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ユベルの編集履歴

2022-07-16 19:11:01 バージョン

ユベル

ゆべる

ユベルは、アニメ「遊戯王デュエルモンスターズGX」及び「遊戯王オフィシャルカードゲーム」に登場するキャラクター・モンスターカード。

「ユベルの進化がここから始まる!」


概要

遊戯王GX第3期のラスボスであり、後に十代の精神的パートナーとなる。

女性の右半身と男性の左半身を持つ雌雄同体の精霊で、いわゆるヤンデレである。


声:鶴ひろみ江川央生


活躍

幼少期の十代の決闘相手である友人や近所のお兄さんを(十代に勝って悲しませたりしたことで)昏睡状態に陥れていたカードの精霊

主人公・遊城十代に対し異常な程の愛情と独占欲を持ち、それ故に世界を消滅寸前まで追い込んだ。

 その行き過ぎた愛情表現を十代に拒まれ続けた結果「苦しみや悲しみを与え合い、それを共有する事こそ愛し合うという事」「相手を傷付けている間は傷付けられている側は相手を忘れる事はなく、傷付いた分だけ相手を想う心は強くなる」という間違いなく愛と憎しみを混同した超絶ヤンデレ理論(ファンの間ではユべリズムと称された)に行き着き、十代の周りの人間を次々に消していくことで十代を精神的に追い詰めていった。


なお、ユベルの理屈は「与え合う」ことが重要であり、一方的に相手を傷付け搾取したり利を得ることは愛ではないとガラム戦ではっきりと示している。(あくまでも傷付けられた分だけ相手を傷付け、逆に傷付けた分だけ自分も傷付けられる事を愛と称しているので、恋人を犠牲に究極封印神エクゾディオスを手に入れたアモン・ガラムに「一緒に痛みを与え合うことが愛であり、愛する人と共に作り上げるのが世界なのに、世界のために愛する人を一方的に殺すのはおかしくないか(お前は本当に恋人を愛していたのか?)」 と糾弾している、その後「まあエクゾディア復活の条件を満たす程度には愛していたんだろうけどさ」と皮肉も飛ばしている)

下記の台詞集にも書いてあるが「恋人を犠牲にして世界の王なんて空っぽの椅子に座るより二人きりの世界を作った方が余程素晴らしい世界を作れた」と言っている為、ユベルにとって愛に勝るモノはなく、誰よりも愛に一直線な性格であることがわかる、愛情表現が歪んでいるだけなのだ。


しかしユベリズムの境地に辿り着いた後もなお十代にその愛情を拒まれ続け、自暴自棄になって魔法カード「超融合」によって十二次元宇宙全てを融合し、世界を消滅させようと試みる。

だが前世の出来事を思い出した十代と心を通じ合わせ、最終的に「俺とお前を超融合」という超展開を経て十代と和解。

事件解決後は性格が柔らかくなり、ツンデレとなった。

あまり例を見ない「報われたヤンデレ」である。


愛情表現に対する解釈がぶっ飛んでおり、愛にまつわる台詞はどれも強烈な物が多い。

海外では規制やわかり易さへの配慮からほとんどの台詞が改変されて逆恨みキャラにされ、外見も女性体になっている。


作中での来歴

前世

十代とは友人関係の少年で、同じ国の住人として生まれ育つ。十代は一国の王子だった模様。

国王から、


・この宇宙の生命は正しい闇の波動により育まれたこと

・そのすべての生命を破滅の光の波動が抹殺しようとしていること

・十代は生まれながらにして正しい闇の力の「覇王」の力を持っており、いずれ破滅の光から生命を守る闇の力を扱えるようになる


ことを告げられる。


しかし、十代は心体ともに幼く、彼が大人となり覇王の力を制御できるまで誰かに守ってもらうことが必要であったため、その役目を彼の友人であるユベル自身が進んで担うと決意。

十代を守るため、纏えば二度と元の肉体には戻れない醜い竜の鱗を身に着ける苦痛の手術を耐え抜く。これにより、現在のモンスターとしての姿のユベルとなる。


このことを知った十代は、ユベルの愛を受け止め、自らの愛もユベルに永遠に託すと誓い合う。

愛というものを知ったユベルは、ここから心が歪み始めることになる。


現世(十代少年期)

