空条仗世文
くうじょうじょせふみ
ジョジョリオン本編の大幅なネタバレが含まれるため注意
概要
コミックス11巻にて、作並カレラによって明かされた東方定助の本名であり過去の姿。
(画像左側)
戸籍情報によると、S市出身で、1991年、父:貞文と母:聖美との間に生まれたとのこと。
定助は、目や舌などが中央で縦に区切られたようになっており、非対称である。
その理由は、体の半分が吉良吉影でできているから。そのためか、笹目桜二郎からも「半分くらいあいつ(吉良)に似てる」と言われている。しかし本人に吉良としての記憶に実感がない以上、「ではもう片方は一体誰なのか」というのがジョジョリオン前半の中心となる謎であった。
そんな中で作並カレラと偶然出会い、その会話により判明した人物が空条仗世文という人物であった。
すなわち、埋められた二つの物を一つに融合する壁の目の現象により、仗世文が吉良と合体したのが彼の正体である。
カレラの写真から、左肩に星のアザがあるようだが現段階でジョースターの血筋との関係は不明。この世界線におけるジョセフ・ジョースターには兄弟がいた様だが…?
容姿は第4部主人公・東方仗助のようなリーゼントヘアーに、網目模様のセーターを着た青年。一方でリーゼントの側面の刈り具合は虹村億泰にも似ている。そしてセーターにはこれまた仗助と同じピースマークとハートの装飾が施されている。
名前は第2部の主人公・ジョセフ・ジョースター、第3部の主人公・空条承太郎、第4部の主人公・東方仗助を、それぞれ意識したものが使われている。回想の中でカレラが持っていた彼の携帯にラメられていたスペルも「josephmi」とよりジョセフを彷彿とさせる名前になっている。
また、奇しくもジョジョと呼べるような名前になっている。星のアザがある(ジョースター家の可能性が高い)ことを考えると、彼もまた本当にジョジョなのかもしれない。
余談だが、4部には仗助だけではなく、ジョセフと承太郎も登場している。もしかすると、荒木先生はそれを意識して、この3人のジョジョの名前を混ぜたのかもしれない。
幼少時から母親の空条聖美から育児放棄同然の扱いを受けており、夏の海水浴で仗世文が溺れた時も助け出すまで躊躇していた。その時瀕死の自分を助けてくれたのが吉良・ホリー・ジョースターおよびその息子たる吉良吉影である。
それから10数年後に吉影と再会し、吉影からホリーを助けるために「等価交換を起こす果実:ロカカカ」を大年寺山愛唱から奪う計画を聞く。仗世文は「あの時ホリーが助けてくれなければ今の自分は存在していない」と言い、計画に協力することになるが…。
名前の由来
最終回では仗世文の名前の由来が判明。
その由来とはなんとジョセフ・ジョースターの名前そのものである。
8部におけるジョセフ・ジョースターは祖母の東方理那と共に暮らす日本での生活で仗世文と書いてジョセフと読ませる和名を用いており、自分の所持品の下駄にもその名前を書いていた。ラヂオ・ガガ事件:ラヂオ・ガガ」のどさくさの中脱ぎ捨てられた仗世文の名前が書かれた下駄の一足を偶然拾った空条仗世文の祖父の提案で、ジョセフこと仗世文の名前はジョセフミに受け継がれることになった。
なお「ジョセフミの名前は拾った下駄に書かれていた文字からつけられた」という断片的な情報をペイズリー・パークの能力によってたまたま知った広瀬康穂は、「仗世文は下駄メーカーの名前かもね」と推測している。