概要なの!
CV(RE以降):西明日香
由緒ある神社に縁のある動物が実態を持った神娘と呼ばれる存在の一人。「の!」「~なの!」という語尾が特徴的な狐耳が特徴の神娘。旧城プロではメイン画像(と左図)のようなマスコット姿でいたが、REでは右図のようにかなり成長し、初見で本人と分からなくても不思議では無いほど別人になっている。口調もかなり大人びているものの、時折「の!」「なの!」調の地が出るという形でかつての口調が出てくる。どうやらキャラを作っているようだ(理由として考えられる要素は後述)。
プロジェクトの企画段階から存在していたキャラで、ゲーム内ではストーリーに直接絡むほか、待機画面等でテクテク歩いて場を和ませたり、ゲーム外ではマスコットキャラクターとして出張っていた。
変遷なの……
ゲーム本編(無印)
無印版では現代に登場し、兜という謎の生命体から由緒ある骨董品を護るため、後に殿となる主人公の前にやくもと共に現れ城娘への指揮を任せた後、主人公諸共現代から別の世界に飛ばされてしまう。
その後のストーリーでは同じ神娘のやくもと共に主人公を案内したり兜の襲撃に怯えたりと中々頑張っていた。
ゲーム外(無印時期)
本編での千狐は普通のストーリー進行役として活躍していたが、問題はゲーム外での千狐の振る舞いであった…
城プロ公式アカウントである@ShiroPro_STAFFにおいては彼女が運営からアカウントを貸してもらってメンテ情報等を呟かせてもらっているという体で進んでいた。あの時期のDMMゲームによくあった「マスコットキャラクターがなりきりで公式のアナウンスをする」の一種であった。
そこではメンテ時期のアナウンスや内容の紹介、新城娘の実装前の情報公開などをおこなっており、おなじみの「~の」「~なの」口調で説明していた。それを面白く思う殿もわずらわしく思う殿もいたためか、「真面目な話(メンテなど)をするときは公式がつぶやく」という風に上のイラストのような珍事が起きるようになった。
方向性の決定
そんな中始まった城プロ初のイベント「稲荷山決戦」。新規実装の城娘に会える可能性、初のイベントと楽しみにしていた殿たちの前に現れたのは…
突然超絶理不尽難易度になる凶悪ステージの応酬
塩辛すぎる新規城娘ドロップ
あまりにも理不尽すぎる目玉の最高ホロの入手条件
という、とても悪い言い方をすれば「糞イベ」であった…
そんな状況でも意地と執念で悲鳴を上げながらも回る殿達を彼女なりに励まそうとしたのか、千狐は公式ツイアカで日常的に投稿し続けていた。
が、自分の故郷が燃えている(というイベント内容)のに他人事のように呟く姿勢がかえって殿の顰蹙を買ってしまうことになった。
更に高難易度だからレベリングが大事と(イベント中に)アナウンスし、時間と資材の足らない殿の死体蹴りを行ってしまう。
そしてアイテム(課金アイテム)の使い方をアドバイスもこれも死に体の殿たちの頭では「コン!(課金)アイテムをじゃぶじゃぶつかってイベントをするの!」と課金を煽る発言に聞こえてしまっていた。
こうした意図せぬ(?)彼女の煽りに頭を悩ませ、全くクリアできないイベントの周回をしきって死屍累々となった稲荷山決戦が終盤を迎えた頃、投下されたこのイラストが千狐の扱いを決定づけた。
以降、千狐(及び運営)がロクな事をしなかった時は埋められるようになった
批判コメントにおいて「埋める」という単語が使われるのはこれが理由である。
このイベントの間、城プロ関連の呟きをする際には「お告げがあったの!」と前置きをしていた事から「お告げマシーン」というあだ名もつけられた。
ツイッター千狐の終焉
そんな中で新たなイベントが始まったが、これも
ステージ進行にはとある編成を最終ウェーブで引き当てないといけない(艦これや城姫のボスマスみたいなものをイメージしてくれるとわかりやすい)
稲荷山決戦同様の突然超絶理不尽難易度ステージの出現
城娘ドロップにおいて重要な大将兜がランダム出現
大将兜を潰しても極低確率の城娘ドロップ(REのような確率上昇補正はかかっていない)
事前登録者へのプレゼントであった東黒川館の入手を可能とするも、この入手条件が超絶難易度
と、結局殿達の心象の良いイベントではなかった。この時の目当ての最高報酬の紹介もかなりボヤけさせていた挙げ句、煽り気味の発言に殿の怒りが爆発。ついに千狐はこのイベントの最中にツイッターを取り上げられ、アイコン、名前、自己紹介欄は千狐のものでも、以降彼女が呟くことはなくなった…。
