「退かなければ―――…ここからは私がお相手致します…!」
「自分の重いところ ちゃんと受け止めようとしてるじゃない」
プロフィール
人物
護廷十三隊随一の妖艶美女、性格は豪放磊落、檜佐木修兵曰く、大人気(『カラブリ+』)『13BLADEs.』によれば、男性隊士からの人気は絶大とのこと。原作は金髪碧眼
趣味は昼寝、特技は日本舞踊。筍が嫌いなのはアクが強すぎて肌が荒れるから。
休日は暇な人間を見つけて飲みに行ったり、呉服屋に行ったりなどしている。
日本舞踊が好きで、死覇装以外に特注した着物を多数持っている。お金がかかるので飲みに行きたい時は誰かを誘って奢らせる。飲み会大好き。飲み友達は京楽春水と修兵。
おそらくBLEACH作中一の巨乳。胸元を大きく開けた死覇装を纏い、ネックレスをしている。
書類仕事はサボりがち。当然、隊長の日番谷冬獅郎に再三にわたって叱られているが馬耳東風。 気まぐれで我儘ながら、気さくで面倒見がいい姉御肌。
概要
市丸ギンとは、幼き頃に空腹で倒れているところを助けられて以来の仲。
彼と会うまで日にち数えられる生活してなかったとのことで、誕生日を知らない。
上記の誕生日は「…ならボクと会うた日が乱菊の誕生日や」と提案されて決定した。
命の恩人で幼馴染で同期な関係。彼の名前と目は変だと思っている。
日番谷冬獅郎とは、彼が流魂街に住んでいた頃に出会い、身内にも影響を及ぼしていたその強大な力を危惧。
「死神になりなさい」と忠告した。彼が三席のときは「冬獅郎」と呼んでいた。
仕事をサボったり、からかって怒らせたりするが、信頼を寄せている。
最低でも約20年ほど前から副隊長を務めているが、当時の隊長だった黒崎一心(当時は志波性)からは「隊長に向いてない」として階級も年齢も下の冬獅郎が次期隊長として推されていた。
当時は不真面目な上司である一心に振り回され年下の部下の日番谷からタメ口を叩かれ今とは違い周囲に振り回されがちだった。とはいえ、一心に仕事をさせたいのは自分の分を減らして遊びに行きたいからだったり、一心の仕事量を少しずつ増やしたりしていたが。
髪型は幼少期から一心失踪前まではショートヘア、尸魂界篇から破面篇はロングヘア、千年血戦篇はショートヘア、髪の分け目も変わっている。その10年後はロングヘアとなっている。
本編未登場だが『13BLADEs.』によれば卍解を修得している(辛くも卍解を奪われなかった乱菊、とある)。誤報の可能性もあるが、最終話前の日番谷の言葉を見ると修得してるのでは?とも思わせる。
斬魄刀
解号は「唸れ」
解放と同時に刀身が灰になる。灰は辺りに霧散し、柄を振ることで相手を斬る。
詳細は項目参照。
本編*
自隊の隊長・日番谷と幼馴染・ギンの戦闘に介入し、ギンの刀が雛森桃を突き刺すのを防いだ。命令に背いたことを日番谷に謝罪し、ギンに刀を退かないなら自分が相手をすると表明、ギンは刀を退きその場を後にした。
藍染惣右介の手紙から「市丸の狙いは朽木ルキアの処刑」だと判断した日番谷と中央地下議事堂を強硬突破、四十六室の全滅を知る。その場にいた吉良イヅルを追って応戦。虎徹勇音の天挺空羅で状況を知り双極の丘へ向かう。戦闘描写はないが、斬魄刀の相性、無傷の乱菊と、ひび割れた壁にもたれ座っている吉良を見るに乱菊優位に進んでいたと思われる。
ギンを捕まえて刀を向けるが、大虚の反膜によって取り逃がした。
藍染の反乱から一週間、反膜の光に包まれたギンを回想。
あんたのそういう処が嫌いなのよ「…バカみたい」と感傷的になっていたが、日番谷が現れて空気が変わった。直後、謝罪に来たが気まずく、言葉に詰まる吉良に微笑み「…食べてく?蕎麦饅頭」と声と掛けた。
破面襲撃に備えて現世に滞在するチームに「面白そうだから」と加入したがり、日番谷が仕方なく引率者となった。現世にいる間は、井上織姫の世話になった。
織姫の元気のなさに気づき理由を問う。理由を吐露、自己嫌悪に陥る織姫に「相手にぶつけた方が楽、逃げずに受け止めようとしてるだけ…あんた充分カッコいいのよ」と褒めて励ました。
また、彼女の料理を「見た目はアレだけど味は良かったわよ」と評し、歓喜させた。
曰く、誰も食べてくれないから自身の味覚に不安を抱いていたんだと。
空座決戦では、アヨンによって重症を負う。元四番隊・吉良の治療を受けるが、治療が終わっていない状態で、尸魂界に転送した本物の空座町に侵攻する藍染とギンを追って対峙。
藍染の許可を無視したギンによって藍染の前から引き離される。藍染に従っている理由をギンに問いただすが、質問に質問で返され、白伏で気絶させられた。
その後、瀕死の状態のギンを目の当たりにして慟哭。
戦いの終結から十日、何かを残していたらいつまでもそこから動けずにいた、前に進めるように何も残さなかった優しさに感謝し涙を流した。
ありがとうギン あたしはあんたのそういう処が―――好きだったんだわ
「乱菊のとられたものを取り返す」 ギンの真意を乱菊が知ることはなかった。