現世で遊城十代として生まれ変わった十代はやはり前世同様に「覇王」の力を自覚なく持ち、そしてデュエルモンスターズの精霊とも深い関わりを持って生まれる。

そして「ユベル」はカードの精霊として生まれ変わる。十代の父が購入し運命なのか幼い十代に託され、当時の十代のフェイバリットカードとして使われていた。


両親の留守が多い十代は近所の友人とデュエルをし、幾度もユベルを召喚しようと試みるが中々うまくいかない。

そうして悲しむ十代を見たユベルは、十代の対戦相手を昏睡状態に陥れるなど、「十代を守る」というとはかけ離れた過剰な保護をするようになる。


こうした事件が次々と起こったことで、十代はユベルが原因であると確信。

その頃、海馬瀬人が海馬コーポレーションを通して「少年の純粋なアイデアのカードに宇宙のエネルギーを取り込む」という、オカルト否定派の海馬としては珍しくオカルト全開の子供向け企画を発表。

これを見た十代は、子供の頃から憧れる理想のHEROのアイデアをデザインに起こすと共に、宇宙のエネルギーをユベルに浴びせ矯正しようと海馬コーポレーションに送付し、カプセルに収納され宇宙へ打ち上げられた。


しかし、ネオスたちHEROが宇宙の生命を育み守る正しき闇の波動を受けたのに対し、ユベルのカードはすべての生命を根絶やしにせんとする破滅の光の波動を受けてしまう。

その後HEROたちとは違いカプセルの中に居続けたユベルは、そのまま大気圏へ突入する際トラブルが発生し、カプセルは大気摩擦で高温になってしまう。

凄まじい熱の中で、「何故十代はこんな仕打ち(宇宙という広く暗い空間に放逐した挙句、全身を焼く苦痛を味合わせる)をするんだ」と嘆き苦しみ、そしてやがて「この痛みや苦しみ、仕打ちは十代の愛」と思い込む、「そうやって苦しんでいる間自分は十代を忘れないからね」とは後のユベル談

そして「愛というものは相手を痛めつけ、苦しめ、互いにそれを共有するもの」で、それこそがあるべき愛の形であると認識してしまう。

この苦痛の声は十代にも夢として共有されており毎晩うなされる日々が続く。不安に思った十代の両親は最新医療技術で十代のユベルに関する記憶を封印。これにより、ユベルの痛みの声は十代に届かなくなる。


そしてそのまま地球へ墜落し、体の大半が損傷し残ったのは僅かなエネルギーのみとなる。

その後、軍人だったプロフェッサー・コブラに回収される。(部隊として回収命令を受けていたが、生き残ったのはコブラのみだった)

当時コブラは、実の子供のように大切な存在だった少年・リックを事故で失い心の闇を抱えており、

コブラに「リックを蘇らせられる」と唆すことで利用し、自分の本来の体を取り戻すことを企む。


現世(デュエルアカデミア編)

コブラがデュエルアカデミアに来訪し、ユベル復活のため、そしてリックを蘇らせるため、学園内の生徒に「デス・デュエル」を強いる。デス・デュエルにより生徒達のデュエルエナジーを強制的に吸い取り、ユベルへ送り届けて復活をさせることが目的となっている。

その最中で出会ったガラム財閥の御曹司、アモン・ガラムの幼い頃から抱く「本当の自分をさらけ出せない」苦しみの一端を見出し、彼をも利用しようとする。


数々のデュエルエナジーを得て、さらにコブラと十代の対決で生じたデュエルエナジーで、取り敢えず活動可能となる状態まで復活。

デュエルに敗北したコブラに、リックが死亡する運命を回避するという偽りのビジョンを見せ、殺害。(タッグフォースでは生存していたとされている)


直後、十代に「愛」という名目のもと苦しみを与えつつ体の完全復活を目指すため、デュエルアカデミアを異世界へ飛ばす。

この世界で活動するための依り代として、加納マルタンを選んで体を乗っ取る。

マルタンが抱く、父・ナポレオン教頭と母の喧嘩、そして自身が蔑ろにされていると感じたことで生まれた心の闇を餌にエネルギーを溜める。

さらに、デス・デュエルでのデスベルトが生徒に装着されたままであることから、さらなるデュエルエナジーを吸収すべく生徒達をデュエルゾンビに染めていく。


長期にわたる異世界での生活における食糧問題に悩む十代たち生徒を欺き、かつて三幻魔が封印されていた地へと赴く。

そこで、ユベルの目的に興味を持つアモンとの闘いの中で三幻魔が覚醒し、自らの手中に収める。

その後、三幻魔の力を引っ提げて十代と対決。その最中、ヨハン・アンデルセンが乱入しバトルロイヤルに移行。

十代と馴れ馴れしく接する態度を見るとヨハンに嫉妬し、「お前なんかが十代の友達などとは認めない」と言い放つ。因みにヨハンには「お前にそんなことを決められるつもりはない」と言い返されている。


