CV:大西沙織
人物
『ありふれた職業で世界最強』のヒロインの1人。
天職は治癒師。正統派+天然+スタンド+不憫(+ヤンデレストーカー+変態(後述))属性。
地球にいた頃には雫と共に学校で「二大女神」と言われ、男女問わず絶大な人気を誇っていた途轍もない美少女。
強い芯を持っており、決めたことに一直線で突き進む。
中学時代、見ず知らずの子供とおばあさんを助けるため不良に対して土下座するハジメを目撃。
力を持たないにも関わらず自分に出来る精一杯の手段で成すべきことを成したハジメを「一番強い人」と感じ、恋心を抱く。
同じ高校に進学後も告白には至らないものの、クラスで唯一自発的な接点を持とうとしていた。
しかし不真面目なオタクでありながら人気者の彼女に気に掛けられるハジメに対して一部の男子は嫉妬し、彼がいじめられる原因となっていた(異世界転移後も同様)。
ハジメ自身も香織が何故自分に構うのか判らず、イジメを誘発する存在として内心では迷惑がっていた(ただしハジメは香織のことを嫌っているわけではなく、後述の再会時には「借りがあるから」と救出に向かっている)。
とある昼休みにいつものようにハジメに声をかけている際、教室に残っていたクラスメイト達や教師と共に異世界召喚されてしまい、そのステータスなどから光輝達と前衛をつとめる事となった。
ホルアドに滞在し、オルクス大迷宮での特訓の前日、ハジメが消えてしまう悪夢を見たため、ハジメの泊まっている部屋に行き、彼を守ると約束する。
しかし、大迷宮内の罠により現れたモンスター、ベヒモスからハジメが単独でクラスメイト達を逃がすために戦い、崩壊した橋から落ちたところを目撃し、助けに行こうとするがこれ以上の戦力を失うのをよしとしない教官であるメルド団長の手刀で気絶してしまう。
その後、雫から慰められ、生きていると信じるハジメと再会するため、次は本当に守るために強くなる事を決意する。
この頃から、ハジメとユエがイチャついていたりするのを何故か感じては、自身の背後に般若を思わせるスタンド(?)が出るようになる。
4巻で魔人族に追い詰められた自分たちを遠藤の頼みで助けに来たハジメと再会するも、変わった容姿、性格に怯む。しかし、ユエの挑発と、ミュウとハジメの会話により、自分の好きな部分は変わってないと悟り、フラれるのを承知でハジメに告白した後、一行に加わる。
(この先、本編のネタバレを含むのでアニメ初見の方は閲覧注意)
その後はハジメ一行との実力差に苦しみつつも、強くなることを決意するが、6巻でクラスメートを裏切った中村恵里の策略によって檜山大介に殺される。
そのまま恵里の魔法で傀儡にされそうになるがハジメに阻止され、彼の魂魄魔法によって魂を固定されたために完全な死は免れた。ハジメは香織の魂を再生した彼女の体に戻そうとするも、強くなるためには自分の身体ではダメだと拒否。ハジメが倒した神の使徒「ノイント」の身体に魂を移す。以降は本編終了までノイントの身体で行動する。
本編後は元の姿に戻っているが、神の力と知識を身につけたユエによって、使徒の状態と元の状態を切り替えられるようになっている。
余談
公式スピンオフギャグ漫画『ありふれた日常で世界最強』では最もキャラが崩壊しており、
- 「疲れた時に(こっそり持ち出していた)ハジメの学生服の匂いを嗅いで「元気チャージ」する。」
※雫はドン引き
- 「変貌したハジメを右手の指の指紋と瞳の虹彩で判断する。」
※どちらも肉眼では普通判別できない。
- 「『ハジメくんの家の間取りから生活サイクル、休日の過ごし方まで。ムフフ本の隠し場所知ってる⁉お気に入りの巡回サイトは⁉』と豪語する」
※会話を聞いていたシアは「元の世界に帰ったら真っ先に自分の部屋をチェックした方がいいですよ」とハジメに忠告している。
- 「個人情報集めるのは得意だから…(背後に般若)」
- 「趣味を『好きな人のゴミ箱漁りと生活サイクル把握を少々!』と豪語する」
- 「イマジナリー南雲と会話。」
※ハジメ曰く『重症』
- 「雫の走馬灯に修正入れてくる」
(他にも日常の11話の扉絵ハジメの『昨年のクリスマスの思い出』のサンタコスの恰好が10話の扉絵の恰好になっている。小篇集にその時の詳細が載っている。)
後、顔が「おねだり」を3つ聞くと、1つ「お願い」を叶えてもらえる顔によくなる。
ノイントの体を手に入れてからは、人外の能力を得たこともあり、悪い意味で人間離れも進んでいる。
そのためか、『ありふれた日常』の4巻では、彼女を飛ばして雫が表紙を飾っており、もはやヒロイン扱いされていない(むしろUMA扱い?)節がある。
当初は『ありふれた日常』のみの設定と思われていたが、オーバーラップ5周年記念のメロンブックス限定特典冊子のショートストーリーで、実際に「こっそり所持しているハジメの衣類を『くんかくんか』」していた」ことが明らか(つまり、『くんかくんか』が原作に逆輸入されていた)になった。
さらに、ユエ、シア、ティオも同様のことをしており、後でハジメにばれて4人そろって追い回されている。
原作小説第4巻の書き下ろしでは、中学時代に制服を調べ上げて、ハジメのいる学校を特定したことが判明した。つまり、ストーカー属性は日常が連載される前から存在はしていた(今ではマジもんのストーカーであるが)。
さらに、後日談『ありふれたアフターストーリー』では、召喚された最初期にしれっと図書館でハジメにストーカー紛いのことをしていたことも明らかになるなど、さすがに『日常』ほどひどくはないものの、本編では隠していたが実はストーカーキャラだったという設定になりつつある。
また、スタンドの『般若』も、娘がいつの間にか母から受け継いでいた怒りの具現であることが判明している。
アニメ第1期最終話でハジメたちに合流し、さっそくユエとにらみ合いをしていたが、しっかり『般若』も登場している。
第2期第1話ではどさくさに紛れてハジメに股間ダイブしており、明らかにこの時点ですでに片鱗が見えている。
以上のように、正統派美少女かと思って蓋を開けたら、ヤンデレだったりストーカーだったり変態だったりの非常に灰汁の強い設定がある残念な美少女だった。しかし、どれだけキャラ崩壊しても、打算抜きで誰にでも優しく接する事が出来る心優しきの美少女である事に変わりは無い。灰汁の強い一面も、ハジメへの好意が大きい事への裏返しだと言えるだろう。
正統派だったり残念だったりして一直線に進む突撃娘。それが白崎香織の魅力なのだ。
関連タグ
アイズ・ヴァレンシュタイン・・・中の人が同じで、トップクラスの有名人ゆえに彼女に気に入られている主人公がやっかみを受ける原因となっている点も共通。なお、こちらは主人公に惚れられているため、香織とは立場が真逆。
鳶一折紙・・・あの手この手で主人公を射止めようと目論むストーカーヒロイン繋がり。こちらもストーリー中盤である事情から白い天使の姿になる(ネタバレ注意!)。
ハジカオ・・・南雲ハジメと白崎香織のCP。意外とファンが多くて、二次創作ではそれが顕著になっている。