CV:白熊寛嗣
データ
役職 | 王国戦士長 |
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住居 | 王都 |
職業レベル | ファイター?lv、マーセナリー?lv、チャンピオン?lvなど |
誕生日 | 中土月21日 |
趣味 | 貯金 |
二つ名 | 王国最強の戦士 |
概要
リ・エスティーゼ王国戦士長。30代。
自ら鍛え上げた国王直属の精鋭を指揮し、王国最強を謳われて、近隣諸国にその名を轟かせる男。既にその力量は英雄に及ぶとも言われ、王国に伝わる五宝物全ての装備を認められている。
南方の血を引いており、この地域では珍しい黒髪黒目の持ち主(※)。
『六光連斬』を代表とする複数の武技を操り、究極の武技をも使いこなすという。
※アニメのデザインでは目は黒というより灰色。第二期からは瞳にハイライトが入り、優しげな印象になっている。
人物像
一介の平民から身を立てたため、平民を慮る想いが強く、自らを陥れる罠と知っていてなお、民のために危地に飛び込むなど、精神面でも優れた好漢である。
その分、貴族派閥に属する者達などからは疎まれている。
良くも悪くも武辺者であり、私生活も質素そのもの。
政治的に微妙な位置にいるにもかかわらず、自身の政治力がほぼ皆無である事を自覚していたのと、あくまでも私心なき王の剣であろうという考えを持っているため、宮廷での政治闘争とは一切関わりを持とうとせず、よって貴族位も与えられていなかった。
武力威圧によって、王国及び王派閥を支える『剣』としては大きく貢献していたものの、こういった姿勢と考え方から貴族達からは侮られがちだった上、腐敗した王国の滅亡を望むスレイン法国からも「王国の無為な延命に寄与する癌」と見做され、命を狙われていた。
大虐殺では、アインズからの勧誘を王への忠誠心を盾に蹴り、一騎打ちを申し込んで成立させる。
この選択はランポッサⅢ世への忠誠心のみならず、平民はすぐに裏切るという悪評で平民出身者が不利益を被る事を危惧した事と、敬意と好意を抱いてるアインズに対して、偽りの忠誠を誓う事は出来ない故のものでもあった。
また王の信頼が篤い自分が死ぬ事で、大敗北を喫した王に向けられる憎悪を少しでも和らげられれば、とも考えていた。
彼我の実力差を埋める事は出来ず、結果こそ一撃で葬られたと言っていいが、そこから得た情報をブレインとクライムに託す。
そのアインズとはカルネ村での一件以来、立場の違いこそあれど互いに好感を抱いており、最期まで敬意と尊敬を持った態度で接し続け、アインズもそんなガゼフの気持ちを汲んで、「嫌いではなかったぞ」との言葉を《真実の死(トゥルー・デス)》をかける寸前に贈り、それ以上の王国軍への追撃を取り止め、黒い仔山羊を引き上げさせた。
なお、ランポッサⅢ世はラキュースの蘇生魔法でガゼフの蘇生を試みたが、元より死を覚悟していたガゼフに、復活の意思は無かったため叶わなかった。
彼の存在は死してもなお、アインズの中で根強く残り続けている様で、書籍版13巻と14巻ではネイアやクライムの中に、ガゼフの面影を見ている描写がある。
なおWEB版では、アインズとの親交が書籍版よりも乏しかったのもあって、生存している。
しかしその代わりに黒い仔山羊の進軍が止まらず、書籍版では命からがら生還したレエブン侯が、死亡してしまっている。
強さ
実はガゼフ単体としては、英雄級には僅かに届いておらず、国内外で噂されている戦闘力は、五宝を全て身に付けたフル装備の状態での戦闘力を示したもの。
フル装備の状態では、素の状態では及ばないハムスケはおろか、元漆黒聖典のクレマンティーヌでさえ凌駕する強さを発揮する(しかし、クレマンティーヌは漆黒聖典に所属していた頃のフル装備を纏えばそのガゼフをも凌駕し、ハムスケも普段は玩具にしている死の宝珠を用いれば、形勢は逆転される)。
かつての徴兵を渋った事が原因で、敗北寸前に陥っていた王国軍の反攻作戦の中心となり、先代の帝国四騎士の二人をたった一人で討ち取って戦況を覆してみせて以来、非常に恐れられている。
五宝
ガゼフがその強さ故に、国王ランポッサIII世から直々に装備を許された、リ・エスティーゼ王国が誇る強大な力を有する、五つのマジックアイテム。
ただし、ナザリック基準では一部を除いて、大した価値を持ったアイテムでは無い。
- 不滅の護符(アミュレット・オブ・イモータル)
常にHPを回復し続ける、リジェネレーション効果を持つ。
- 守護の鎧(ガーディアン)
致命的な一打を回避する効果が付与された、アダマンタイト製の鎧。
単純な鎧としての性能も、転移後の世界基準であれば、最高硬度のアダマンタイト製故に超一級品。
- 活力の篭手(ガントレット・オブ・バイタリティ)
疲労を無効化する効果を持つ篭手。疲れないため、ずっと全力で戦い続ける事が可能。
- 剃刀の刃(レイザーエッジ)
各種防御効果を無視して、相手に直接ダメージを与えることが可能な名剣。
レベル60以下の相手の攻撃を問答無用で無効化する、アインズの《上位物理無効》すらこの剣の前では無意味で、マジックアイテムとしての効果だけならば、ナザリック基準でも平均以上の価値がある。
- 竜族の秘宝(仮称)
戦士としての限界を突破するとされる指輪。
元十三英雄兼蒼の薔薇の一員だった女性、リグリット・ベルスー・カウラウから与えられた物で、元はツアーがリグリットに預けていた竜族の秘宝。
転移後の世界独自の理から造られたとされ、ナザリック基準でも上位クラスに匹敵する逸品。
関連タグ
同作品のキャラ。『王国最強と謳われる騎士』、『王に絶対の忠誠を誓う懐刀』、『国の平和と民を愛する騎士の鑑』といった点が共通している。
しかしこちらはガゼフとは異なり、視野狭窄かつ猪突猛進で、平和と民のためなら自身のどんな行動も善に繋がると考える、狂信者じみた思想の持ち主。
自分を遥かに凌ぐ御仁。
良き好敵手。数年後にはどうなっているか分からない逸材。
目を掛けている期待の若手騎士。
竜族の秘宝を授けてくれた恩人。
座学と剣術を教えられた師匠。地獄の日々だったが、それがあったからこそ今の自分がいる。