最後の一手となる国盗りイベントにおいては千狐が直接発言はしていないので割愛するが、これも今までよりマシとは言え、ろくでもないイベントであった。
立て続けに残念なイベントを連続で行った結果多くの殿が見限り、怒り、数々の千狐が埋められていく中、遂に城プロは長期休止を決定、ほぼ1年の間沈黙することになる…
帰ってきた千狐
リニューアル版のREでは上述したデフォルメされていない美少女頭身になり、大人しい丁寧な口調に真摯に殿に向き合う女の子となった。時折でる地は口調も性格もまんま無印時代の彼女そのもの。一部の人からは「前世の記憶」だのとよばれていたりする。
尚、ツイッターの公式運営は最初@ShiroPro_newsであり、そのアイコンもやくもであった事などから千狐が降格されただのとさんざんな言われようだった(現在の運営の活動は@Shiropro_STAFFに戻っており、再び看板娘に返り咲いている)。
現在
REでは現代人ではなく、関ヶ原に参戦していた当時の殿を相手にしている。
丁寧な口調で所領に非常に強力な結界を張ることで絶対安全圏とし、兜の脅威にさらされた城娘たちを匿うセーフハウスとして機能させている他、殿たちの炊事当番もしている縁の下の力持ち。
お告げ能力は健在で、兜の気配や城娘の気配を察知する霊感の鋭さも持つ。
お告げしかできず、兜を煽ったり怯えたりしかできなかった無印版よりも遙かに勇敢で、兜の襲撃に対してむしろやる気満々に返す様は感慨深い。
理由は不明だが、殿への好意メーターは振り切っているのだが、殿に対してその気持ちは伝えられてはいない。
ここだけ見るとメインヒロインと思われるが、それらしい先約が既にいる上に、時折出てしまう地のせいで三枚目っぽい扱いを受けている(もっとも、そちらもシナリオでの扱いは不遇だが…)。
ストーリー上の出番は多いが、ストーリーを進めなければ課金要素である神社くらいでしか顔を合わせることがないため、ヘビーユーザーが無課金勢に対して課金(召城)を促す象徴として未だに殿達の間で扱われることがある。ただしこの辺りは前世をネタにしたジョークレベルに落ち着いているのだが。
また、2016年11月末の大型アップデート後は「おみくじ」の神主としても登場(専用ドットも実装)。こちらでも殿を一喜一憂させている。
以上、様々な過酷な変遷を経て今の千狐がいるのである。最初から現在まで、城プロは千狐と共にあった。彼女を知ることで城プロの変遷も知ることができるだろう…。
Pixivでの作品数も2023年5月現在で約210点と、城プロのキャラの中では一番多い(しかも他の城娘を差し置いて)。
コラボなの!
コン!みんなの力になりたいのー!
2016年9月に行われた同じDMMゲームの千年戦争アイギスとのコラボイベントにおいて、千狐が城プロでのツバサと同様の経験値合成専用ユニットとしてアイギスで実装されたが、ツバサ同様出撃は不可能だった。なお基礎経験値は千狐にちなんで1005・・・ではなく千と狐(1000と5)で10005となり、城プロとアイギス双方で「これでは千狐ではなく、万狐だろ」の大合唱となった(※1)。
現在のところ、複数回入手の機会はあるが、千狐に関しては獲得できるのは最初にコラボイベのマップをクリアした時に貰える1人だけなので(※2)、もったいなくて使えない、という王子が多数のようである。
なお城プロが一般版オンリーということもあって、アイギスでもコラボイベントは一般版(iOS版含)でしか行われず、いわゆる18禁版のRでは行われず(※3)、残念(?)ながら寝室で千狐の万k・・・もとい交流イベントは拝めなかった。
余談だが、グラフィックは城プロでの立ち絵の流用だが、ディフォルメ絵以外で足元までの全身絵が出たのはこれが初となった。またアイギスではマップに出撃、配置不可能のいわゆる経験値合成ユニットにもそれぞれ専用のドット絵がつけられており、下記のエイプリルフールイベのSDバージョンとは違うリアル(?)体型な千狐のドット絵となった。
※1 1005だとアイギスでの経験値1000のプラチナアーマーと大して変わらないためと思われる。聖霊などと一緒に使えば最大80040まで増え、これは最高レアの覚醒後のカンストレベルまで必要な経験値の約半分に相当する
※2 同じく後に入手できる、城プロのやくもとツバサは2体入手可能
※3 2017年12月に行われた3度目のコラボイベントでR版でも行われることになった。またそれまでR版では一般版で千狐を入手しても表示されずに、合成用ユニットとして使えなかったが、表示され使えるようになった(やくもなども同様)。
エイプリルフールなの!
