当記事は「リュカ(MOTHER)」から分離・独立させています。
記事の肥大化を防ぐため、先方に当記事の内容を追加しないようお願い致します。
概要
第3作『大乱闘スマッシュブラザーズX』から参戦。
ファイター番号は37、通り名はタツマイリの少年。
声はLani Minellaが担当。
特徴
同シリーズ出身のネスと同様にPSIを使うが、通常ワザはごく一部を除いて全く異なる。
リーチは短いものの、PSIを使うワザは全体的に判定が強く、中距離での牽制が得意。
特に、上スマッシュ攻撃「PKスマッシュゲイザー」の破壊力は全ファイターの中でも上位を誇る。
一方で必殺ワザはネスとかなり似ており、自前の攻撃系PSIの再現が難しいのか、どれも原作では使えないものとなっている。『X』のフィギュア説明によると「クマトラから教わった」らしい。またダスターの影響か、攻撃モーションは蹴り技が多い。
ヒモヘビを使ったワイヤーつかみを持つが、このタイプの中ではリーチがかなり短い。その分、発生はやや早め。
また、ヒモヘビを伸ばしてワイヤー復帰ができるため、ネスほど「PKサンダー」に頼る必要がないのもうれしいところ。
必殺ワザ
- 通常必殺ワザ:PKフリーズ
ネスの「PKフラッシュ」と似ているが、こちらは氷属性という珍しいワザで、炸裂時に相手を凍らせる。
弾速が速く左右に大きく動かせる他、弾道が低く最大ためになるまでの時間も短い。ネスは『SP』を除いて最大ため時の高度が出した位置よりも低いため、ためすぎて不発になることがあったが、リュカは当初からその心配がない。
『SP』では横にふっとばすようになり、復帰阻止に使えるようになった。
- 横必殺ワザ:PKファイヤー
ネスのPKファイヤーとは全く異なるワザ。
地上でも空中でも真横に放つ。火柱は1回ヒットで、相手を拘束せずにふっとばす。
射程の短さに目をつむれば、比較的素直な性能の飛び道具。
- 上必殺ワザ:PKサンダー
弾速が遅い分小回りが利く他、途中で弾が相手に当たっても消えない。
前述の通り、リュカはワイヤー復帰が使えるため、復帰の安定感はネスよりも遥かに上。
ただし反射・吸収ワザ持ちに対してはやはり要注意。
体当たりは連続ヒットで、ネスのような強烈なふっとばしはないが、全段当てたときのダメージは30%以上。
- 下必殺ワザ:サイマグネット
ネスが中心に展開するのに対し、リュカは前方に展開する。また、解除した時に攻撃可能。(『SP』ではネスも攻撃可能。)
さりげなく回復量が多いのもポイントで、『for』まではなんと2.5倍だった(『SP』では2倍)。ただし30%の上限も同様にあるので、チャージショットを吸収して75%回復なんて芸当はさすがにできない。
『X』では前方のみならず後方もカバーできるなど完全な上位互換だったが、『for』からは後方の飛び道具を吸収するのが困難になっている。
- 最後の切りふだ:PKスターストーム
『X』ではネスと比べると一発当たりの攻撃力は劣るが、流星の数が多いため当てやすい。
『for』ではDLCということもあってか、性能・モーション共にネスと全く同じ。
『SP』ではリュカのいる場所に収束するように降らす。ダメージを稼ぎやすく、0%からの撃墜も狙いやすい。その代わり、『X』とは逆に流星の数が少なくなっている。
モーションも再びネスと差別化され、さりげなくエフェクトも『MOTHER3』仕様になっている。
発動中はクマトラとボニーが応援に来てくれる。この1人+1匹がドット絵から脱却したのは初めて。
変遷
『X』では最初から使用可能なキャラとして登場。
当時はNPCだった原作第3章までを踏まえたのか、弱気な表情をしていた。『亜空の使者』では、そんな彼が挫折を乗り越えて成長する姿が描かれている(後述)。
『for』では一時は不参戦となってしまったが、ネスのカスタマイズ必殺ワザとしてリュカの必殺ワザ全種が実装されている(しかも「PKフリーズ」は専用ボイス付き)ため、擬似的にリュカを再現する事は可能であった。
ファンからの参戦要望が高かった事が身を結び、2015年4月2日の『Nintendo Direct』でミュウツーに続いて追加コンテンツとして配信される事が決定、同年6月15日にロイ、リュウと共に配信された。
ピンチに陥っていたネスの元に駆け付け、彼を助けるという前作の『亜空の使者』の逆パターンとなる参戦ムービーは多くのファンを歓喜させた。
『亜空の使者』の影響か、はたまた原作第4章以降を踏まえたのか、前作から一転してなかなかの おとこまえになっている。
後から制作されたためか、本作から一部のモーションがネスと同じものに変わっている。
『SP』ではネスと同様、必殺ワザに原作シリーズ風のエフェクトが追加。
Ver.2.0.0で上強攻撃、下空中攻撃、つかみ攻撃に電撃属性が付与された。
また、今までは目をつむっていたスマッシュ攻撃などでの表情が勇ましくなったり、待機モーションの1つである「臆病な表情で目の前をポカポカ殴る」という動作からネスの待機モーションに近い物に変更されるなど、より勇敢なイメージが強くなっている。
その他
カラーバリエーション
『X』ではほぼオリジナルだが、2Pカラーのみ双子の兄クラウスを再現した配色になっている。
『SP』では大幅に刷新され、仮面の男やダスターをイメージした物などが新たに追加された。
ネスのどせいさんシャツとお揃いなボニーや「ドラゴのこども」が描かれたシャツも(前者は色も「イヌてきな おにいさん」寄り)。
亜空の使者
荒廃した動物園で、ポーキーの操るキングのぞうと遭遇して逃走。追い詰められたところをネスに助けられ、2人でポーキーを撃破する。
しかし、その後ワリオが放ったダークキャノンによってネスが自分の身代わりとなってフィギュアに戻され、気弱なリュカはネスを見捨てて逃げ出してしまった。
動物園を彷徨っていたリュカはポケモントレーナーと出会い、行動を共にすることになる。
遺跡で遭遇したワリオを撃破するも、ネスはすでに他人にさらわれており、その場にはいなかった。徒労に終わったと落ち込みつつも、改めて遺跡内部に向かう。
その後、地上から落ちてきたガレオムにポケモントレーナー共々捕えられ、亜空間爆弾で道連れされそうになる。PKサンダーでガレオムの腕を破壊するも、亜空間爆弾の拡大は進み、後がない状況に陥ったが、メタナイトに救出されて間一髪のところで脱出。互いに助け合ったポケモントレーナーと握手を交えた。
そして他のファイター共々亜空間に突入するがOFF波動により全滅、その結果結局またネスに救われてしまう(他のファイターの可能性もあるが)と言うファイターたちの中でもあまり報われない立ち位置だった。
勝ちあがり乱闘「魔力、神力、超能力!!」
超能力などを使うファイターたちと戦っていく。
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ネス:ベースとなったファイター