概要
1981年4月より土曜19時台後半の時間帯にてフジテレビ系列局(ただし一部系列局除く。また、新潟総合テレビは放送日時差し換え)で放映されたテレビアニメ。全13話。制作は日本アニメーション。
元々はアニメーターの森康二がデザインした猫とネズミのキャラクターが先行して存在しており、それらを使用したオリジナルアニメを企画していた際、主人公の猫の性格付けが車寅次郎に似てきてしまったため、『男はつらいよ』の山田洋次監督に相談の上、同作の公式アニメ版として認めてもらい、制作が実現したものである。
ただ、神宮球場・横浜スタジアム・ナゴヤ球場・(初代)広島市民球場からのプロ野球中継の多発と、『クイズダービー』(長崎放送除くTBS系列局ほか)の前に全く歯が立たず、結局放送開始から5ヶ月経つか経たないかの8月初旬での終了を余儀なくされた。
因みに、その後フジテレビは本作の失敗から1年8ヶ月後に放送を開始した『科学救助隊テクノボイジャー』から再びアニメ枠とするもわずか3作でやめてしまった。ついでに本作を手掛けた日本アニメーションは、放送局・時間帯こそ違えど7年後の1988年に放送した『いきなりダゴン』で同じ轍を踏んでしまっただけでは済まず、本作よりも短命に終わってしまう有様だった(ちなみに3ヶ月)。
登場キャラクター
- ドラ太郎(CV:なぎら健壱)
- さくら(CV:渡辺恵美子)
- 忠造(CV:槐柳二)
- フミ(CV:片岡富枝)
- 駐在(CV:及川ヒロオ)
- 駒吉(CV:辻しげる)
- メイコ(CV:向井真理子)
- 頑固先生(CV:矢田耕司)
- イシ(CV:中野聖子)
- 絹代(CV:中西妙子)
- 春子(CV:玉川砂記子)