千年血戦篇、第二次尸魂界侵攻で日番谷と共にバズビーと交戦。日番谷が足止め中に蒼都に敗北。バズビーに霊圧が消えるほどの満身創痍に追い込まれた日番谷だったが、浦原喜助のおかげで卍解を取り返し、蒼都を氷柱に閉じ込めて勝利。乱菊を助けようとするがそこで力尽き、二人ともジゼルに生きたままゾンビ化された。その後、涅マユリのおかげで解除されたが、寿命は大幅に縮んだらしい。日番谷と同時に肉体保護瓶から出たが、乱菊は十年後まで登場しない。
小説版*
- 藍染達の反逆から四日後を書いた『BLEACH THE HONEY DISH RHAPSODY』
十番隊の貴賓室で織姫と雑談しながら死覇装の帯の結び方を教えたり、七緒が京楽を探して訪問、入れ違いで京楽がお裾分けに徳利最中を持参したり、修兵が持ってきたいい酒があると浮竹に勧めたりしていた。ルキアからの白玉ぜんざいを「あたしたちがいただいていいんですか」と浮竹に聞き、こんなにあるんだ!十三番隊には残りを持って行くよと返答されて、共にいた者たちと御馳走になるなど、和気藹々とした日常を過ごしていた。
堂々と職務をサボって日番谷をイラつかせてたが、あとで仕事する気ではいたようで、お前の分もやっておいたと言われて驚いていた。そして喜びのあまり抱きしめ、日番谷を窒息死させかけた。
徳利最中で酔った織姫を介抱し、修兵の手ごと白玉ぜんざいを口にいれたやちるを叱り、手を食われて狼狽える修兵から引き離したり、東仙を思い出して目を伏せた修兵に気付いて顔を覗き込んだり、面倒見の良い面も書かれている。
- 『破面篇』終結後を書いた『BLEACH The Death Save The Strawberry』
ギンと出会った地区は東流魂街六十二地区「花枯<かがらし>」
そこにギンの墓を建てたことが判明した。彼の行動は結果善であったが、その過程でおこなわれたことは紛れもなく悪であったと瀞霊廷内に建てることは許されなかった。
入院中の雛森に「藍染のことは許せないし、一生許すつもりもないわ。でもね、いっしょにいて楽しかったこともあったからそこは思い出にとっておくつもりよ。信頼を得るための演技だったとしても」と、七緒とは対照的にさらりと言っている。
- 恋次とルキアの結婚に至るまでを書いた『BLEACH WE DO knot ALWAYS LOVE YOU』
恋次とルキアの結婚報告会の飲食代は恋次でなく白哉が支払うと聞き、なら何を頼んでも大丈夫だと一番高いお酒を注文して、一角がそれを瓶ごとと付け足した。弓親はそんな二人に品が無いと言いながら自分も飲む準備をし、修兵に自分も飲むんじゃねーか!という顔で見られていた。
こういう時期だから式は挙げないと言う二人に「絶対に式は挙げなさいっ!!」「こんな時だからこそ挙げて欲しいの」と祈るような瞳で語りかけた。復興が進んだ知らせを聞けば嬉しいし明るいニュースだと思うも、元通りになっただけ。
本当に久しぶりに胸が湧き立つ気分になった、最高の気分にさせてくれた二人が式を挙げないなんて絶対許さない!と柔らかく微笑んだりと二人の結婚を心から祝福している。
式を挙げると聞くやその場で呉服屋に予約を入れるほどの着道楽。雛森が誘いに即乗り清音も食いつき、共に着物を買いに行くこととなった。主役のルキアも行きたがるも「朽木隊長が誂えて下さるから大人しくしてなさい」と言ってルキアを面映くさせた。
ちなみに副官室には二十数棹の箪笥があり、内一棹はついこの間、「着物が多すぎて仕舞い切れないから」と日番谷の部屋から使ってない箪笥を持っていったもの。
祝いの席だから酒を飲むと言う日番谷に「背が伸びなくなっちゃいますよぉ~?いつまで経っても大紅蓮氷輪丸イケメンエディションの時みたいになれませんよぉ~?」とからかう場面も。
ゾンビ化解除後は「隊長に言われてみんなが戦闘で破壊した霊王宮の破片が瀞霊廷に落ちても平気なように灰猫で砕いていた、地味に頑張ってた」と判明。
- 『BLEACH Can't Fear Your Own World』
藍染と東仙の会話で幼き頃「霊王の爪」を所持していたことが明かされた。(乱菊だと明言はされていない)「魂を大幅に奪ったにもかかわらず、死にもせず、その少女はいまだに死神の素質を持ち合わせたままだ。恐らくは「爪」程度とはいえ、少なからず影響を与えていたのだろう。死神の資質とは別に、何か失われた物があるのかもしれないが」と藍染は推測している。
余談*
バストサイズが話数を追うごとに青天井に上がっており、さらにどんどん柔らかそうな素晴らしい出来に仕上がっている。
現世に滞在中の斑目一角や綾瀬川弓親とのやりとり、雛森桃と吉良イヅルは苗字呼びしてるのに、二人と同期の阿散井恋次は名前呼びな事からか、破面篇の時期は、元十一番隊説が一部であった。
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