デュエルの中で、体が完全復活を果たしたことでマルタンの体から離脱し、ユベル本来の姿が現れる。

その後、ヨハンが仲間たちの協力を得て生まれた「究極宝玉神レインボー・ドラゴン」を召喚し、ユベルが召喚した「混沌幻魔アーミタイル」と互角のパワーを発揮したことで、レインボー・ドラゴンの真の力が覚醒、デュエルアカデミアや生徒達を元の世界へ戻すことに成功する。


ただし、ユベルとヨハン、そしてアモンは元の世界へ戻ることはなく、異次元へ残ったままとなる。


現世(十二次元の異世界編)

自らの本当の姿を見せても、十代が自身の愛に気付いてくれることはなかった。

それは、「十代の中に眠る心の闇が十分に成長しておらず、愛を受け入れる準備ができていなかったから」だと思い込む。


異次元へ留まったままのユベルは十代を諦めることはなく、破滅の光の意思により「十二次元宇宙を統一しすべてを終わりにする」という計画をも抱き、そのため覇王十代の象徴たる「宇宙を統べる究極の『超融合』のカード」を生み出すことを画策。

そこへ十代への歪んだ愛情というユベルの意思も混ざり込み、「十代と苦痛を味わいながら、十二次元宇宙を統一して十代もろともすべてを消滅させることで、十代の愛を永遠に独り占めする」という目的に行きつく。


彼と親しかったヨハンに憑依することで「十代が大切な人の体を傷つけ合って愛を深めること」を企み、暗黒使徒ヨハンとして活動を開始。

ヨハンの意識を封じるため、彼の魂をレインボー・ドラゴンの中に封印することで肉体を支配。さらにレインボー・ドラゴンはユベルの力により「究極宝玉神レインボー・ダーク・ドラゴン」へ変貌し、宝玉獣たちも力を封じられ「A(アドバンズド)宝玉獣」と成り果てる。


いずれ十代がヨハンを取り戻しに異世界へ戻るであろうことを予期し、事前に十二次元宇宙に散らばる異なる住人たちを「精神と物質が現実化する空間」に強引に呼び込み、「デュエルに負けた者は消滅し、十二次元のどこかへ幽閉されユベルに力を奪われ続ける」という世界を作り出す。異世界の住人たちはその全貌を知るわけもなく、この現象は「デュエルに負ければ死ぬ」と称されていた。


そして、暗黒界の狂王ブロンたちが「超融合」のカードを生み出すよう画策する。

さらに十代の仲間を死んだように見せつけることで十代の幼い心を徹底的に追い詰めていき、心の闇を増幅させて「覇王十代」を覚醒させ、破滅の光にとって邪魔者でしかない正しい闇を統べる「覇王」の力を取り込もうとする。


幼い十代の心では「覇王」の力を制御することはできず、心の闇が作り出した幻影として「覇王十代」は暴走。

ユベルの望みどおり、覇王十代は異世界の住人の命を「融合」カードの力で次々と犠牲にし「超融合」のカードを完成させ、遊城十代に苦痛と「融合」に対する恐怖心を植え付ける。


ジムやオブライエン達の犠牲により覇王十代は遊城十代へ戻ってしまい、覇王の力を取り込むことは敵わなかったが、「超融合」のカードを生み出させることには成功した。

そして、自分の望みどおりに生み出してくれた「超融合」のカードを手に入れるため、ユベル城へ続く門から十代たちの前に、暗黒使徒ヨハンとして姿を現す。

ヘルカイザー亮がユベルを最後の相手に選んでいたこともありデュエルに挑んでくるが、負ければ死ぬこの世界で「勝敗ではなく一瞬の輝きを永遠に残したい」という執念にドン引きしながら撃破する。


