概要
アメリカの同様の活動をモデルとしてGHQの指令で1947年から始まった活動で、都道府県単位で組織された共同募金会によって行われて、都道府県ごとの社会福祉協議会の支援の為に使われる。
アメリカの組織は純民間であるが、日本では暫定的に自治体によって行われ現在でも純民間団体は設立できていない。
この結果当初から自治会による強制献金が問題となっており、これに対する反感が結果的に募金率の低下を招いている。強制でない自主的な募金文化を根付かせることが課題となっている。
年末には歳末たすけあい募金や海外たすけあい募金が風物詩となっている。
2012〜2018年には初音ミクがポスターに採用されており、それ以降もタイアップイベント・イラストコンテストを行っていて、pixivにおける作品の多くが初音ミクコラボに関連するものである。
そのほか、バンドリ、鬼滅の刃、僕のヒーローアカデミアなど多くのアニメ作品や、各地のスポーツチームなどもタイアップを行っている。
疑惑
独自に募金を実施している赤い羽根福祉基金が仁藤夢乃が代表理事を務める一般社団法人Colaboに多額の助成金を送り込んでいたが、Colaboの活動がまともに行われていない疑惑に加え、それまでColaboが発表していた会計関連の資料と齟齬があり、不正会計が行われている疑惑が追加で生じた(参照pdf2018年度)。
その他にも
- ColaboおよびColaboと協力関係にある少数の若年女性支援団体に対して他の支援先に比べて極端に高額な助成金を送っており、配分の偏りが身内優遇なのではないかと指摘される。
- ある支援先では20人の利用者に対して840万円、また別の支援先では50人の利用者に対して2300万円の化粧品(一人当たり約42万円/46万円。高品質のデパコスを一式そろえても余裕ある金額)の配布を行ったとする異常な活動報告があり、募金の適切な運用がされているかのチェック体制が機能していないと疑われる。(そしてSNS上の指摘の直後にサイレント修正を行う不誠実な対応も炎上を大きくしている)
- 共同募金会幹部が属する別組織へ多額の助成金を送りつつ、同組織からの多額の寄付を受けていることからマネーロンダリングが疑われる
……などなど、様々な疑惑が浮上している。
colaboが不正会計疑惑で炎上している2023年の1月に発覚した事からネット上で注目が集まり、赤い羽根共同募金側も声明を発表している(参照)。
2023年1月13日、JR貨物は中央共同募金会との共同企画として1月12日から実施する予定だった「赤い羽根共同募金ラッピング機関車」の運転を、一時中止を発表(参照記事)。
関連項目
お銀(『ガールズ&パンツァー』の登場人物。作中で、当募金でもらえる赤い羽を身に着けている)