プロフィール
概要
初登場:『英雄外伝』(敵武将としてのみ・操作可能は3宴から)
史実では足利義輝殺害(※)や東大寺焼失など「悪党」としてのイメージが強い人物だが、本作ではそういった面が強調され「己の欲望のみに従って生きる極悪人」として描かれている。また教養人の一面も反映されているようで、発する言葉には意味深な趣のものが多い。
「卿(けい)」(女性には君)という二人称を用いる。
服装は城郭をモチーフにしており、これもまた城郭建築の第一人者であるという史実から来ている。武器として持っている剣とは別に、左腰に太刀を天神差しにしているのも特徴。
松永軍とはなっているものの、北条氏政から三好の悪霊めと言われるように、弟の松永長頼を除くと、三好三人衆、十河一存など三好家関係の武将が配下として存在している。
奥州特攻目安箱には漆塗りの投書で送っており、4では特攻名夢(ぶっこみネーム)も「漆塗り(うるしぬり)」であることが判明する。
※…近年では実際に義輝暗殺を実行したのは久秀の嫡男・松永久通であり、久秀自身は寧ろ暗殺には反対していたという説が一般的になっており、大河ドラマ『麒麟がくる』でもその説が取り入れられている他、BASARAでも義輝が登場した4において、いずれの登場人物のルートでも久秀が義輝を暗殺するというイベントは起きていない。
性格
冷静沈着で、どんな状況下でも動じず常に余裕めいた薄ら笑いを浮かべている。
表面的な口調は紳士的だが放つ言葉の内面はいずれも悪意に満ちたものばかりで、欲望に忠実に生きることが人間のあるべき姿だと考えており理想や信義に生きる者達を「偽善者」と呼び軽蔑する。
対峙した相手を「○○を貰おう(贈ろう)」という形で評価(皮肉や嘲りであるが、いずれの評価も相手の本質を的確に突いている)する癖がある。
その一方で不思議な包容力の持ち主であり、多くの兵から恐怖以上の尊敬を集めている。また、彼に対して興味を持っているキャラクターも多い。
また女性あしらいが上手く、『英雄外伝』ではまつを除く女性キャラクターは松永の甘言に惑わされ彼に敵意を向けず、あろうことか信じかけてしまっている。浅井長政は紳士的な態度から松永を悪人だと判定しなかった(『バトルヒーローズ』では事前に情報を知っていたため悪人と判定している)。
また「英雄外伝」とアニメ「戦国BASARA弍」では豊臣秀吉が力を求めるきっかけとなった人物であり、前田慶次からは人間らしい感情がないと言われている。
武将とは別に収集家の面を持ち合わせており、『英雄外伝』の片倉小十郎ストーリーモードや『バトルヒーローズ』、アニメと現時点で登場する媒体全てにおいて政宗の愛刀「竜の爪」を執拗に狙っており、多くの場合、人質を取る等手段を選ばず欲したものを手に入れようとしている。一方でものが壊れたり燃えたりなどして変わり果てる様にも趣を持ち、その関係から火を好んでいる。
欲望に充ち溢れすぎているせいで、小十郎からは「だだをこねるガキと同じ」と言われ、鶴姫からは「大きな幼子」と指摘されるも、「それは尤もなことだ」と自覚している為、余計性質が悪い。それ故に彼は自分の哲学に沿って生きているとも捉えられる。
与える能力と奪う能力
詳細は不明だが、彼には抽象的なものを与えたり奪うことが出来る謎の能力がある。
特に外伝系のストーリーではこの謎の力を度々使っており、3宴ではある人物の「名前」を奪い、逆に4皇ではある人物に「別離」を与えた。
シリーズにおいて
戦国BASARA2英雄外伝
初登場の『英雄外伝』の天下統一モードではランダムに自国を侵略してくるイベントが発生することがあり、イベントが起きた場合強制的に「松永軍迎撃戦」に出陣する。このステージ自体は『1』の「国境防衛戦」のリメイクではあるが、仁王車や人質の他様々な難題が加えられ格段に難易度が上昇している。
