「甘ェ事言ってんじゃねェ 聖者でも相手にしてるつもりか」
「ウチと一戦やりたきゃ 軍艦でも引っぱって来るんだな」
概要
赤髪海賊団副船長。
少し抜けたところがある船長のシャンクスを的確に補佐するシャンクスの右腕的存在で、単行本8巻時点では作中で最もIQが高い人物であると紹介されている。
喫煙家で白っぽい髪色をしており、顔には十字の傷がある。ただし、初登場当時(ルフィの過去編)では髪の色は今より遥かに濃い黒っぽい色で、顔の傷も無かった。
作者曰く鼠っぽい顔らしく、「ショーフクテイ・ネズミ」というアダ名がつけられたことも。
プロフィール
能力
銃を構えただけで海軍本部大将"黄猿”すら両手を上げている事から覇気を体得していると思われる。
雑魚相手には弾丸を使わないようで、ヒグマの手下たちと戦う際は咥えていたタバコを相手の顔に押し付けたり、ライフル銃を鈍器代わりにしていた。
性格
冷静沈着でいかなる時も物怖じせず、シャンクスを的確にサポートする。
活躍
本作の冒頭、ルフィの少年期編でルフィの憧れの海賊団として登場。
ヒグマ率いる山賊団にルフィが攫われた際、シャンクスに代わってヒグマの手下たちをあっという間に蹴散らす活躍を見せた。
有名な「聖者でも相手にしてるつもりか」とはこのときのセリフで、ラッキー・ルウが山賊の一人を射ち倒した際に「やりやがった…なんて卑怯なやつらだ!」という山賊たちに対して(ヤソップの「卑怯?」という反応に続けて)言い放った。ちなみに「ウチとやりたきゃ軍艦でも引っ張ってくるんだな」というのはそうしたやり取りの後に逃げ帰る山賊たちに向けたものである。
それ以降はシリーズの節目で何度か出てくるものの、これといった活躍は無かった。
しかし、マリンフォード頂上戦争では赤髪海賊団総出で戦場に乗り込み、戦争を終結に導いた。
この際追撃しようとする黄猿に対して銃を突きつけ「何もするな 黄猿…!!」と制止しており、その黄猿も「お~とっと……ベン・ベックマン……!!」と動きを止めている。
さすがに分が悪いと判断したとも、あえてベックマンの言う通りにして余裕を見せたともつかないが、少なくとも黄猿に警戒心を抱かせたことには違いない。これによってルフィとジンベエは逃げ切ることができた。
余談
上述のように作中で登場したキャラではIQが高いと評されているが、現在は単行本が100巻を越える長寿作品になった事で作中では素性を隠して犯罪組織を経営していた元七武海や想定外の事態に遭遇しても瞬時に対応する神など次々と頭が切れるキャラが登場しているため現在、IQが高いキャラでベックマンはどの位置に属するのか気になっている読者も少なくないと思われる。