亮との闘いで予想以上にエネルギーを消費したものの、直後にユベル城に現れたアモンとの対決でエネルギーを補充しようとする。

自らの強固な意志に本当の自身を封印されていたアモンに対し、幾度も友好的な姿勢を見せていたのだが、ユベルにとってのアモンはいざという時の心の闇の非常食でしかなかった。

そしてそれは今このときで、自分と十代の愛を語りながら彼の心の闇を見出そうとするのだが、


・養子として引き取られガラム財閥の跡取りになれる自身の立場を危うくする弟のシドに対する憎しみが一切ない

・ただ一人愛する女性・エコーをエクゾディア封印開放の生贄として殺害するが後悔も全くなく、今でもなお愛し続けている

・争いも格差も汚れもなく、誰もが自分のなりたいようになれる平和で純粋な理想郷を亡きエコーと共に作り上げ、それを治める王となることが目的


という彼の目的や心情が明らかとなり、人間でありながら心の闇を全く持っていない、亮とは別のベクトルでヤバイやつであることに驚愕。

彼とエコーの愛の象徴たるエクゾディアを崩しても、王になる目的を象徴した霧の王と王家の剣、霧の王城のコンボを突破しても、その心が折れないどころか、再びエクゾディア戦法に切り替え勝利まであと一歩までこぎ着けたアモンに恐れさえ抱き、第3期のラスボスでありながら、ナイトメア・シャッフルとアカシック・レコードによる苦し紛れの一か八かの賭けにさえ出る。


アモンから闇を見出すことは不可能という事実に行きつくと、彼のために生贄となったエコーに矛先を変える。

アモンの中で生き続けているエコーが、「王になるべきアモンの障害となりアモンを苦しめるユベルが憎い。殺したい。」というドス苦黒い心の闇を抱いていることを見出す。

(なお、エコーは自身をエクゾディアの生贄に捧げたアモンに対する闇は抱いておらず、愛している)


トーチ・ゴーレムをその効果によりアモンの場に召喚し、ユベルに対する殺意満々のエコー(の心の闇)はトーチ・ゴーレムに憑依。

これを待っていたユベルは自身を召喚し、トーチ・ゴーレムに宿るエコーに心の闇に満ちた攻撃を自身へ行わせ、極上の心の闇を啜ると共に自身の効果でアモンに勝利。


そして、十代が自身の前に立ち、ヨハンを取り戻すためにデュエルを挑んでくる。

宇宙へユベルのカードを放った後、自身に対しては全く見向きもせず忘れていた一方で、ヨハンを必死に取り戻そうとする十代に悲しみを、ヨハンには嫉妬を向ける。

ネオスペーシアンやエレメンタルヒーロー、そして彼らに触発され一時的にユベルの支配から解き放たれた宝玉獣たちにより、ヨハンの意識がレインボー・(ダーク・)ドラゴンの中にあることを突き止められる。


しかし、ユベルにとって元々ヨハンは、十代と傷つけ合いながら愛を分かち合うための道具でしかないため肉体についてはどうでもよく、本当の狙いはデュエル開始時から手札にあるとっておきの罠カード「ラスト・トリック」によって、目的に必要な「超融合」を手に入れることであった。


十代との愛を分かち合いつつデュエルが進んでいく中で、十代が「超融合」のカードを手札に加え表情が変わると、ユベルもそれに気づく。

そして、迷いを吹っ切った十代が「超融合」を発動させ、レインボー・ドラゴンをネオスに取り込むことでヨハン・アンデルセンは復活するが、この時を待ち望んでいたユベルはラスト・トリックを発動し、使用された念願の「超融合」のカードを自らの手中に収める。


そして、「超融合」が手に入ったことで用済みとなったヨハンの肉体を罠カード「バスター・サウザンド」により物理的に葬り去ろうとするが、十代によって間一髪救出される形でデュエルは終了。バスター・サウザンドの効果により両者のライフが同時に0になり引き分けのため、十代もヨハンも消滅することはなかった。

