概要
クロスオーバー合体とは、異なる作品の巨大戦力が合体して一つの巨大ロボになる合体方式。
本稿では「それぞれ異なる作品に由来する複数のパワーソースからなる巨大戦力」と捉えて対象を広くとり、スーパー戦隊シリーズにおける番組の垣根を超えた巨大ロボについて紹介する。
実例
超装光ビクトリーマーズ
救急戦隊ゴーゴーファイブVSギンガマンに登場。ゴーゴーファイブの4号ロボであるビクトリーマーズに超装光ギンガイオーのパーツが追加された。
轟雷旋風神ソード&シールド
忍風戦隊ハリケンジャーVSガオレンジャーで登場、轟雷旋風神の腕がガオシャーク、ガオタイガーに換装され、ガオエレファントが変形した剣と盾を装備。
旋風轟雷アバレンオー
爆竜戦隊アバレンジャーVSハリケンジャーに登場。ハリケンジャーとゴウライジャーのダイノガッツで誕生したカラクリボールから出現したゴールドソードスラッシャーを装備した姿。手持ち武器が追加されただけでアバレンオー自体には変化がない。
バーニングレジェンドダイボイジャー
ボウケンジャーVSスーパー戦隊に登場。ボウケンシルバー、マジシャイン、マジイエロー、デカブレイク、アバレブラック、ハリケンブルーの「希望」、「愛」、「勇気」、「正義」、「情熱」、「友情」といった「スーパー戦隊魂」の力をアカレッドが一つに纏め送り込むことで誕生した強化パーツを、ボウケンジャーの最終ロボであるダイボイジャーが身に纏った形態。本来は前作マジレンジャーの最終ロボ・マジレジェンドとのクロスオーバー合体を想定してデザインされたものである。
ウィザードラゴン&キョウリュウジン
スーパーヒーロー大戦Zに登場。仮面ライダーウィザードに召喚された巨大サイズのウィザードラゴンがストライクフェーズに変型、キョウリュウジンの右足に合体した形態。正式名称不明のため本稿では公開当時の児童誌に記載されていた表記を仮の名称として使用する。
※なお、本機はスーパー戦隊シリーズ内の複数作品に跨る存在ではなく仮面ライダーとのコラボ形態であるため本稿の趣旨に添わないものであるが、後述する戦隊2作品+仮面ライダーによる3作クロスオーバー合体を紹介する都合上、参考として記載している。
タテガミライデンキョウリュウジン
獣電戦隊キョウリュウジャー VSゴーバスターズ 恐竜大決戦!さらば永遠の友よに登場。ライデンキョウリュウジンがタテガミライオーのタテガミシールドを装備した姿。
トッキュウレインボー・ギガントキョウリュウジン(VS スペシャル)
烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャーに登場。烈車の代わりに獣電池を装備したトッキュウレインボーと、獣電池の代わりに烈車を装備したギガントキョウリュウジンの2大ロボをまとめた呼び方である。
トッキュウオーキョウリュウジンfeat.デンライナー
平成ライダー対昭和ライダー仮面ライダー大戦feat.スーパー戦隊に登場。ガブティラがキョウリュウジャーレッシャーに、デンライナーがデンオウレッシャーに変化し、トッキュウオーと換装合体した姿。
ワイルドトウサイシュリケンキング
劇場版動物戦隊ジュウオウジャーVS手裏剣戦隊ニンニンジャー 未来からのメッセージ from スーパー戦隊に登場。ワイルドトウサイキングの胸部に手裏剣状の強化パーツが追加された形態。
ドンゼンカイオー
機界戦隊ゼンカイジャーでのドンモモタロウ先行登場に合わせて登場し、次作暴太郎戦隊ドンブラザーズでも続投。ドンモモタロウが乗るバイク・エンヤライドンとジュランティラノが合体した巨大ロボである。
ゴーカイジャーにおける「大いなる力」
ゴーカイジャーの巨大ロボであるゴーカイオーには、スーパー戦隊の大いなる力により過去の戦隊の力を宿した存在との合体形態が存在する。本稿における解釈ではこれもクロスオーバー合体に該当するが、この言葉が「本来ならば出会うはずのない2つの力が融合した特別な合体」というニュアンスを含むとするならば、作中で頻繫に行われている大いなる力による合体はその趣旨に添わないとも考えられる。しかしながら本稿で網羅性を優先して参考として記載する。
マジゴーカイオー
デカゴーカイオー
ガオゴーカイオー
シンケンゴーカイオー
ハリケンゴーカイオー
ゴーオンゴーカイオー
ゴレンゴーカイオー
海外版における実例
ニンジャウルトラゾード
マイティ・モーフィン・パワーレンジャーシーズン3に登場。スーパー隠大将軍(ニンジャメガファルコンゾード)がキングブラキオン(タイタヌス)に搭乗した状態で、いわばカクレンジャー版の究極大獣神(ウルトラゾード)である。
ショーグンウルトラゾード
スーパー無敵将軍ことショーグンメガファルコンゾードがタイタヌスに騎乗した形態。