概要
PocketMirrorとは謎解きゴシックホラーADVの海外製フリーホラーゲーム
本作はIbや魔女の家のような日本のRPGツクールゲームにインスピレーションを得て作成された
海外のゲーム開発チーム「Astral Shift」(アストラル シフト)のPocket Mirror team
によって作られた。日本のフリーゲームからインスパイアされた海外の作品で海外のツクール製
ゲームが日本語訳されるのはかなり珍しい
2014年の1月にRPGMaker.netで作品ページが公開され、その後2月に英語版のデモが公開された
(既に10,000回以上DLされている)
2015年の1月18日に日本語版のデモがふりーむ!にて公開されており2017年10月21日に日本語訳の完成版が公開された
制作者が
「Much like Ib and The Witch’s House it will feature many puzzles and a mysterious storyline!
(『Ib』や『魔女の家』によく似た、多くのパズルとミステリアスなストーリーが特徴です!)」
というようにの作品は日本のフリーゲームから多大な影響を受けていることが見て取れる
また、日本語版製作者ぬりかべ氏が2017年12月13日Twitterで
「説明文にはIbと魔女の家のようなRPGツクールゲーだけが挙げられているが、
実際中身を見てみればツクールゲーだけではなく、東方Project・RozenMaiden・魔法少女まどか☆マギカキングダムハーツ、そしてSound Horizonといったものに影響を受けているのだとわかってくる。」
というように探索中にU.N.オーエンは彼女なのか?がタイトルの楽譜がある
特徴は
・アニメーションムービーあり
・声優による演技
・クリア後のおまけ部屋など
・難聴者を支援する聴覚障害モード
エンディング数 3+1 バッドエンド数 2 (GAME OVERを除く)
開発期間は3年。(日本語翻訳版:3ヶ月+α)
また、日本語版の推奨年齢は15歳以上(高校生~)
必要ランタイムはRPGツクールVX Ace RTP
予想プレイ時間は6時間以上。
ゲーム内で流れるアニメーションムービーに書かれた英文字幕については、日本語訳が書かれたファイルを同包されている
プレイ中に手に入れられるPumpkin Charm(パンプキンチャーム)があり、クリア後のおまけ部屋はBad End以外のエンディングを迎えると、周回でニューゲーム開始時、クリア特典として消費することで開放できるやりこみ要素もある
ネタバレを多く含むため、エンディングを全て見た後の閲覧がお勧め
あらすじ
Keep your memories close to your heart. (想い出は心のそばに)
主人公は、記憶をなくした一人の少女。
唯一自分のものだとわかった金色の手鏡(ポケットミラー)を片手に、
自分の記憶と名前を探すため、不思議な世界を進んでいく物語。
不思議な世界をさまよう中、少女はいろいろなものを目の当たりにします。
奇妙な人形、おかしなかぼちゃ、何処かで見た景色、聞き覚えのある声。
そして主人公は自分が誰なのか少しずつ思い出していく…
はたして少女は自分の記憶を取り戻し、自分の名前を思い出せるのでしょうか?
(ふりーむ!より)
キャラクター
不思議な世界を進んでいく。裁縫が得意。
Egliette(エグリエッテ) - 人形の国の女王 -
人形の国の人形の女王。歩くごとに音が鳴る。Fletaの親友。
途中から声が聞こえなくなる。
Fleta(フレッタ) - 子供の国のお姫様 -
主人公と親友になろうと言っている。
Harpae(ハーパイ) - 穢れなき瞳の乙女 -
主人公を心配し、守ろうとする。
Lisette(りゼット)- 眠れる恐怖の乙女 -
主人公の鏡を壊し、殺そうとしている、
Enjel(エンジェル)- 翼をなくした天使 -
鏡を3回ノックすれば出てくる。主人公に会いたがっている。
主人公と自分は同じ人といっている。主人公をEnjelと呼んでいる。
???
名前が不明の少年。目も影で隠れている。キャラの過去を劇で教えてくれる。
原作者から
PocketMirrorは、Ibや魔女の家のような日本のRPGツクールゲームに
インスピレーションを得て作成されました。
時間をかけて作りあげたこの作品を、皆さんに届けることが出来てとても幸せです。
私達はこの作品を楽しく作らせていただきました。作り手の私たちと同じくらいに、
あなたにもPocketMirror を楽しんでもらえれば幸いです!
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外部リンク
海外製フリーゲーム『Pocket Mirror』の日本語版デモの登場に思う、国境を越えるフリーゲーム
この先ネタバレ注意
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ネタバレ
エンド(バッドエンドとゲームオーバーを除く)
- End no.???~Witching Hour
少年による人形劇。
少年は、Egliette、Fleta、Harpae、Lisseteは主人公の「愉快な分身」と呼び、主人公を「Miss goody two shoes(優しい偽善者さん)」と呼ぶ。
Enjelは、少年が主人公と遊ぶために作ってみた分身とのこと。
このことから、ファンの考察では多重人格でEnjel以外のキャラは主人公の人格と書いている。また、おまけ部屋で少年は契約は絶対守ると書いていることと、プレイ中にEliseと
少年が契約をしているような絵が出たことから、少年はEliseと契約をした悪魔と考えられる。
ちなみに主人公の弟が悪魔に似ているが、公式がそのことを否定している。
Enjelが登場した際、後ろの幕に書かれている言葉は「Fälschung(偽物)」。
- End no.1~Platinum
Enjelの前に、Platinum(プラチナ)- 眩き者 -
と名乗る主人公に似た女の子が出現。他のキャラクターと併せ、Enjelと一つになるような演出で〆る。
- End no.2~Dawn
Enjel消滅後、現実世界に戻る。その部屋にて、机の上を調べると
主人公の写真の隣にGoldia die Hulige(ゴルディア・ディ・ハイリガー)
と書いている何かの報告書が出て来る。
- End no.3~Little Goody Two Shoes
主人公の本名:Goldiaが明確に判明。母親がEliseであることも示される。
幼いGoldiaが赤い靴を拾い、Eliseが、この靴はGoldiaにはまだ大きいから取っておこうという場面で終わる。