じる効果も備える。
また、アニメでは魔法・罠を受けない効果を持っていた。しかも、「スピード・ワールド」という一切のカード効果を受け付けないフィールド魔法があるため、ライディングデュエルでは自壊効果を無効に出来ていた。これはひどい。
最上級モンスターである宿命から、手札事故の原因になりやすく、とても重い。地縛神はアドバンス召喚のためのコストの他にフィールド魔法が無ければ出せてもスグに自壊してしまうため、召喚難易度は高い。しかし、地縛神にはそれ以外の制限が掛けられてないので、フィールド魔法さえあれば墓地や手札・デッキからの特殊召喚が可能である。
相手の攻撃を封じつつバーン効果で一方的に攻め立てていける効果は地縛神の固有効果の中でも使いやすい。OCGの地縛神はアニメとは違い魔法・罠カードへの耐性は持っていないので、攻撃して相手の罠カードなどで返り討ちに合う、ということが普通に起こりえる。ChacuChallhuaのこの効果なら自分から攻撃しなくてもダメージを与えられるので、「次元幽閉」などでやられる危険性が無くなるのだ。相手の攻撃を封じる効果で後続の仲間を守ることも出来る。
当然ながらフィールド魔法と共に相手の攻撃目標となる。相手は様々な手段で破壊・除外しに来るので、こちらも多くの脅威から守る手段を用意しておこう。
ChacuChallhuaは魚族なので、魚族の切り札的存在である「超古深海王シーラカンス」の効果でアドバンス召喚のためのコストを確保出来る。どちらとも相性が良いフィールド魔法もあり、種族も共通しているので魚族デッキに無理なく投入出来る。また、「宝玉獣」とも相性が良い。
また、専用構築としてロックバーン戦術に特化させた「チャルアイーター」というデッキも存在する。こちらはタイム・イーターという相手のメインフェイズを消し飛ばすモンスターで相手を無力化させつつバーンダメージで優位に立つというデッキである。種族がばらつきがあるうえ、タイム・イーターも上級モンスターのため、ロックを成立させるのは骨が折れるが、その分リターンも大きい。後々にタイム・イーターなどのギミックを「燃え竹光」に代替させた「チャルア竹光」も考案された。
関連イラスト
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