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タニノギムレットの編集履歴

2022-02-12 02:05:57 バージョン

タニノギムレット

たにのぎむれっと

JRA所属の元競走馬・種牡馬。

名馬の肖像

『祝杯をこの手に』

過信と油断はなかったが

運もまたなかった。

悔しさが、無念が、怒りがつのる。

勝利の美酒をあびるのは

自分だったはず、と。


今日こそは酔おう。

感情を余すことなく

全力で芝に叩きつけよう。

すべてを出し尽くした先には

きっと祝杯が待っている。

【2017年日本ダービー


概要

タニノギムレットは1999年5月4日生まれ、父ブライアンズタイムタニノクリスタル。通算8戦5勝。松田国英厩舎。


2001年デビュー、2002年シンザン記念で重賞初制覇、アーリントンカップで圧勝、スプリングステークステレグノシスローエングリンを差し切り3連勝。

皐月賞でただ1頭後ろから追い込んできたが3着、NHKマイルカップ直線で何度も不利があり3着、日本ダービーで武豊騎手に史上初のダービー3勝をプレゼントしついにGⅠ初制覇。


2002年ダービーの2着は後の2年連続年度代表馬となるシンボリクリスエス、5着は後のダート王者ゴールドアリュール、6着も後のダート王者アドマイヤドン、7着にも後の重賞7勝馬バランスオブゲームという豪華メンバーだった。


春GⅠ3連戦の過酷なローテーションを耐え抜いて走りぬいたが、9月に故障し引退。種牡馬となる。


種牡馬としては64年ぶりの牝馬のダービー馬でGⅠ7勝を達成したウオッカ、重賞を3勝したスマイルジャックなどを輩出した。


カントリー牧場の救世主

タニノギムレットが生産されたカントリー牧場は多数のGⅠ勝利馬を輩出した名門牧場であったが、牧場規模に対して過剰な馬を抱え込んだことで牧草地の土地痩せを招き、1980年代に入るとかつての隆盛は見る影もないほど没落していた。1990年代に数々の改革に着手した結果、ようやく実を結び当牧場の生産馬として28年ぶりのGⅠ制覇を果たした馬がタニノギムレットであった。


引退後

現在は種牡馬も引退しヴェルサイユリゾートファームで功労馬として繫養されている。

老いた今もとにかく非常に元気で、興奮した拍子に牧柵を蹴り壊してしまうことが度々あり、牧場スタッフからは「牧柵破壊王」「柵破壊神」の異名をとっている。その破壊力たるや同牧場に繋養されているローズキングダムエタリオウがびびってしまうほど。

牧柵を破壊する名馬

またやった


馬のおやつとして定番であるリンゴ嫌いとして知られていたが、2021年の3月になって初めてリンゴを食べたことがヴェルサイユリゾートファームの動画にて報告された。

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