当記事は「ディディーコング」から分離・独立させています。
記事の肥大化を防ぐため、先方に当記事の内容を追加しないようお願い致します。
概要
第3作『大乱闘スマッシュブラザーズX』から参戦。
ファイター番号は36、通り名は南国の軽業師。
声はドンキーコングと同じくSEで、現実におけるチンパンジーの鳴き声を採用している。
イラストにするとこんな感じ。だいたいあってる。
特徴
アクロバティックな動きが持ち味なスピードファイター。
全体的にワザの出が早く、スキも短い。特に上スマッシュ攻撃の発生は全ファイター中最速を誇る5F。
機動力も総じて高いが、空中スピードだけは低く設定されている。
一方で必殺ワザは「バナナのかわ」を筆頭に、クセが強いものが揃っている。
これらをいかに使いこなせるかが勝利のカギを握る。
必殺ワザ
- 通常必殺ワザ:ピーナッツ・ポップガン
ポップガンからピーナッツを発射。
ためた時間に応じて軌道が変化。ほとんどためないと山なりに、音が高くなった後だと真横に飛ばす。音が高くなる前に限りシールドキャンセル可能。
意外にもアイテム扱いのため、相手に取られてしまう可能性がある。
ためすぎるとポップガンが暴発して黒焦げになってしまう。『X』では膨大なスキを晒すだけだったが、『for』以降ではこの瞬間に強烈な攻撃判定が出る。
キャンセル可能な時間、暴発するまでの時間は後の作品になるほど短い。
『X』ではピーナッツが落ちることがあり、食べることで蓄積ダメージを回復できた。
- 横必殺ワザ:モンキーフリップ
宙返りしながらとびかかる。はじき入力で移動距離が若干のびる。
相手に触れるとつかみ、この間に攻撃ボタン or 必殺ワザボタンを押すと叩いて後ジャンプ、上方向への入力で踏みつけて大ジャンプをする。
また、つかむ前に攻撃ボタン or 必殺ワザボタンを押すとキックを繰り出す。
ボタンでの攻撃をすると、「着地」「ガケつかまり」「被ダメージ」のいずれかになるまですべての必殺ワザが出せなくなってしまうため、復帰の際は要注意。踏みつけ攻撃なら制限がなく、さらにこのワザをもう一回使えるようになる。
『for』以降ではつかんでいる間、自動でひっかき攻撃を繰り出すようになった。
- 上必殺ワザ:バレルジェット
背中に付けたバレルジェットを利用して飛ぶ。ためるほど飛距離がのびる。
地形にぶつかると爆発で周囲の相手をふっとばすが、ディディーコングも5%の反動ダメージを受ける。
『X』ではためている間に左右入力で軌道を少しずつ変えられるが、途中での方向転換はできなかった。
『for』以降では素早く軌道を変えられ、飛んでいる間もかなり自由に移動できる。しかし、『SP』ではためられる時間が激減し、上方向への復帰距離をほとんど稼げなくなっている。
- 下必殺ワザ:バナナのかわ
アイテム「バナナのかわ」を後ろに放り投げる。
仕様はランダムで生成されたものと同じ(例:『SP』では3回地面に着くか、2回当たると消滅する)。
つまり、ディディーコングはルールを問わず自由にこのアイテムを出せるということでもある。
このバナナのかわを生かした立ち回りがディディーコングの面白みであり、また難しい点でもある。
- 最後の切りふだ(X・for):バレルジェットパニック
バレルジェットで飛び回りながらピーナッツを乱射する。
ピーナッツはディディーの向きとは逆の方向に飛ぶ(例えば上向きなら下に飛ぶ)。
- 最後の切りふだ(SP):ハイパーバレルジェット
画面内を縦横無尽に飛び回った後、一番多くのダメージを与えたファイターに対して突進を仕掛ける。
非常に回避が難しく、特に相手が1人しかいない状態で猛威を振るう。
変遷
『X』では「バナナのかわ」が相手に当てても消えない仕様だった上に、ディディー自身が一度に2本まで出せたため、「アイテムなし」のルール下においても、絶え間なくバナナを当て続ける永久パターンが使えた。この永久は「バナナ連」と呼ばれ、アイスクライマーやデデデの永久投げ連と並んで問題視された。
それでもなお遥か上には遠く及ばないのが実情だったが…
『for』では「バナナのかわ」が1回当てただけで消えるようになったため、「バナナ連」が封印された。また、一度に出せる数も1本に減っている。