2017年4月1日。
城プロREもエイプリルフール企画を持ってきた。
某神娘が「わーい!たーのしー!」だの「すごーい!ススキちゃんは調べるのが得意な神娘なんだね!」と、どこかのちほーっぽいネタを喋り、知らずにログインした殿に衝撃を与えた。
が、それは前触れに過ぎなかった。
「殿の役に立つにはどうすればいいのか…」と真面目に悩む千狐に相談に乗る神娘仲間達。通りがかりのヒロインぽい御城に相談したところ。
「ならば答えは明白ですね! 千狐さんが武器になればよいのです」
という斜め上な提案が飛び出した。なおヒロインぽい御城の顔は明らかに黒モードだったという。
そして誰一人異を唱えず泣き叫ぶ狐を連行していったのであった…。
そして殿の元には「わたぬき千狐」なる武器が本当に配布されてしまった。
戦闘画面ではまんまSD千狐をSDな城娘が抱えて戦う、なかなかじわじわくる絵面である。
ほ、ほら、四月一日とかいてわたぬきって読む名字もあるし…わたってそういう意味じゃないはずだし…。
埋められるどころか戦隊ものの悪の幹部にありがちな仕打ちを受けた千狐の明日はどっちだ。
関連イラストなの!
関連タグなの!
御城プロジェクト 看板娘 狐耳 神娘 やくも(御城プロジェクト)
柳川城 - REではメインヒロイン(?)な彼女を差し置いて全てのストーリーに出演している
エラー娘(艦隊これくしょん) 無印版における彼女の立場はこれに近かった。
アイギスコラボ関連
ノイシュヴァンシュタイン城 第1回のコラボに合わせて実装されたアイギス絵師の一斎楽による城娘。
封鎧の剣士テンマ 第3回コラボに合わせて実装された城プロ絵師明坂いくによるアイギスユニ。
やくも(御城プロジェクト) 第2回コラボでアイギスでユニット化(合成するとスキルを確実にレベルアップ。こちらは2体貰える)。
ツバサ(御城プロジェクト) 第3回コラボでアイギスでユニット化(合成するとツバサにちなんで2830(聖霊と合わせて22640)の経験値となる。こちらも2体貰える)
シビラ アイギスのユニット。第1回コラボイベントの際に、彼女の武器であるフラガッ・・・もといフラガラッハが城プロにアイテムとして実装された。
モルディベート アイギスのキャラ…なのだが、元々はDMMのゲーム「鉄壁の女神」のキャラである。鉄壁の女神とアイギスのコラボが行われた際にアイギス側に来たキャラであるが、現在鉄壁の女神はサービスを終了しており、「帰る世界を失った」的なキャラとなっている。御城がアイギスより先にサービス終了した場合、千狐も彼女と同じ立場になる事に…。
妖狐イナリ 九尾狐カヨウ 妖狐たまも 妖狐堕姫 帝国妖狐キュウビ
アイギスにおける狐娘たち。18禁ゲーとあって、全員に寝室シーンが存在する。
外部リンクなの!!
公式 アイコンこそ千狐だが、基本的には普通の運営の告知アカウントとして動いている
非公式bot 非公式のなりきりとはいえ、色々と「あの頃」の千狐になりきれている。「あの頃」の千狐に遭いたい人へオススメ。公式と違い、絡め絡まれるのも特徴の一つ