概要
幽☆遊☆白書を原作としたアプリゲーム。正式名称は『幽☆遊☆白書 100%本気(マジ)バトル』。
公式略称および通称は「マジバト」。タグとしては「マジバト」の利用で占められている。2018年8月28日にサービス開始。
運営はKLab、開発はオルトプラス(元々はアクセルマークとの共同開発だったが、ゲーム事業からの撤退によりオルトプラスに売却した)。
★5キャラクターの入手難易度について
一般的なソシャゲと同じくガチャでキャラクターを集めていくのだが、従来のソシャゲのガチャと比べると、キャラ入手だけならイージーな部類に入る。
- 極一部を除いたガチャに★5確定枠がある。特に2体以上の新キャラピックアップの場合、50連で★5新キャラが1体確定(なお新キャラが1体のみの場合、70連で確実に入手できる)。ただし任意で選ぶことはできないので、運が悪ければ事実上の青天井となる。
- 頻繁に配布される無料のガチャチケットから「ついさっき追加されたばかりの新キャラ」も排出される。そのため、新キャラガチャを回してないのにチケットから新キャラが出たという事もよくある話。
- 【選べるキャラログインパック】購入からログイン30日目に貰える「選べる★5確定ガチャチケット」を使えば、期間限定(冥界死闘篇)キャラや配布を除く全★5キャラを任意で入手可能(3060円分の課金が必要)。
このように入手難易度こそ優しい。その代わり、完凸までに20体当てる必要がある。
なお、覚醒ランク上げに必要な素材に対して、ガチャ以外での様々な救済措置が取られているため毎回20体当てる必要はない。
外伝キャラの参戦
マジバトではアニメ本編以外の外伝キャラも実装されている。
特に1994年に公開された映画「冥界死闘篇炎の絆」は長年の間、公式から無視されていたが2021年、遂に「炎の絆」オリジナルキャラクター達がガチャで実装された。1994年の映画公開から数えて、実に27年ぶりの供給となった。
特別衣装キャラ
ソシャゲといえば季節に合わせた特別衣装であるが、もちろんマジバトにもある。
サービス開始から1周年までの間には螢子、ぼたん、雪菜、静流、カルト、と見事なまでの女性キャラ優遇で展開されていた。…あ、幽助と蔵馬もいたわ(ウェディング衣装)。
これは「課金ユーザーの半数以上が男性である」というソシャゲの性質上、同じ特別衣装でも女性キャラの方がガチャが回ると考えられていた可能性が高い。また、幽白のグッズ展開は殆ど男性キャラで固定されていたこともあり、女性キャラの供給に飢えていたファンが食いつくことも視野に入れていたと思われる。
その証拠にか、これらのガチャはすべて期間限定であった(現在はすべて恒常入り)。
そして2年目からは幽白メイン4人を始めとした男性キャラの特別衣装も続々と実装。
特にハロウィン飛影やバレンタイン幻海、正月戸愚呂など、公式が病気と言いたくなるようなインパクトの強いものは時折Twitterでバズったりする。
そして最近は孤光のメイド姿や、北神が花火師だったりと、通常のメディア展開ではまず見かけないマイナーキャラでも特別衣装で実装されるチャンスがある。特に北神は2体目の実装にしてメインでの実装である(しかもCVはブラッド・ピットの吹替で有名な堀内賢雄氏)。
そのため未だにメインが1体のみの孤光の2体目がメイド姿のメイン化である可能性が出てきた。
余談だが、蔵馬の特別衣装が実装されると公式Twitterの反応が必ず普段の何倍にも膨れあがる。もちろんガチャも回る。現実は非情である。
一枚絵からSDへ
初期の頃はサポート(一枚絵)が殆どだったが開発が変わってからは、過去にサポートで実装した特別衣装のデザインを流用したメイン(SDキャラ+ボイス+新規イラスト+プロフアイコンに設定可能)も実装されるようになった。
また3周年以降、「周年祝い」として季節の風物詩とは異なる正装姿の特別衣装が実装されている。それら一連のシリーズは、マジバトオリジナルのイベントストーリーから名前をとり、「魔界カジノ」と公式は称している。
なお、厳密には2周年のチアガール衣装の螢子&ぼたんが最初の周年祝いキャラ…かと思いきや2022年5月末に応援団コスの蔵馬が実装されたことで新たに応援団シリーズが誕生した。
また、特別衣装とは異なり、通常衣装をカラーチェンジしたものが新キャラとして登場することがある(例:約3年ぶりに新実装された朱雀、★5で初のコート姿の飛影)。こちらはSDを並べたときに見分けがつくように配慮された結果だと思われる。
ここ最近のアンケートには「好きな特別衣装」や「好きなSDモーション」を答える欄があることやpixivを見ててもわかるとおり、メインの特別衣装キャラを求めているユーザーが多いことが窺えるので、供給が欲しい人は是非アンケートに答えよう。
ちなみに特別衣装のメインキャラ第1号は、メインキャラの中では一番戦いから遠いはずの螢子(ウェディング衣装)である。必殺技はもちろんビンタ。
マジバト最強の特権
上記で言ったとおり、ウェディング衣装の螢子が特別衣装のメインキャラ第1号であるが、同時に、初の「非戦闘員キャラのメインキャラクター実装」(※)でもあった。
要するに、原作やアニメでは見守ることしかできなかったキャラクター達も、マジバトでは主人公達と同じ戦いの場に立てる、ということである。
※厳密には螢子の直前に実装されたコエンマが最初の非戦闘員キャラのメインキャラクターだが、一応は浦飯チームの一員であるため、メインでの登場は予想されていた。
もちろん、幻海や軀のような戦うお姉様たちとは異なり、大体がバフデバフや回復に特化している他、攻撃範囲は単体か横一例に留まっている。
おそらく後にも先にも、螢子ぼたん雪菜が浦飯チームと共に戦う描写がみれるのはマジバトだけと思われるので、戦闘しない女性キャラが推しの方もプレイしてみてはいたがだろうか。
ストーリーモードについて
従来のソシャゲに漏れず、マジバトも配信開始からアニメ本編の内容をなぞるストーリーモードを展開しており、毎月少しずつ追加される形式をとっていたが、3年後の2021年5月にアニメ本編のストーリーモードが完結した(ちなみに最終章において、売り上げが悪ければ本編完結とともにサービス終了することを考えていたとみられる演出がある)。
TVアニメ本編が終わったことによりアニメ基準のマジバトで取り扱えるのは、映画2本と2018年制作の新作アニメ(TWOSHOTS、のるかそるか)ぐらいしかない状態となった(厳密には映像白書に収録されている新作ミニアニメがあるが、ファンサービスに近いため一応除外)。
そして本編終了の翌月、6月から7月にかけて『劇場版「幽遊白書」』、7月~11月にかけて『冥界死闘編炎の絆』のストーリーが配信。さらに時がたち、翌年1月~2月にかけて「TWOSHOTS」、5月~6月にかけて「のるかそるか」が配信された。
以上で幽遊白書のアニメ公式で可能なストーリーはすべて配信済みの状態となった。
ストーリーの更新はユーザー、特に無課金者に向けての石配りの側面があるため、これから一切の追加がないというのも考えづらい。ぜひ今後の展開に注目しよう。