概要
ヒカル
『風都探偵』第9集「fに感謝を」第1話より登場。
ストリートギャング“蒼炎群”の一員であるソバカスが特徴的な青年。
描写からパシリや実行役を担う、組織の末端メンバーに当たるらしく、リーダーである風吹鉄男に入手したガイアメモリの性能を見極める為、体のいい実験台として利用されていた。
そんな自分の境遇に不満を抱いてはいるが、元来小心者である彼は逃げ癖がある事も手伝ってメモリの携帯を許されていない。
蒼炎群
かつて風都を震撼させたテロリスト集団『NEVER』のリーダー・大道克己こと仮面ライダーエターナルを崇拝するカルトの入った半グレ集団。
街のシンボルである風都タワーで「街の人々を開放する」と宣戦布告する克己の勇姿(?)を見て感銘を受けた者達が集まった集団であり、エターナルブルーフレアを模した、青い炎の刺青を全員が入れているのが特徴。
TV本編最終回で登場した『EXE』とは「形態が似ている」と解説されており、あちらと同様にカリスマ的なガイアメモリ犯罪者をシンボルとして組織され、ミュージアム壊滅後に風都に残存する、ガイアメモリを回収している点が共通している。
しかし、彼方がガイアメモリの取引を行う金儲けを主目的としていたのに対し、こちらは「克己の後継者」となる事を目的とする、より過激な集団となっている。
劇中では克己の模倣犯罪として『AtoZ』と風都タワーの再建を祝って付けられた2/10「風都の日」に風都タワーの破壊を実行しようと画策する。
風吹鉄男
『蒼炎群』のリーダー格。愛称はテツ。
筋骨隆々の体付きをしたタンクトップを着たガタイの良い男で、かつて風都タワーで宣戦布告を行った大道克己に感銘を受けて彼に憧れを抱き、崇拝するようになる。
入手したメモリの力を知る為にヒカルを使い捨ての道具として利用し、もしそのメモリが強力であれば自身が優先して使用すると言った、他人の褌で相撲を取る様な行為を平然と行う卑劣漢。
憧れの人物である克己の事を「用済みの駒は許さない男」「風都を滅ぼすのが目的だった」等と言った具合に、自分の都合の良いように解釈しており、蒼炎群も彼の暴力と恐怖政治で統率しているような状態。
『裏風都』の事を知り繋がりもあったようで、万灯の前では暴君振りは鳴りを潜め、上位者として扱っていた。
以下ネタバレ注意‼
双見光
対外的にはヒカルと名乗っていたが、本名はどうやら警察の捜査力でも判明しなかったらしく、9集のラストで初めて名乗った。
使用経験のあったマグマやコックローチ等よりも、再生能力に長けたメモリと特別に相性の良い体質だったらしく、Wとの戦いでは同じクラブメモリでドーパント化した鉄男よりも遥かに優れた自己再生能力や、マキシマムドライブを叩き込まれても直ぐに立ち上がるまでに回復力等その鱗片を見せていた。
自分達が推し進めるとある計画の要となるはずだった『二階堂守の後継者』を探していた万灯はそんな彼の高い素質を見込み、密かに住人の証でもある「ビゼル」とリアクターメモリを彼に支給。
Wとの戦いに敗れた後、病院へと護送される途中で覚醒すると、今まで自分を踏み台にし続けていた鉄男を今までの鬱憤晴らしの意味も含めて始末。
二階堂の後継者、新たなるリアクター・ドーパントとして『街』に迎え入れられた。
万灯の狙い通り、リアクターとの適合率は二階堂よりも高かった様子で、彼では不可能だった使用後に体に溜まる熱の完全放出、彼より高温の青い炎が使える等、従来で言うナスカ・ドーパント→Rナスカ・ドーパントのようなパワーアップが起きている。
とは言え上記の逃げ腰に加え、「自分が優秀」と分かった時の不遜さ等、組織人としては幾分資質に欠けている上、裏風都が彼の理想である『大道克己』と明確に違うと判断された場合、彼の存在が『街』の綻びになる可能性も充分に孕んでいる(上記の鉄男の始末は『万が一の保険=更なるリアクター適合者の確保』の観点で見れば、裏風都にとってマイナスでしかない)。
風吹鉄男
散々他人を利用し横暴な態度を取り続けていた彼だったが、万灯のお眼鏡に叶ったのは自身ではなく、自分が散々利用し続けて来た光だった。
Wとの戦いに敗れ病院へと護送される途中、意識を取り戻した光が変身したリアクター・ドーパントに焼き殺されると言う、因果応報な最期を遂げた。
余談だが、Wやアクセルの装甲を融解させる程の高温よりも、更に高い高熱を操るはずの光のリアクターに焼かれたにも関わらず、遺体が炭化や蒸発したりはせず、外観で誰か解る程度に原型を遺して死亡していた。
「回収したメモリの中でもマグマが最も強力だった」との自己申告や、万堂がメモリ提供等で接触していた事実も考えると、「熱系・熱に強いメモリと相性が良かった」「リアクターメモリの使用者候補の1人だった」可能性が高い。
関連タグ
リアクター・ドーパント クラブ・ドーパント 大道克己 裏風都
出紋大騎:ガイアメモリに出会う以前は誰からもバカにされる凡人であるのを理解しつつ、自尊心だけが高い小物であったが、それに出会って以降幼稚な万能感を肥大化・爆発させて増長した悪漢に成り下がると、ほぼ同一人物とも言える。ハッキリ言って光の未来のifと言っても過言ではない存在。