前田慶次の外伝ルートでは、青年時代の豊臣秀吉に対して己の弱さを思い知らせた事で、慶次と秀吉と決別させた。
つまり秀吉に力に対する欲望を目覚めさせた張本人である。
歴代のNPCキャラでは初の固有モーションの持ち主。
移動はゆったりとした徒歩だが回避を多用してプレイヤーを翻弄してくる上、攻撃速度が速く脱出は困難。攻撃力・防御力共に高く「大仏殿炎上戦」では多数の配下と共に襲いかかってくるため、容易くは倒せない強敵。風魔小太郎を雇っていることもある。
戦国BASARA3宴
『3宴』での自らのシナリオでは全国各地を回り自らの欲求を満たすため『宝』を求め破壊や略奪を繰り返す。
その他、敵として登場するシナリオでは小田原で石田三成に敗北した伊達軍を率いる片倉小十郎と対峙するというシナリオや織田信長に謀反を起こした明智光秀の前に現れる『3』の前日譚にあたるシナリオに登場。
そして、関ヶ原の戦いにてとんでもない事をやらかした。
戦国BASARA4&4皇
『4』では将軍足利義輝側につくがそれも自らの求める『何か』を手に入れるための手段でしかないようだ。
再び風魔を配下として雇いいれる。
また、過去に島左近が(まだ清興だった頃に)育った村を焼き払った張本人でもある。
戦国BASARAバトルパーティー
一周年記念に実装。担当声優の藤原氏は鬼籍に入っていたが、声は生前に収録していた。
バトルスタイル
右手の宝刀と左手に隠し持った火薬を武器とする。
火薬を敵に付着させ、剣撃で着火させることで相手にダメージを与えることが可能。
さらに固有奥義『焔界(ほむらい)』を使う事で固有技の性能を変化させることでができ、炎属性の追加ダメージと相まって驚異的な殲滅力を発揮する。
しかし動作が緩慢かつ背後をカバーする攻撃が少ないのが欠点で、特にバサラ技は序盤の攻撃速度がヒット時の仰け反り復帰よりも遅く、高難度では壁際でない限り確実に回避されてしまう。また、バサラ技終了時の一撃から一定時間だけ焔界が強制発動する。
高性能の回避も健在。他の武将同様ダッシュできるが、勿論旧作通り優雅に歩くこともできる。
そのスタイルから、ファンの間では『ボンバーマン』と呼ばれたり呼ばれなかったりする。
「日本で最初にクリスマスを採用した」とされるからか、3宴で使用可能になった際の特殊武器がクリスマスキャンドルとなっている。
しかも単なるネタ武器ではなく、普段は無属性だが炎属性攻撃の使用で一定時間、焔界状態(専用装具によるものも含む)なら効果中常に先端に火が点いて炎属性が付与され、さらに敵を燃やす確率が上がるというかなりのガチ武器である。
ここから、リア充爆発しろ系のネタ絵も多い。
関連イラスト
関連タグ
個別タグ
戦国BASARAシリーズ 戦国BASARA弐 戦国BASARA2英雄外伝 戦国BASARA3宴 戦国BASARA登場キャラクター一覧
グループタグ
魔王と梟雄 松ヶ原 3宴主人公トリオ 足永おじさんズ 契約主従
その他
関連キャラクター
伊達政宗(戦国BASARA)…彼の得物である六爪(りゅうのかたな)を事ある毎に狙っている。
片倉小十郎(戦国BASARA)…好敵手…というよりは宿敵。ちなみに中の人は某足臭サラリーマンの声を松永の中の人から引き継いでいる。
三好三人衆、風魔小太郎(戦国BASARA)…配下(ただし、風魔は傭兵なので時に敵対する場合もある)
前田慶次(戦国BASARA)、豊臣秀吉(戦国BASARA) …両者の仲を引き裂く原因を作った。
織田信長(戦国BASARA)…松永の欲深さと冷酷さはこの人でさえも引かせた。