ポケモントレーナー(スマブラ)
すまぶらのぽけもんとれーなー
概要
『大乱闘スマッシュブラザーズX』および『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』に登場するファイター。
通り名はチャンピオンを目指す者。ファイター番号はポケモンごとに振られている（33・34・35）が、ファイター総数で数えた場合は1体としてカウントされているため、扱いが少々ややこしい。これには後にDLCで参戦したホムラ/ヒカリにも同じことが言える。
なお、『for』ではリザードンが単体のファイターとして参戦している。
桜井氏によると「本来は出す予定だったが3DSのマシンパワー不足で全く動かず、仕方なくリザードンのみを参戦させた」かららしい。
特徴
自分は直接戦わず、下必殺ワザ「ポケモンチェンジ」でゼニガメ・フシギソウ・リザードンを切り替えながら戦うという異色のファイター。
必殺ワザも各ポケモンごとに3つずつあるため、計9種類。
そのため多くのワザを持つが、その分各ポケモンを使いこなす必要がある。ある意味超上級者向けのキャラクターである。
例外として、最後の切りふだは3体共通で「さんみいったい」。
3体のポケモンが同時に攻撃し、「こうかはばつぐんだ!!」と原作を再現したかのように力の入ったメッセージが入る。
ワザの構成は、ゼニガメがハイドロポンプ、フシギソウがソーラービーム、リザードンがだいもんじ。
ちなみにメッセージのデザインは当時の最新作に準拠（『X』では『ダイヤモンド・パール』、『SP』では『サン・ムーン』）。
経緯
大乱闘スマッシュブラザーズX
『X』では蓄積ダメージとは別にスタミナが設定されており、同じポケモンを使い続けると疲れてしまう。
また、同作ではタイプ相性による補正もあるのだが、ミラーマッチ以外でもポケモントレーナー側にだけ適用されてしまう上、他のファイターでダメージを与えるみずタイプ・くさタイプのワザを持つのはゼニガメかフシギソウをコピーしたカービィだけのため、むしろほのおタイプだらけのせいでフシギソウが逆風を受けただけのものだった。
以上の点から非常にストレスの溜まるファイターで、あっという間に見向きもされなくなり、キャラランクも下位が定位置であった。特にフシギソウは単体としては最弱レベルと言われるほどだった。
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL
ゼニガメ・フシギソウと共に復活し、リザードンもポケモントレーナーの手持ちポケモンに戻った。
いくつか仕様変更がかけられたが、中でもスタミナが廃止され、同じポケモンを使い続けていてもデメリットがなくなったことは大きい。存在意義が無かったタイプ相性の補正も削除された。
上記に加えてお荷物担当とまで呼ばれたフシギソウの性能も劇的に改善され、一転して強キャラの評価を得ている。
なお、5人以上の対戦か「作ったステージ」の場合、画面上にトレーナーは表示されず声だけが聞こえ、交代時などは画面手前からモンスターボールが投げられる。
その他
モデル・カラーバリエーション
モデルとなったのは『ファイアレッド・リーフグリーン』の主人公。
『X』では男の子トレーナーのみ登場。
3Pカラー（緑チームカラー）では『エメラルド』の主人公たちにそっくりな配色になる。
『SP』では女の子トレーナーが追加され、男女のどちらかを選ぶ事が可能になった。モーションも男女によって異なる。
ちなみにこの2人は、原作『FRLG』では主人公として選ばなかった方が一切登場しない仕様のため、プレイヤー同士の対戦でもない限り出会う事がなかった。
それぞれのカラーバリエーションもポケモンシリーズの歴代主人公をモチーフとしたものに一新されている。
なお、ポケモン側の色は『for』のリザードンに合わせているため、トレーナー側とは全く異なる色合いになっている。
勝ちあがり乱闘「未来のチャンピオン」
原作におけるチャンピオンへの道を追体験するルート。
ROUND6では選ばなかった性別のトレーナーが登場する。
ボスがミュウツー→マスターハンドとの連戦（高ホンキ度でもクレイジーハンドは登場しない）であることを含め、ピカチュウのルートと似ているが、ステージがポケモンスタジアム系・ポケモンリーグ系のみ、アイテムが一切出ない、全試合1on1といった違いがある。
対戦結果表示画面
『スマブラ』のファイター達は（一部例外を除いて）負けた時に拍手して勝者を称えるのだが、『X』のポケモントレーナーは隣でポケモンが拍手する中、「めのまえがまっくらになった!」状態になっていた。
『SP』ではポケモンは映らず、トレーナーが1人で拍手するようになった。
また、3人以上でチームを組んで勝利した場合もトレーナーだけが出てくるが、セリフはそのままなのでシュール。
