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静御前の編集履歴2022/05/09 06:58:44 版
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概要

平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて登場する白拍子の女性。源義経の愛妾(義経の正室は郷御前であり、静は妾である)。

生涯

平安時代の終り頃に始った・白拍子の創始者とも云われる磯禅師の娘で、飢饉の際に朝廷で「雨乞い神事」を行い、ただひとりを降らせる事ができた「神に届く舞」を舞ったとされる。

義経と兄の源頼朝との対立の最中捕らえられ、頼朝に白拍子の舞を命じられた。そのとき、義経を慕う歌を唄い頼朝を激怒させるが、妻の北条政子が取り成したと云われている。

以下はその歌。

 しづやしづ しづのをだまき くり返し 昔を今に なすよしもがな

 吉野山 峰の白雪 ふみわけて 入りにし人の 跡ぞ恋しき

後に義経の男児を産んだが、北条氏により生まれて間もなくして始末される。遺された静は、その境遇を哀れんだ政子と大姫によって慰められ、のちのちの生活の保障のための財産を多く持たされた上で、磯禅師と共に京に戻されたという。

その後に関しては不明で、殺された息子の後を追って身を投げた、義経の足跡を追って陸奥(みちのく)をさすらった、、母の磯禅師と共に母の故郷(この場合は現在の奈良県大和高田市あるいは香川県東かがわ市~高松市屋島~さぬき市~三木町)へと退いた、源平合戦の犠牲者を弔うために合戦の舞台となった地を巡礼した、と所説あり、二十余歳で亡くなったとされる。

そのため、「静御前終焉の地」「静御前の墓」と言われる遺物・遺構は北海道から九州まで、じゃがぽこ存在していたりする。これらを総称あるいはひと繋げの物語としたものを静御前伝説と言う場合がある。

なお京都府京丹後市が生誕の地とされており、彼女を祀る静神社も鎮座する。

大河ドラマ『草燃える』では

政子や大姫との交流が描かれている。最初政子は静を淫乱と思い嫌っていたが(白拍子は貴族相手の娼婦という側面もあったため)、実際に静を見てその考えを改めて、静の助命やその後の生活のために便宜を尽くした。大姫には、政子が自分の助命に尽力してくれたことを話して、大姫に母政子の愛を理解して歩み寄るきっかけを与えていた。

余談

創作上のキャラクター

  1. ゲーム『SAMURAI SPIRITS』の登場人物 → 静御前(侍魂)

関連書籍

吾妻鏡 義経記

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