寧ろ、この時点で十代に消滅されては困るためドローに持ち込んでいるのだが、十代が大切にしているヨハンの命だけは奪って愛をさらに深めようとしていた。



つまり、ユベルの計画とは、


破滅の光の意思により「十二次元宇宙統一を統合して全生命を終わらせ、十代を永遠に独り占め」したい

そのためには覇王十代の象徴である「超融合」のカードが絶対に必要

十代の心が丁度幼いので、心の闇増幅のきっかけを作って覇王十代を暴走させて、十代に対する愛を与える形でトラウマを植え付けつつ「超融合」を完成させよう

十代の大事な友人であるヨハンに憑依して、

・宝玉獣や究極宝玉神を支配して愛する十代と傷つけ合うことで、十代が教えてくれた愛を深めよう

・十代はヨハンを必ず連れ戻そうとするから、ヨハンの魂をレインボー・ドラゴンの中に封印しておけば「超融合」を使わざるを得ない

・こうすれば十代と愛をわかり合いつつ、十代を独り占めにできる「超融合」も(ラスト・トリックで)手に入れられる

ヨハンという存在を消息不明にしておけば、十代に愛を与えられる

十二次元に存在する人々を呼び込み、デュエルに負ければ死ぬ(というように見せかける)という十代への愛に満ちた世界を作って十代を招待すれば、十代は喜んでくれるだろう

計画通りに十代の心の闇を引きずり出して覇王にして「超融合」を手に入れた後は用済みになったヨハンを始末して十代に喜んでもらい、愛する十代とのデュエルの中で十二次元宇宙統一を統一して十代を独り占めにしよう


というもの。(チャート内の「愛」は必要に応じて苦痛や絶望と読み替えてもらうと分かりやすい)

ヨハン・アンデルセンは特に、「超融合」を手に入れるためだけに都合のいいように利用されている。



十代とのラストデュエルでは、「超融合」での「超融合神」の融合召喚による十二次元宇宙の統一を一貫して目指す。

しかし、正義の闇の波動を受けたネオスやネオスペーシアン達の妨害、彼らと十代の絆に苛立ちを覚える。

さらには仲間の無事に安堵した十代の心が急激に成長したことで、破滅の光の天敵である覇王の力が正しい形で蘇り、宇宙の生命を守る覇王と正義のネオスペーシアン達が共闘する形が実現してしまう。


ユベルの語る愛に冷たく反応する十代だったが、デュエルが進んでいくと、覇王の力を介して十代に前世の記憶が蘇り、かつて十代がユベルに誓った永遠の愛を思い出す。

「自分の愛を拒絶され、十代も自分をもう愛していない」と思い込み、そう悟ってしまったユベルは「自分を愛してくれない十代なんか要らない、こんな世界も宇宙もいらない、全部全部消えてしまえ」と自暴自棄になり、レインボー・ネオスの猛攻を耐え抜き、「超融合」「チェーン・マテリアル」による「超融合神」の融合召喚にたどり着いたと確信した矢先、十代の発動した罠カード「スピリチュアル・フュージョン」により融合素材モンスターが変更されてしまう。

その融合素材はなんと、十代の魂とユベルの魂。


二つの魂は一つとなり、もう決して離れ離れになることはない


破滅の光が宇宙を破滅させるために作り出した「超融合」のカードが正しい形で覇王により使われ、破滅の光自身が引きはがされ、十代とユベルの魂は本来の「宇宙を破滅に導く光の波動と戦う」存在へと生まれ変わることとなる。

