「人間、どんなことがあっても熱いお風呂につかれば復活できるのよ」
概要
『仮面ライダーリバイス』の登場人物。五十嵐元太の妻で一輝・大二・さくら達三兄妹の母。
しあわせ湯は元々彼女の実家であり、両親を元太と出会う前に亡くしていることから、若い頃から彼女がオーナーを勤めている模様。
家族を深い愛情で包み、厳しく優しい眼差しで一輝達を見守ってきた。
「母親」として色々と思い悩む子供達と真摯に向き合い、時には優しく時には厳しく接してその背中を押している。
その事情もあってか、自分の子供達が何か悩みがあればすぐ母親の許に来て相談する等、夫以上にかなり慕われている。
夫の元太から「ママさん」、幸実は彼を「パパさん」と呼び合う等、今でも仲の良い関係だが、そのせいなのか元太の奔放ぶりを基本的に放任しており、妻としては良くて寛容、悪くて無責任な風に見える。
尚、第8話によると「元太に惹かれたのは『自分がないところ』」とし、「『放っておけない』と見ている内に好きになった」と答えている。
一輝に対し特に慮っている節があり、仮面ライダーになった直後の一輝に後述の第2話の言葉を口にし「一輝のしたいようにしなさい」と言わんばかりに発破を掛ける、第8話では一輝の胸の奥底のわだかまりを察する等、年長者としての気遣いが出来る。
余談
- 彼女は本作における「おやっさん枠」だが、実は主人公の母親が「おやっさん枠」を務めるのは歴代のライダーシリーズでは結構珍しく、恐らく歴代で主人公の実の親がおやっさんポジを務めるのは初である(歴代でも少数ながら「おやっさん枠」に該当する女性キャラはいたが、母親が「おやっさん枠」なのはリバイスだけ)
- 従来のおやっさんポジションに比べて彼女の叱咤激励は、あまり核心に踏み込まず、現状維持を促したり本人の自発的な変化を待つ傾向にある。9話の一輝との会話や11話のさくらへの叱責等で、自らが深く介入しない点で『家族への不理解』や『無責任』と解釈される面もあるが、彼女なりに「家族が健やかに生きる為の言葉」を掛けているのも間違いないだろう。もっとも、無自覚に子供を追い詰めてしまっている実態もある以上、一概に「出来た人間」とは評価し難いが。
関連タグ
和実あきほ:ニチアサ同期の主人公の母親繫がり。
湊ミオ:ウルトラマンルーブにおける、近いポジションのお母さんキャラクター。夫との関係も愛称で呼び合う程に仲睦まじい点も同じ。
白石知世子:「おやっさん枠」に該当する女性キャラ。こちらは人柄が非常に良く愛想の悪い男でも真摯に向き合おうとするなど結構な人格者。上記の五色田美都子と演者が同じ。
御子柴朱美:演者が映美氏と同じ元宝塚歌劇団のメンバーであり、娘役だった点も共通している。
五十嵐家
ネタバレ注意!
彼女の過去
第25から26話で夫・元太の過去が明らかになるに伴い、幸実の過去も断片的に明らかとなった。
ベイルとして戦う中で心が壊れていく白波純平と出会い、彼の癒やしとなっていたようである。その後、伊良部の協力の下、純平がノアを脱走した後、名と顔を改め五十嵐元太となった彼と結ばれ、一輝・大二・さくらの三人を授かった。
つまり、幸実は元太の壮絶な過去を全て知った上で受け入れ、愛していることになる。これを受けて、(元太の側を含め)これまでの言動に対する印象が大きく変わった視聴者も多いとか。
なおノアのメンバーであったかは不明だが、少なくとも狩崎真澄とは面識があり、ウィークエンド基地での再会時にはその生存に驚いていた。
リバイスレガシーの余談
昔の幸実を演じていた大久保氏は、ニチアサとしては以前に宇宙戦隊キュウレンジャーでハミィを演じている(なお、キュウレンジャーの変身アイテムのCVはバイスの中の人である)。
W中の人繋がりのイラスト
関連タグ(ネタバレ)