概要
主人公。旧城プロの時はデザインがなかったが、REになってポニテ青髪のイケメンのアバターを得て戦乱の世に降り立った。
本編においては、関ヶ原の戦いにて西軍(石田三成側)として参戦するも、開戦の合図を待たずして兜の強襲に合い、両軍壊滅。兜に殺されるのを待つのみという最悪の状況まで追い詰められたが、突然現れた城娘『柳川城』に命を救われ、後に千狐ら神娘とも出逢い、あちらこちらで被害をもたらす兜らと闘う事になる。
旧城プロでの殿は現代の自分たちという設定で非戦闘員であり、あくまで本城として設定した子を守るゲームであったが、本作では殿がこの本陣扱いとなって自ら戦場に立ち、戦う事ができる。当然ながら城娘並みの力などなく、倒せて小型兜くらいである。勿論倒されたら敗北する。ただ本陣(つまり殿)を強化する事がストーリーを進める事で出来るようになり、強化すれば、ある程度の敵のラッシュは耐えられるようになる。見事に人間をやめている
城娘(及び千狐ら)からの呼び名は「殿」。あるいは「ちゃん」や「どん」を付けて呼ばれる他、別ゲーの主人公と同じ呼び方をする子もいる。海外勢からは「あるじ」「王様」「総督」「王」とその国その国の最上位の存在への呼び名で呼ばれている。一方で『お前』『貴様』と一切名前で呼んでくれないツンな娘もいるが、殿は分け隔てなく接している。
柳川城城主である事や西軍に与していたことから、モデルは立花宗茂とされている。
性格
本編では一切喋らず「…」「…!」とだけあり、表情(とその後の千狐らの発言)から察するしかないが、基本的に部下思いで仁徳に厚く、困った人を助けずにはいられない正義感の強い武士といった性格である。そんな彼も男の子。胸の大きい城娘の胸を注視していたり、積極的に迫られると顔を赤くしたり恥ずかしがったりしている。それでも、モデルとなった人物もなんかのアニメの主人公かと思う程の人格者かつ武人であった事もあり、身も心も城娘に慕われて然るべきイケメンである。
……なのだが……。
親愛度イベントでの殿
親愛度イベントにて、城娘が気に入る回答を選択する事で、親愛度が上がる(より良いアイテム等が受け取れる)ボーナスが有ったのだが、ここで殿は乱心なされた。
間違った選択肢を選んだ場合、
- 城娘の実際の城主語りに水を差す
- 興亡の話において負けた事を強調する
- 同意を求められたところで容赦なく煽る
- 質問に質問で返す
…と、とにかく地雷を踏み抜く発言を乱発するのである。当然ながら城娘たちは怒り、蔑み、終いには涙している。
こうした傍若無人が原因か、イベントにて「沢山の城娘を囲って無慈悲に使い潰している男」なんて言われてしまった。言わんこっちゃない。
そうでなくても、兜らによる情報操作があったとはいえ、イベントで敵対することになる城娘からの最初の印象は洗脳されていなくてもかなり散々だったりする。特に久留米城とコンウィ城(とカーナーヴォン城)とは、必死に誤解を解く柳川城とかなり強烈な会話の応酬を繰り広げた。
小田原城に北条氏について語ってもらった後に「でも結局滅んだんだよね」というあまりの鬼畜解答には流石の小田原も心に致命傷を負った。
現在では修正されたが「もちろんだ」と答えるべきところを「もろちんだ」というセーフなのかアウトなのか分からない発言もしており、深志城(とプレイヤー)を酷く困惑させた。それ故か一部のプレイヤーから「もろちん」という愛称(?)をつけられている。
また、モデルを考えると知っているとおかしい事、関ヶ原時代の人間なのに近代的なものや横文字、スラングのような発言に対して全く疑問を持たない事(旧城プロ組の発言ではその様子が顕著)、特に関ヶ原からずっと後の出来事を知っていたりするなど、謎が多い人物である。
