概要
2001年2月4日生まれ。神奈川県横浜市出身。(これに関連して、かつて相鉄線ユーザーであったことをTwitter上で言及している。)
弟が一人おり、「春名柊夜」の名前で俳優活動を行っていた。
桐朋学園芸術短期大学在学。
元々はジュニアモデル・子役として活動していた。
現在は女優・タレント活動に加え、2012年ごろからは声優活動も行なっている。
子役時代はクレヨン、スマイルモンキー所属であった。2015年にタレント中心のワタナベエンターテインメントに所属となる。その後、声優中心の事務所であるプロダクション・エースを経て、2020年に再びタレント中心のフリップアップに移籍。プロダクション・エースには「声のみ預かり」という形で引き続き所属している。
苗字と名前を組み合わせた「はるかぜちゃん」の愛称で知られる。
後述する通り、子役時代から現代社会の影を問題として取り上げる発言を続けバッシングやいじめなどに遭ってきたが、自らの辛い経験を糧としていじめに関連する執筆本やニュース番組の論客として活躍している。
テレビ出演が増え始めた頃は後述の「どんな状況でもすぐ泣ける」という特技を生かしタレント活動が多かった。2021年現在は舞台女優を中心として活動しており、声優業では海外作品の吹き替えやナレーションの仕事を主としている。
人物
漫画やアニメが好きで自宅には1000冊近く漫画があり、好きな作品は「少女革命ウテナ」・「ひぐらしのなく頃に」・「ローゼンメイデン」と言及している。
天上ウテナや古手梨花の影響を受けて一人称は「ぼく」や「僕」を使用している。ただし、一部のインタビューなどでは「私/わたし」という表記も見られる。
「みつばちマーヤの大冒険」のインタビューにて「声優を本業にしたいですね」と明かし、「この人はこの役だよね、とみんなが思ってくれるような役が欲しいと思います」と将来への意気込みを語っている。
2020年5月にTwitterを「卒業」すると発表。しかし、同年7月からツイートを再開している。また、2016年にも一度ツイートの停止とブログへの意向を表明していた。
主な出演
声優業
舞台
- 演劇グループキコqui-co.主催各舞台
- 劇団ことのはbox主催各舞台
- 劇団チームジャックちゃんプロデュース主催各舞台
- 朗読劇潮騒の祈り〜ピアノの即興演奏とともに贈る、母と娘、海と命の物語〜(2011年)
- 水島裕プロデュースvol.5「笑う朗読」(2017年)
ニュース番組
執筆本
発言等々
子役時代から自身のブログやTwitter上にて、社会問題、特にメディア表現に関する矛盾や問題点を指摘したことで多くの支持者を獲得した。
特に東京都青少年健全育成条例への批判やグラビアアイドルのうしじまいい肉などとの交流を通じて女性軽視の人権問題に敏感な考えを形成してきた。※1
しかし、年齢相応の考え方ではない※2という(時に、嫉妬ややっかみを含む)指摘、思想や論理への批判が度を超えて寄せられ、ついにはアンチによる過剰な攻撃により春名本人も遺書を書く、自作自演疑惑(春名本人ではなく、春名の母によるものと見られる)を湧き起こすなど精神的に追い詰められていった。
とくに、後述する名誉毀損に対する訴訟に関連した一連の騒動については、本人もインタビューなどで家族ともども精神的・経済的に辛い思いをしたと言及している。
ツイートやブログ記事では、いわゆる「煽り」や炎上商法的な表現を本人側も利用していた節が見られ、これがさらに大きな批判を生んだともいえる。
ただ、10代後半にもなると多様な意見を受け止めてきた春名の経験に共感する劇団や声優などが声をかけて仕事も多く舞い込んで来ており、ニュース番組の論客として意見発信するなど着実にキャリアを積み重ねている。
また、本人のツイートに関しても、以前ほど他者の発言やニュースに過剰に反応したり、ネット論客同士でのやりとりを表立ってすることは無くなっている。
以下、事案となった話題を最低限の情報に抑えて箇条書きするが加筆修正する際は春名本人の人権を尊重するよう注意されたい。
- 東京都青少年健全育成条例への批判発言
- TBSテレビのバラエティーひみつの嵐ちゃん!の出演者批判
- 朝日新聞のいじめ特集記事《いじめている君へ》執筆と同時期に批判意見を封殺
- 赤い羽根共同募金への寄付金疑惑
- 過去ツイートの削除
- 批判ハッシュタグの自作自演疑惑
- 生理痛への学校対応を批判した自作自演疑惑
※1 しかし、これらのことに関連して芸名が似通っているグラビアアイドルのはるかぜ.(現在の芸名は青井春、太田プロ所属)の存在を問題視しており、相手方のブログに風評被害が発生していた。
※2 本人は、3歳から母親に買い与えられた携帯電話でブログを執筆(運営は当時の所属事務所)、9歳からTwitterを利用していると主張している。ただし当時の文体やその変遷から3歳がブログを執筆しているとは考えにくいという指摘がある上、9歳での利用はTwitterの規約違反(Twitterは13歳未満のアカウント作成・利用を禁止している)となるため、本人の主張通りであれば疑問が残る。
名誉棄損訴訟
誹謗中傷が増長した末、ついに春名側が訴訟を起こし、示談金による和解が成立した。
「春名風花の両親自体が失敗作」
Twitter上に書き込まれた上記投稿に対し、春名は「両親への人権侵害」と判断して2018年11月にツイッター社を相手に発信者のIPアドレス開示を求める仮処分を東京地裁に求めた。しかし、翌月にIPアドレスが開示されたものの、投稿者が4社のプロバイダーを経由して中傷投稿していた事実が発覚。
投稿者の判明まで1年以上かかり、春名側が265万円の損害賠償を求めて提訴したのは2020年1月のことだった。そして同年7月、横浜地裁は被告側が春名側に示談金計315万4000円を支払う内容で刑事告訴を取り下げる和解が成立した。ちなみに、春名は裁判で必要な弁護士費用を捻出するためアルバイトで100万円近くを貯めたという。