概要
サークルを主宰するTKは1965年生まれ、愛知県出身。
かつては商業漫画家を目指していたが挫折し、同人活動に専念する。他に本業はない、いわゆるプロ同人である。
初期はLeaf作品やオリジナル作品などの同人誌を出してきた。オリジナル作品は全年齢向けだが、二次創作は18禁である。
作風
原作に囚われない大きな設定変更と、非常に陰鬱な展開が特徴。
C76で出した『けいおん!』の同人誌で、田井中律が「ありゃー…、唯とうとう死んじゃったのか…」と語るコマが2ちゃんねるで話題になったことで知名度を上げ、一躍有名なサークルとなる。
この同人誌では、平沢唯は天才歌手としてプロデビューするも、麻薬で逮捕された挙句に早世。秋山澪は唯の才能に嫉妬し、その逮捕を嘲笑いながら自堕落な生活を送るニート。中野梓は唯に続こうとするも芽が出ず、秋葉原で地下アイドルに転落という散々な設定が与えられている。田井中律は運送屋に就職し、唯や澪の現状を反面教師と捉え、「自分の才能の無さを自覚させてくれた」と感謝する始末。琴吹紬はイギリス人と結婚し海外転居しており、出番は最も少ない。
その後も3部作として『けいおん!』本を出し、その度に原作の雰囲気をぶち壊す展開が物議を醸したり、ネタにされたりしてきた。
また、『けいおん!』の作者、かきふらいをもじった「たこふらい」という異名も与えられた。
続いてC79で出された『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』本でも、高坂桐乃が市川海老蔵らが元ネタの男らに顔面をボコボコにされるなどの衝撃的な展開となった。
『ガールズ&パンツァー』本では、「硬式戦車道」という名の実質的な戦争を強いられる凄惨な内容が描かれ、『艦隊これくしょん』本(テートクの決断)でも史実の第二次世界大戦に則った展開で戦争の悲惨さを描写した。
このように原作レイプとも取れる設定が多いため、原作に愛着のある人ほどトラウマを植え付けられるかもしれない。しかし、展開自体はシリアスで完成度が高く、ストーリーとしては評価される傾向にある。
Pixivにおける蛸壷屋タグは、蛸壷屋の同人作品をパロディ化したものや、蛸壷屋の作風をまねたものにも用いられている。
蛸壷屋の毒牙にかかった作品
など