更に誰が描いたのか、薄い書物を布団の下に所有しており、城娘に見つかった挙句「破廉恥」と言われてしまっている。
一応正しい方の選択肢は本編の主人公らしく城娘に理解のある、器の大きい漢らしい選択肢にあふれているため、間違った選択肢だけを観て彼を判断すべきではないが、それを理解していても印象的、衝撃的な発言が間違った選択肢には多い。こうしたところも城プロの殿のひとつの魅力となっている…はず。
殿語録
※他にもあれば追記おねがいします
- 「もろちんだ」
いわずもがな
- 「でも結局滅んだんだよね」
小田原城の心を折った伝説の一言
- 「でも結局開城したんでしょ」
石山合戦で奮戦したことについて語られた後の一言。でも結局第二弾
- 「その後はどうなんだ?」
豊臣秀吉のサクセスストーリーについて語られた後の発言。あんた本当に西軍側なのか
- 「退屈そうだな…」
- 「歴史に『もしも』は禁物だ」
武田氏の運命の分岐点について語られた後の発言。確かにそうだがそこで水を差す度胸はすごいもの
- 「無駄死にだったんだな」
大坂夏の陣において真田信繁がおこなった決死の突撃の顛末を語った真田丸への一言。落涙を禁じ得ない
- 「派手に燃えたのか?」
御城の倉庫に入られ火をつけられた顛末を語った多賀城への発言。
- 「よく燃えたのか?」
建築中に火を掛けられ未完成となってしまったことについて語った日之嶽城への発言。
- 「忍者はクビだ」
御城同様太平の世に忍は必要ないのかもしれない、と肩を落とした伊賀上野城への一言。
- 「俺の妹になれ」
化粧でおめかししてきた安平古堡への一言。言いたくなる気持ちはわかるが…
- 「騙された阿呆には似合いの末路だ」
城を騙し取られた名胡桃城代の最後に対しての発言。このあと名胡桃城が音声付きで泣き出すので罪悪感もひとしお
- 「・・・ノシ」
これは親愛度イベントでの発言ではない。つまりストーリー(イベントだが)で発した初の言葉である。これだけ見ると何を言ってるのかわからないだが、「薄れゆく魂の刻印」のイベントで敵対していた亀居城に味方である事を示す際に発したもの。よりによって「ノシ」なのは彼女が語尾に「ノシ」をよくつけるふわふわ系女子だったため。
2017年1月末に開催された城娘人気投票イベントでも再び亀居城と出逢った際に「ノシ」と発言。何故か同行していた松本城にウケた。
そして2019年1月3日、なんと年始の挨拶にて登場。「ノシ」発言があった。以下全文。
「…」「…!(ニチャァ)」「…ノシ」
…うん、まぁ言いたい事は分かるが…。
- 「・・・ぐぅ」
これも親愛度イベントでの発言ではない。ストーリーイベントであり、千年戦争アイギスとコラボした際に実施されたイベントの終盤に発した台詞、というか寝言。異世界から現れた王子軍たちにわけあって眠らされ、所領で眠りこけてた時の台詞である。
関連タグ
王子(千年戦争アイギス) 別ゲームにおける殿と同じ、主人公のアバター。3月に実施されたコラボイベントにて遂に邂逅。戦力的には当初は他キャラへのバフ効果以外は大したことはなかったが、各種イベントなどで神器などが実装されたことで、最高レアキャラに匹敵するほどの戦力に(容姿も人間も辞めちゃってる風になった)。イベントなどでは殿同様ほぼ無言、たまに喋ると熱い台詞を吐くことが多いが、女性キャラとの交流イベントでの迷言(ポエマー、暴言、鬼畜ドS、変態ドM等)ぷりには、殿同様に定評がある(代表例:「その痛みは、終わりではなく、始まりの祝砲」)。なおこちらは殿と違い、選択肢で選ぶものではなく、イベントを見れば必ず出てくる台詞である。