当記事には今賀俊版甲虫王者ムシキングのネタバレが含まれます。
カクタス「フハハ!!甲虫の死体から作った合成甲虫、「デスビートル」だ!!この怪物で、キサマらを皆殺しにしてくれるわ!!」
概要
今賀俊版甲虫王者ムシキング登場する本作唯一の架空の昆虫。
カクタスが甲虫たちの死体を継ぎ合わせて生み出した、いわばゾンビ甲虫。
戦死したり戦力にならないと判断され殺処分(体の一部であるハエトリグサの食べ残しであると思われる)されたカクタス軍団の外国産甲虫の死体が使用されていると推測される。
一見ヘルクレスオオカブトに見えるが、前胸からはギラファノコギリクワガタのものと思しき大顎が生えており、(実際の昆虫の体の構造上不可能だが)その大顎はちゃんと挟むことができる。
劇中での行動
軍団のリーダー、アルマに自身が裏で行っていた事を全て知られ、謀反されたカクタスが召喚した。
アルマは死んだ戦友の遺体を弄ばれたうえに、殺戮兵器にされていた事にブチ切れ、キングと共に立ち向かうが、逆に弾かれてしまう。
カクタス「ムダだ。デスビートルにダメージを与えることはできない。もともと死んでいるのだからな!!」
死体を継ぎ接ぎしたデスビートルは生きていない、つまりカクタスによって操縦されている機械のようなものであり、当然攻撃も全て弾かれてしまうのだった。
絶望するタンゴだったが…
タンゴ「木霊がくれたシードが光っている!?そうだ!これをアンバーに!!」
木霊が最期に残したシードはカクタスに洗脳されたムシ達を気絶させ正気に戻し、森の仲間達とアルマとキングをパワーアップさせた。
キングとアルマ増援に駆けつけた仲間達と共にデスビートルを投げ飛ばし、タンゴはわざカードを発動。
キング「スーパー」
アルマ「トルネード」
全員「「「「「「「「スロー!!」」」」」」」
- 製作上の都合、皆が「スーパートルネードスロー」を使っているが、実際にはゲームで使えるのは(キング,カブト丸、ムシカードなし含む)カブトムシと(ネブ博士スペシャル含む)グラントシロカブトだけである。他の甲虫にわざカードを使っても「トルネードスロー」になる。
7頭同時スーパートルネードスローを食らったデスビートルはカクタス本体に直撃、カクタスの消滅と共に機能を停止した。
余談
概要欄で「本作唯一の」という書き方をしたが、甲虫王者ムシキングシリーズ全体で見るとムシキングや改造コーカサスオオカブトや合虫と行った実在しない昆虫が登場している。
- 合虫ガッツに登場するオリジン族の合虫達が合体した「超合虫」、ビートルナイトにデザインが似るがSEGAがセルフオマージュしたのかはたまた偶然なのかは当時のスタッフが既に退社してしまっている今では不明である。
また、ゴッドフォームや漫画作品コラボの固有名詞付き甲虫も見ようによっては架空の昆虫として扱える。
ヘルクレスリッキーブルーやギラファケイスケレッドもそのような種が実在している訳ではなく、前者はヘルクレスリッキーの上翅が青い個体、後者はケイスケギラファノコギリクワガタの羽化したての体が固まりきっていない個体及び(どのクワガタにも起こり得る)黒い色素の薄い個体がモチーフとなっており、ムシキング以外の場ではこの名称は通用しないため所謂キャラクターと考えるべきであろう。
- なお、上翅が青いヘルクレスオオカブト(以下ブルー個体)は亜種を問わず珍しい。実際にヘルクレスリッキーブルーのカードには「100匹に1匹くらいしか生まれない。」と希少なことが記載されている。
- またブルー個体の出現原因は多数の要因が関わっていると考えられており、要因が判明している個体の殆が後天的なものである(詳細はヘラクレスオオカブト当項目を参照)。
デスビートルの素体はヴィータに、前胸の大顎はマティのそれに酷似しているが関連性は不明。
メタ的な話をするのであればムシキングシリーズ最強のカブトムシとクワガタの悪魔合体というだけで特に意図はないのかもしれない。
関連タグ
フランケンシュタインの怪物:おそらく元ネタ
暴君怪獣タイラント:おそらく元ネタその2
イコール・ドラゴン・ウェポン:ゲーム『モンスターハンター』の公式設定集に掲載されている裏設定。複数のモンスターの素材を継ぎ接ぎして作られた兵器という共通点がある。