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ラヂオ・ガガ

らぢおがが

『ジョジョの奇妙な冒険』第8部「ジョジョリオン」に登場する岩生物、または岩動物。
目次 [非表示]

ここから先は第8部のネタバレを含みます






























ガガ・・・ガガガ・・・

声ノ様ニトカジャアナイヨ    オレは アンタに  命令シテイルンダッ!!来イト言ッタラモット近クニ来イヨッ!!!


概要編集

ジョジョリオン」に登場する岩生物、もとい岩動物であり、作中の事件「ラヂオ・ガガ事件」の正体である。

作中では最終盤の109話・110話に登場し、ルーシー文くんジョースター家を繋げるきっかけとなった。


名前の元ネタはおそらく、荒木先生お気に入りのバンド「クイーン」の楽曲「レディオ・ガガ(RADIO GA GA)」から。ちなみにレディー・ガガの由来もこの曲による。


外見編集

外見はガードレールに擬態しており、ネジにあたる部分が目玉になっている奇妙な生物。

ガードレールの裏側と表側の隙間に口・・・と言うより捕食器官があり、ここで食事を行っているらしい。

裏側のガードレールに引っ付いているのか、それとも全てのガードレールが本体なのかは不明。


生態編集

この手の岩生物には珍しく知能がある。

その上、鉄板の振動で捕食する生物の鳴き声や声を擬態できる。それも言葉が話せるなどの単純なものではなく、「こっちに来い」などの言葉で獲物を誘ったり、別人のフリをして対象を騙したり、捕食した獲物をあえて生かしておくことでより多くの獲物を道連れにする・・・・などかなり知的。


主食は鳥類や動物、ガードレールに擬態し、近くの道路を通りかかった動物、または人間を前述の通り言葉で誘い、声の出所を探るため近づいてきたところを狙って一瞬で捕食する。それも別の車がすれ違ったタイミングを狙ってのため、側から見れば人間がいきなり消えたように錯覚してしまう。

確保した人間はガードレールの隙間で擦り潰して食べているようで、捕食シーンはジョジョトップクラスのグロさ。


作中にて編集

作中では109話に初登場、1941年に来日したルーシーがロカカカのことを調べるついでに立ち寄った「ラヂオ・ガガ事件」の現場で登場(と言うよりここにしかいないのだが)した。


手始めに運転手をいつもの手口で近付かせ、服を剥ぎ取ってから捕食。その後も同行していた文くんの声を真似ることでルーシーを呼び寄せ、服を引っ掛けて捕食寸前まで持ち込むのだが、続く110話では文くんの決死の救助で失敗。

逃げようとする二人を見越してなのか、なんとギリギリ死なない程度に生かしておいた運転手を放ち、道連れにさせようとする(この時の運転手はゾンビのようでかなりグロい)、そしてそれは見事成功し、運転手の腸や脊髄などを駆使して文くんを確保することに成功。


そのまま捕食寸前まで持ち込んだものの、文くんのスタンドが発現したことで一転、停めてあった車を動かされ、激突され崖から転落。そのまま消息不明になった。


正体編集

109話で突然登場し、読者に強烈なインパクトを残したラヂオ・ガガだが、その真の正体については謎が多い。


ルーシーはこの生物を「動物」であると断定し、「蛇」や「番犬」のようなものだと推測している。

また、文くんは硬くて乾燥しているとも説明しているので、一種の「岩動物」なのではないか、と劇中では仄めかされている。そして実際に岩動物であることが単行本にて判明したが、元々そこに住んでいたのか、はたまたルーシーが表現したように何者かの番犬のような存在だったのかは不明・・・


が、少なくともこの生物の近くにロカカカの実が隠されていたこと、そしてがいたことは確かである。


余談編集

ちなみにモチーフとなったかどうかは不明だが、現実では偶然ゲルマニウム「ラジオ」の条件を満たし「喋るガードレール」として有名になった秋田県の事例が存在する。

この場所はたびたびバラエティ番組で紹介されることもある。


また「ガードレールが物を挟み、人を襲う」というのにも元ネタと思しき事件が存在する。

2000年代初頭、ガードレールの継ぎ目やボルト部に謎の金属片が刺さってるという目撃情報が多発し、それが元で通行人がケガをする事例も発生した。

当初は悪質なイタズラ説などがささやかれたが、国土交通省の調査の結果、「ほぼ自動車の接触事故が原因」とする最終報告書が出された。

現在では車が接触しても金属片がはぎとられない加工が施されたガードレールが普及し、目撃例も減少している。


関連タグ編集

ジョジョの奇妙な冒険 ジョジョリオン

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