効果
シリーズによって全回復の量がゲーム中最大の数字で一定だったりキャラクターの最大HP(もしくはMP)分だったり数字がバラけるが基本効果は変わらない。
概要
ファイナルファンタジーシリーズに登場する非常に強力で希少な回復アイテム。
クロノトリガー、キングダムハーツシリーズ、ブレイブリーデフォルトシリーズにも登場。
初登場はファイナルファンタジー6。実際されていなかった頃の作品でもリメイク追加要素として登場する事もあり、今日までのFFシリーズの多くの作品に登場している。
一部作品を除き戦闘不能を含む状態異常を治す事は出来ないが、強敵を相手に崖っぷちの状態から一気に仕切り直す事ができるラストにふさわしい効果のアイテム。
だが強力なアイテム故に入手方法が基本的に有限で非売品で見つけにくい。
有限の非売品だけに必然的に入手方法がイベントのクリア報酬やダンジョンに落ちている事が殆ど。更にダンジョンの宝箱であっても順路から外れた脇道や隠し通路の先だったり、イベントも複雑なサブイベントだったりと入手するのも一苦労。
作品によってはラスボス直前の段階で片手で数えられる量しか持っていない事も珍しく無いほど希少なレアアイテムの為ポーションの様に気楽に使えるアイテムでは無い正真正銘の最終手段として使うべきなのだが...
作品によってはミニゲームの好記録やレアドロップで無限に量産する事も可能だが、レアエネミーから盗むのレア枠だったり、わいろで袖の下に入りきらないとんでもない大金を渡す必要があるなど安定した量産は難しい事が殆ど。
仮に量産した所でそんなに量産出来るなら敵に苦労する事ない状態まで強くなってしまった。と言う振り上げたエリクサーの振り下ろし先を見失ってしまいやすいほど量産は難しい。
(隠しダンジョンでやたらと手に入るFF4(GBA・PSP版)や終盤の敵から簡単に盗めるクロノトリガー、安価で売られているKHBbSやバグ技で増殖出来るFF7(INT版)などの例外もある)
ちなみに非常に希少な消耗品。と言う存在はゲーム作品に多く存在しており、それらを説明するのに今作のラストエリクサーポジションと言えば通じてしまう事も多く、レアアイテムの代名詞の様にも使われている事も少なくない。
ゲームをあまりやらない人でもその名前から貴重品と1発でわかる名前が例えとして使いやすかったのだろうか?
超強力で希少なアイテムの為もっと強いボスに使おう、ラスボスに使おう、隠しボスに使おう...と思っていたら使いどころを無くして100%クリアしてしまう人も多い。
それについてはラストエリクサー症候群参照。
似たようなアイテム
ほぼ全ての作品で1個は確定入手できる、どんな野生ポケモンも絶対に捕まえられるボール。
どの伝説のポケモンに使おうかと悩んでいるうちに、先にポケモン図鑑が完成したトレーナーも多いだろう。
ブラック・ホワイトまでのわざマシンも一回消滅だった為、似たようなポジションだった。
回復アイテムの枠では、特定の作品に登場するもりのヨウカンが極めて貴重なアイテムとして有名。
- 女神の祝福(ダークソウルシリーズ)
体力・状態異常を全回復する聖水が詰められた小瓶。『3』ではFP(他作品で言うところのマジックポイント)を全回復する『秘めた祝福』も登場した。
効果こそ強力であるが、一周分のプレイで入手できる個数は10に満たないという極めて貴重な品で、そうそう気軽には使えない。
とっさの回復ならばアイテムスロットに固定される『エスト瓶』の方が、割合回復という仕様もあって取り回しに優れている。そもそもソウルシリーズはプレイヤーが何度も死ぬ事が前提の所謂死にゲーであり、なおかつオートセーブ方式であるため、
フィールド上では「わざわざ貴重品を開封してまで延命するより、一旦死んで出直してくる」方が都合がよい。
ボス戦ではというと、基本的に敵の火力高いので祝福を飲む間もなく叩き潰される事が多いし、何より「攻撃を見切ってしまえば回復などしなくていい」という思考のプレイヤーも多いのでやっぱり使われない事が大半。
…などなど、様々な事情も相まって通常のプレイで使われることはほぼないのが実情である。
- 貴重な食品(現実)
友人や家族からのお土産や贈り物など。
なにかの折に日頃手が届かない高級な食材・酒が手に入り、「大事な日に食べよう…」なんて思っていたらその存在を忘れていて、消費期限が切れていたなんて事もあるかもしれない。
RPGのアイテムであるラストエリクサー等は別に使わなくたって痛くも痒くも無いが、現実の飲食物は当然傷んだり、腐ったりする。
せっかく貰ったものに口を付けないまま捨ててしまうのは相手にも悪いし、衛生的にも精神的にもよろしく無い。
こんな悲しい思いをしないためにも、頂いたものはその日のうちか、遅くとも次の休みまでには食べてしまおう。