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プレクラスニーの編集履歴

2022-01-17 14:23:33 バージョン

プレクラスニー

ぷれくらすにー

プレクラスニーとは第104回天皇賞を(着順繰り上がりとはいえ)制した馬である。

概要

父・クリスタルパレスはジョッケクルブ賞を制し、引退後はフランスで種牡馬として供用。後に日本に輸入された。日本供用時代の活躍馬はプレクラスニーしか出なかったが、後にタニノギムレットの母の父となる。


戦績

馬齢表記は旧年齢を用いています

3~4歳時

デビューから2戦はダート1200m戦に出走するもダート、距離ともに不適の為凡走。3戦目の芝1800m戦で勝ち上がる。その後は条件戦を地道に使われながら成長を待つ事になる。


5歳時

半年の休養明けとなった東雲賞(ダート1800m)で最初で最後の2桁着順(10着)となったものの、それまで主戦騎手だった増沢末夫騎手の引退に伴い、晩春Sより江田照男騎手に乗り替わりとなる。重賞初挑戦となったエプソムカップを勝利、秋初戦の毎日王冠も制し、万全の態勢で第104回天皇賞を迎えることになる。


第104回天皇賞

主役は天皇賞春秋制覇を狙うメジロマックイーンだが、プレクラスニーも東京競馬場の芝1800mの重賞を連勝した実績を背景に3番人気で天皇賞に臨んだ。スタートからハナを切ったプレクラスニーだが最後の直線ではメジロマックイーンに6馬身離された2着で入線するが…


笑顔なき表彰台

進路妨害に伴うメジロマックイーンの18着への降着により、繰り上がりとはいえ第104回天皇賞馬となった。だが、経緯が経緯だけに表彰式中も関係者に歓喜の笑顔が浮かぶことはなかった。そして、この「繰り上がり」がプレクラスニーのその後の生涯に影を落とすことになる。


第104回天皇賞後

有馬記念に出走するもダイユウサクの4着に敗れ、その後は脚部不安を発症し引退。

通算15戦7勝、掲示板を外したのはダート1800mの東雲賞一度だけで芝の中距離戦では10戦7勝2着3回という無類の安定性を誇った。


引退後

種牡馬になるも「繰り上がりの天皇賞馬」という印象を拭う事は出来ず、需要はほとんどなかった。八大競走を制していたため晩年はJRAに引き取られて余生を送っていたが最期は放牧中に骨折し予後不良となった。


プレクラスニーの子たち

生涯残した産駒数は僅かに16頭、府中3歳ステークス(現・東京スポーツ杯2歳S)でゴッドスピードの4着に入ったストレラーが代表産駒である。しかし繁殖に上がった馬は1頭もいないのでプレクラスニーの血は断絶している。


関連項目

競馬 競走馬 種牡馬 天皇賞


関連タグ

89世代90世代91世代


フサイチパンドラ:2006年エリザベス女王杯の勝ち馬。彼女自身は2位入線だったが、1位入線のカワカミプリンセスが11位入線のヤマニンシュクルの進路妨害により降着となったため繰り上がり優勝となった。その後は札幌記念を制したほか、繁殖牝馬として三冠牝馬アーモンドアイを産むなどプレクラスニーとも対照的。

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