一方でより動きのしなやかさが追求され、手足がゴムのようによく伸びるようになった。
しかし、『for』のディディーで恐ろしいのはコンボ性やダウン連である。
下強攻撃始動で撃墜まで可能なコンボ性能、「バナナのかわ」で転ばせると確定で投げやスマッシュ攻撃が通る、近づかれてしまえばダメージを簡単に稼がれて撃墜……
この驚異的なコンボ性や突破力で最強キャラの一角と言われており、特にアップデート(Ver.1.0.6、Ver.1.0.8)で弱体化されるまでは一強と呼ばれるほどだった。
『SP』も続投したが前作で暴れすぎたせいか弱体化傾向。
弱攻撃3が横蹴りの「サイドキック」に変更され、百裂攻撃が削除。
さらに下強・上強・空上・空前の持続・下スマのリーチ短縮、ふっとばし力低下に加え、システムの影響で高%での上投げ始動のコンボが出来なくなる。他には下必殺ワザ「バナナのかわ」を高く投げるようになるので拾いにくくなり、横必殺ワザ、上必殺ワザ共に移動距離短縮したせいで復帰力も弱体化してしまい、前作のような強キャラから降りることになった。
しかし上位の立ち位置はそのままで空中戦の強さとコンボ性は今回も健在で、新しいコンボや立ち回りも開拓されている。単なる弱体化に留まらない、可能性を秘めたファイターに生まれ変わったと言えるだろう。
アドベンチャー・一人用モード
亜空の使者
ストーリー序盤からかなりの頻度で登場。
ジャングルからバナナを盗みとったクッパ軍団を、ドンキーコングとのコンビネーションを魅せながら撃退。親玉であるクッパまで倒したかに思われたが、それは影虫で作られた偽物であり、隙をついて本物に狙われてしまうが、ドンキーコングに庇われ難を逃れる。
吹き飛ばされた先の湖でレックウザに襲われるが、フォックスによって助け出され共闘。レックウザ撃退後、戦艦ハルバードを追おうとするフォックスを無理やり引っ張り、ドンキーコング救出の手伝いをさせる。
その後、湿地にてクッパからの奇襲を受けフィギュア化。フィギュア化自体は、直後にフォックスによって解放されるものの、影虫に情報をコピーされジャイアントディディーコングを生み出してしまう。合流したファルコと共に、これを迎え撃つこととなる。
しばらくはフォックス、ファルコとの3人旅をすることとなるが、ドンキーコングを発見したことでフォックス・ファルコとは別れ、2人のキャプテンと復活したドンキーコングと共にエインシャント島へと乗り込む。
エインシャント島で、サムス・ピカチュウコンビとロボットと合流。ファルコンフライヤーでエインシャント島から脱出した後はマリオ組やハルバード奪還組と合流する。
勝ちあがり乱闘「バディーコング」
ROUND | 敵 | 味方 |
---|---|---|
1 | クッパ、クッパJr. | マリオ |
2 | リドリー(メタリドリー)、ダークサムス | ゼロスーツサムス |
3 | ガノンドロフ | ゼルダ |
4 | ミュウツー | ポケモントレーナー |
5 | デデデ、メタナイト | カービィ |
6 | キングクルール | ドンキーコング |
BOSS | マスターハンド&クレイジーハンド | ドンキーコング |
各作品の味方側ファイターと一緒に、宿敵やライバルと戦っていく。
恐らく原作シリーズにおいて2人1組で行動することが由来と思われる。
余談
『スマブラ』のファイターたちは(一部例外を除いて)負けた時に拍手して勝者を称えるのだが、『X』のディディーコングは拍手せず、帽子を脱いで頭を掻いていた。
『for』以降では普通に拍手するようになっている。拍手のしかたはドンキーコングのものに似ている。
当初はディクシーコングとペアで参戦する予定で、タッチで2人を入れ替えるキャラクターになる予定だったが、色々と難しかったため単独での参戦となったらしい。
実はスマブラファイターとしては初の海外産のキャラクターであり、『for』までは唯一の海外産のファイターであった。
関連動画
関連タグ
ポケモントレーナー(33.ゼニガメ / 34.フシギソウ / 35.リザードン) → 36.ディディーコング → 37.リュカ