解説
かすかべ防衛隊とは、『クレヨンしんちゃん』に登場する春日部の愛と平和を守ることを目的とした組織である。発案者は野原しんのすけ。
活躍
主に春日部の人たちを助けているが、ちゃんと活動することはあまり無く普段はギャグ作品ゆえに無意識に大人を困らせてしまうことの方が多かったりする。しかし劇場版等では一転して春日部どころか世界各地をお助けすることとなる。ちなみに本拠地はよしなが先生の家。5人がふんばりどころや気合いを入れる場面で言い合う言葉は「かすかべ防衛隊、ファイヤー！」である。
初期の劇場版では野原一家の家族愛としんのすけとゲストキャラの活躍がメインだった為、序盤の日常パートなどチョイ役が多かったが、電撃!ブタのヒヅメ大作戦にてメインに抜擢された事を皮切りに劇場版での活躍が増え、それに伴い五人の友情をクローズアップした作品も増えていった。
隊長について
誰が隊長かは正確には決まっておらず、時折誰が隊長か揉めることがある。しかし、一度だけ町の交番のお巡りさんに隊長就任を依頼したことがある。この時の反対者は自身を隊長だと確信している風間のみであった。
なお発足当初では以下のような肩書であった。
- 風間→「リーダー」
- しんのすけ→「隊長」
- ネネ→「女王様」
- マサオ→「キャプテン」
- ボーちゃん→「ボス」
また、一度風間が「防衛隊手帳」なるものを作った際には、勝手に自身を隊長として記載していたり、お試し入隊したゲストキャラクターのザキヤマさんを交えた隊長選挙の投票結果でザキヤマから票を（いつもの5人はそれぞれ自分の名前を入れていた）得て、正式に隊長に抜擢された事もあるが、いずれも他のメンバーから認められなかったのか、以降の話では完全に無かったことにされている。
劇場版『嵐を呼ぶジャングル』では大人達がさらわれた無人島の探索の際に誰が隊長なのかを巡る口論の末、風間が「ジャングル隊長」、ネネが「セクシー隊長」、マサオが「サイバー隊長」、ボーちゃんが「ファミレス隊長」、しんのすけが「コンビニ隊長」になった。
その他にも「社長」や「筆頭株主」などの肩書きが「隊長」と併用されるケースもある。
なお劇中の行動からして、実質的なオピニオンリーダーはしんのすけ、隊の纏め役は風間くんの2人がそれぞれ担っている状態にある。
戦闘能力
基本的には5歳児・0歳児・犬がメンバーに加入しているが、その殆どの身体・戦闘能力は常人を遥かに超えている。そもそも、超人的と言っても良いほどに運動・身体能力が優れているしんのすけは元より、隊のメンバーたちは全員がしんのすけに追随できるほどの運動・身体能力を持っている。その上5人とも何やかんや言いつつ、大人でも音を上げるほどの過酷な環境を切り抜ける精神力を持っている。
メンバー
※名前の後の括弧内はメンバーのイメージカラー
過去の隊員・臨時メンバー
※ひまわりとシロは劇場版において防衛隊メンバーとして行動することがある。
その他
- 第8巻では、しんのすけ・マサオ・ボーちゃんの3人で「かすかべ赤パンダ隊」を名乗ったこともある。名前の元ネタは当然埼玉紅さそり隊。
- 劇場版『オラの花嫁』ではかすかべ防衛隊と映画オリジナルキャラクターのタミコ、未来のひろし、みさえ、ひまわり、しんのすけ以外の未来の防衛隊メンバーで「かすかべ最強防衛隊」を名乗ったこともある。
- pixivでは、成長したかすかべ防衛隊やひまわり.シロ.酢乙女あいと描かれているイラストも多い。
- 『B級グルメサバイバル』では解散の危機に陥るが…？
- しんのすけ以外のメンバーについてだが、なぜか父親がほとんど登場しない。ボーちゃんに至っては母親もろくに登場しない。
- アニメでは彼らに似たチンアナゴ、猿、猫、老人、オベンジャーズというどこかのアメコミヒーローの格好をした人間の腹部の平和を託されたヒーローも登場したことがあり性格や容姿も似ている。
- ゲーム「オラと博士の夏休み」にはしんちゃん以外の防衛隊メンバーにそっくりな子達が登場しており、しんのすけとアッソー防衛隊を組む。
関連イラスト
関連タグ
スーパー戦隊：同局作品で赤青黄桃緑の五色の主人公チーム繋がり。
少年探偵団：同じく子供だけで結成された集団で、これまた作品自体が長期に渡り展開されているため、知名度も同程度だろう。
