概要
テレビはTBS系列(JNN)。ラジオはJRNとNRNのクロスネット。略称はHBC。コールサインはテレビがJOHR-DTV、ラジオがJOHR。
青森県の一部や北方領土でも受信できる。1994年の北海道東方沖地震で北方領土でも大きな被害が発生したが、その際現地に在住するロシア人のために、地震発生後しばらくの間、テレビの天気予報で北方領土の住民向けにロシア語テロップによる天気予報が行われたことがあった。
天気予報を行うHBCウェザーセンターがある。
1952年3月に開局。さらに1957年4月にはテレビ放送を開始したが、これは東名阪3地域以外で初めてテレビ放送を開始した民放だった。さらにテレビ放送のために標高1024mの手稲山山頂に送信所を設置したが、これにより、日本で最初に送信所を山の頂上に設けた放送局となっている。1950年代当時無謀とも言われた手稲山送信所の建設は、道路を通す工事から始まり、難工事の末大きな事故もなく完成した。ちなみに山頂に送信所を置く方式をマウンテントップ方式という。
2019年現在、JNN基幹局(本局、TBS、CBC、毎日放送、RKB毎日放送)の中では唯一認定放送持株会社に移行していない(ちなみに認定放送持株会社への移行はTBS→CBC→RKB毎日放送→毎日放送の順)。
テレビの主な自社製作番組としては、土曜夕方に放送されている、農業をネタにしたバラエティ番組「(JAアワー)あぐり王国北海道」シリーズと、タカアンドトシがホストを務めるトーク番組「ジンギス談」がある。
テレビネットワークの移り変わり
- 1957年4月1日 - テレビ放送開始。日本テレビ・ラジオ東京テレビ(現在のTBS)とネットワークを組む。
- 1959年
- 4月1日 - 札幌テレビ開局。日本テレビ・読売テレビ制作の番組の多くが札幌テレビに移行。フジテレビ・日本教育テレビ(NETテレビ)と一般番組のネットワークを組む。
- 8月1日 - JNNに加盟。
- 12月31日 - 札幌テレビに日本テレビ系列の番組が完全移行。
- 1960年3月1日 - 五社連盟に加盟。TBS系列基幹局に。
- 1962年4月1日 - 札幌テレビからNETテレビ制作の教育番組が移行(一部の一般番組が札幌テレビに移行)。
- 1966年4月1日 - フジテレビ・関西テレビ制作の番組が札幌テレビに移行。番販扱いの番組(『阪急ドラマシリーズ』の一部作品など)は1972年に北海道文化放送が開局した後も札幌テレビで放送。
- 1967年4月 - 民間放送教育協会に加盟。
- 1969年4月1日 - 民放教制作番組を除くNETの番組がこの日全道放送を開始した北海道テレビ放送に移行。毎日放送制作分は一部本局に残った。
- 1975年3月31日 - 関西地区のJNN加盟局が朝日放送から毎日放送に変更。北海道テレビ放送と関西発全国ネット番組を交換。
マスコットキャラクター
サルの「もんすけ」が存在するが、pixivで描かれたことが長らくなかった。その代わり、ボーカロイドの一人である重音テトがマスコットキャラクター代用として描かれていた。
縦読み芸
さて、このHBCを語る上で絶対にはずせない話題が一つある。
それは、北海道日本ハムファイターズの試合を中継する時に、各新聞社のテレビ欄で繰り広げられる縦読み芸である。
そのクオリティは極めて高く、左縦一列で納まることを知らず、左右それぞれ一列が縦読みになってたり、あるいは左縦一列から最下段までのL字型、果ては要所要所に縦読みなどを挟みこんで、一つの文にファイターズ所属選手16人が織り込まれるなど多種多彩。
詳しくは『HBC 縦読み』で検索。