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SuperDepthの編集履歴

2022-03-01 09:24:04 バージョン

SuperDepth

すーぱーでぷす

海、空、果ては宇宙までもを舞台とする戦艦シューティング。

概要

同人サークルBio_100%」より1991年8月10日にMS-DOS(PC-98専用)版タイトルとしてリリースされた。

alty氏のインタビューによると、とある潜水艦撃沈シューティングの広告のイメージイラストが格好悪いのを気に入ってしまい、それのオマージュ絵をASCII-NET投稿したら、「ファミ通」にてクロスレビューを行なっていたTACOX(たこエックス)氏が突然本作用のロゴやグラフィックを送って来たのが起源である。

後に続編「Finalty」が製作されたが、こちらはグラディウスのような本格派横シューティングになっている。


1999年に入りWindows95向けのリメイクが進められていたが、HDDの故障に伴い開発が遅れる。更にはサーバー障害により公開ができなくなりお蔵入り。

2011年8月25日、AdobeFlash及びAndroid版がリリース。98版のベタ移植であった。


第1回フリーソフトウェア大賞アミューズメント部門受賞作品。


ゲームシステム

シューティングゲームではよくある4方向2ボタン。海及び空ステージでは横のみの移動。Z、Xはそれぞれ自機の左、右からの発射である。

画面下部のレーダーで、敵の動きがある程度把握できるようになっている。


アイテム

後述する「Hoot」を撃破するとパワーアップアイテムが出現する。入手すると自機が強化されるが、敵のスピードもより激しくなるというオートバランスシステムを搭載。


  • 青「Speed Up!」

自機の移動速度が最大5段階上がる。

  • 赤「Shot Max Up!」

球の数が2個増える。最大で16個保有可能。

  • 緑「Shot Power Up!」

海では爆雷の落下速度、空及び宇宙では弾の発射速度に加え敵機を貫通するようになる。

  • 紫「Shot Special!」

海では爆雷が正弦波を描きながら落下、空と宇宙では弾を3方向に発射できるようになる。

  • 水「Full Power!」

青3個、赤6個、緑、紫を網羅。

  • 黄「Flush Bomb!」

画面内の敵機と弾を一掃する

  • 白「Ship 1up!」

残機が一つ増える。Windows95版を除き、2つ残っている場合は出現しない。


ストーリー

西暦2011年、世界は核の炎に包まれた!


…のかどうかは知らないが、地球外からの攻撃により生物が棲むのに適さない環境となっていた。


しかし人類は生き残り、かつての日本の最南端の孤島の地下シェルターで細々と暮らしていた。

かつて比類なきバッタ屋として名を馳せた一人の老人を中心に、3人の若い男性、2人の若い女性、ネコ623匹、イヌ117匹、ミミズ1000匹、ヒツジ65536匹がおり、彼らは宇宙戦艦の建造に精を出していた。


数年後、遂にそれは完成した。老人はこの艦をかの巨大戦艦にあやかり「ヤマ卜(ヤマボク)」と名付ける。

ヤマ卜は旅に出る。第2の地球を探して――。


登場キャラクター

自機

  • Yamaboku ヤマ卜

主人公。地球に変わる第2の星を探すため建設された。


海ステージ

  • Tiddler

機雷を放つ潜水艦。50点。

  • Asthmatic

魚雷輸送艦。300点。

  • Coypu

魚のような形をした小型潜水艦。200点。

比較的浅い場所を左から右へ移動し機雷を放つ。

  • Wigwam

2周目と3周目に登場するドーム状の機体。500点。

海底を這い、魚雷を同時に4発発射する。


空ステージ

  • Eyewash

ヘリコプター。50点。

上空を漂い、垂直落下するミサイルを降らせる。

  • Spooky

爆撃機。200点。

横へまっすぐ進み、垂直落下するミサイルを降らせる。

  • Fratricide

輸送機。300点。

上から現われ、白い弾を降らせる。

  • Scourge

3周目のみに登場するツクシ型の敵機。500点。

横へまっすぐ進み、自爆で白い弾を5発降らせる、


宇宙ステージ

  • Mean

見た目がUFOみたいな機体。50点。

攻撃をしない。

  • Christie

中型の宇宙船。200点。

横へまっすぐ進み、白い弾をばらまく。

  • Poppy

球体。自爆して白い弾を2~4発ばらまく。

  • Rob

2周目と3周目に登場。サメのような見た目をしている。500点。

白い弾をばらまき、ヤマ卜に突進を試みる。


ボス

倒壊中も弾を当てると得点になるため、これを利用して点を稼いだ猛者もいるよう。


  • Eerie Core

1周目のボス。100点。破壊ボーナスは5000点。

左右の隅で上下に移動しながら、水平方向にレーザービームを4発発射。瀕死状態ではヤマ卜にゆっくり近付き、白い弾を1発ずつ発射する。

  • Lunatic Noddle

2周目のボス。200点。破壊ボーナスは5000点。

のような見た目で、頭に当てないとダメージが入らない。

上下移動中は炎を吐き、瀕死では左右に移動しながら灰色の弾をばらまく。

  • B.P.S.M.

3周目のボス(ラスボス)。200点。破壊ボーナスは1万点。

コアから追尾弾を発射する他、両腕を広げ2本のレーザーで攻撃を行なう。

弱点はコアだが、普段は両腕で防御をするためなかなか当たらない。

瀕死になるとレーザーを撃つのをやめ、両腕を広げ青い弾を主体に攻撃をする。


その他

  • Hoot

道中に登場する、マンボウのような機体。100点。

正弦波を大きく描きながら横へ移動する。撃破するとパワーアップアイテムを落とすが、同時に1つしか手に入らない。

  • Strayed Brain

クラゲのようで、中には脳味噌が入っている。

本編に登場しないのに、なぜかエンディングやAndroid版の説明書では登場する。


音楽

fin氏とCLAUDE氏(STUDIO☆FEMY)が担当。

ビープ音を疑似的に3チャンネルにして再生していた。


発表当時fin氏がシンセサイザーを7台も使ってアレンジしたバージョンをテープに録音して売っていた。その音源は公式サイトで聴けるようになっている。

また同サイトでは吹奏楽アレンジも配布されているので、聴き比べてみるのも良い。


スタッフ

ゲームデザイン - alty & tacox

キャラクターデザイン - tacox & alty

音楽・音響 - fin & CLAUDE(from STUDIO☆FEMY)

書体デザイン - tacox

グラフィック - tacox & alty

脚本 - tacox

プログラム - alty(PC-98)、Masaaki Okano(AdobeFlash)

著作権 - (C)1991 alty & tacox / Bio_100%


こぼれ話

  • 「Eerie Core」の中身は脳味噌のようで、続編「Finalty」はこれを倒した後の物語、いわば「幕間」である。
  • 「Lunatic Noddle」のようなボスは他のBio作品にも登場する(例:「Dragon Clipper」(metys's_Snow_Wars)、「にゃんにゃんどらごん(いぬ)」(NyaHaX'93)など)。
  • Windows版の宇宙ステージは「Finalty」のような横シューティングになる予定であった。

Pixivでは

艦これの大和と絡めた絵が存在する。

艦これDEPTH


こちらは雪風

ちょうしんかい


関連タグ

Bio_100% 同人ゲーム シューティングゲーム 戦艦

宇宙戦艦ヤマト - 話が似ているような…気のせいだろう。

Finalty - 続編。ヤマ卜より飛び立った戦闘機「Finalty(ファイナルティー)」が主人公。

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