十代の内に覇王の力に加えユベルの魂が宿り、十代は「デュエルモンスターズの精霊の力に干渉しながら、宇宙の生命を守ることができる正しい闇の力を持つ」存在となった。


この融合により、前世で愛を誓い合った2つの魂は一つとなり、永遠に離れることなく、前世からの使命を全うし、ユベルの十代への想いも成就している。


センシティブな作品Yubel

ユベル十代


名言集

暗黒使徒ヨハン時>

「お前にも、愛を与えてやろう」


「そうか、君は愛する者を犠牲に、エクゾディアを……」

「すごいじゃないか。君は自らの固い意志を食い破った」

「これが剥き出しの、本当のアモンなんだ」


「ふうん、随分と虫のいい」

「屁理屈をこねて自分を納得させたか」

「さすが王様、何でも無理が通る」

「じゃあ、そのエコーの亡霊をボクが消し去ってあげよう……二度殺してあげる」


「よかったね、君の願いが叶うんだ…だけどそれを誰が喜んでくれる?」

「君が君らしく生きる事、それを一番喜んでくれるのは、君の愛したエコーという女性じゃないのか?」

「でも君は彼女を死なせてしまった」

「彼女が喜ぶ姿を見ることはできないんだ」

「それっておかしくないかな?」


「ねえ王様、教えてよ!」

「愛する者を虫けらのように殺して、そんな事は平然と忘れられるの?」

「君の心の闇を、王の闇を、知りたいよ」

「心の闇の中に何がある……ねえ、教えてよ」

「何がしたかった?」


「君はエコーの事など愛していなかった」

「いや、エクゾディアを掌中に収めるための条件をクリアするくらいは、愛していたのかなあ?」

「でも本当の意味では愛し合っていなかった」

「君は一方的に彼女を傷つけるだけで君自身は傷付いていない、苦しんでいない…痛がっていない」

「ボクは傷ついたよ、苦しんだよ、痛かったよ………」

「だから、十代にも同じ想いを味わってもらっているんだ!」

「それが、愛し合うという事なんじゃないかなぁ!?」


「世界というのはねぇっ!愛するものと作り上げるものを言うんだ!!」

「僕にとっては十代と作り上げるもの!」

「それが世界だ!!」

「君もさぁ!愛する者と作ればよかったんだよ!!」

「君たちだけの世界をっ!!!」

「からっぽの王様がのたまう絵空事よりもずっとずっと素晴らしい世界を手に入れることができたのに!!」

「フンッ!まったくくだらない!無駄なデュエルだ!!」


「それはできないな。今の僕はユベルでありヨハンでもある。この体は、親友である君と激しく傷つけ合うことを望んでいるのさ。」

「おめでとう、これで本当の君を味わうことができそうだ…。」


「君も嬉しいんだろう。愛する者と、本気で傷つけ合うことが。でもどうせなら、なぜ僕に対してもこのぐらい本気になってくれなかったんだい?」

「十代、最高だよ…。君を命をかけて守ろうとした大切な人を、こんな風に傷つけることができるなんて…。やはり君は「覇王」だ。僕にとっての、永遠の憧れの存在なんだ…。大好きだ、大好きだよ、十代…。」

「手加減はしないって約束だったよね。だから僕は、今、この場にある苦痛の全てを、大好きな君にぶつける!」


「とうとう見つけちゃったんだね…。僕のことはちっとも見つけてくれなかったくせに…。ずるいよ、十代!

「でも、僕は諦めないよ。絶対に、君を僕だけのものにしてみせる!」


「またそいつ(ネオス)か…。よっぽどお気に入りなんだね、そのモンスター。」


<ユベル時>

「もうそんなやつ(ヨハン)の体なんて、どうだっていい。くれてやるよ。一番欲しかったものが手に入ったからねぇ。君を「覇王」にすることによって完成させた、最強のカード。宇宙を統べる究極の力(超融合)をね。」


「憎い?復讐?何を言っているんだ。言っただろう、全ては十代に喜んでもらえると思って努力してきたことなんだよ。」

「君を苦しめて、愛の深さを伝えたかったんだ。」

「デュエルしようよ…。もっと苦しめてあげるよ。苦しみと悲しみの中でこそ、互いの愛を理解し合うことができるんだよ…。」


「超融合」は覇王十代の象徴。超融合で十二の次元を束ねて、僕の愛で満たすのが夢なのさ。」


「僕を戦闘で破壊することはできない。だって、攻撃は僕への愛。」

「僕の苦しみは、君の苦しみなんだよ…十代!」

共感してッ…/// ナイトメア・ペイン…。君と僕は、今、同じ苦しみ…愛に包まれているんだよ…。」


「勘違いしていないかい?僕は傷つきながら喜んでいたのさ…。君の愛を感じてね。」


「思い込んではいけなかったのかい…?愛されていると思わなければ、あの辛さに耐えることなんてできなかったんだよ…。それなのに、十代の愛をそんなやつら(ネオスペーシアン達)が、僕から奪っていったんだね…。」


「そんなに僕が嫌いかい。」

「僕にとって十二の次元の宇宙とは、十代と共に生きるための空間。だから、この宇宙を愛で満たそうとした…。でも、君が仲間を呼び、そこまで僕を排除しようというのなら、もうこの宇宙を愛で満たす必要もない。いや、もうこんな世界すらいらない。」

「終わらせよう、この宇宙を。君との空間も、君との時間も。楽しかったよ、十代。」


「君を僕のもとに誘うために手助けしてくれた者たちも、暗い暗い心の闇を持っていた。僕は彼らの心の闇を食べながら愛しい君との再会を待ち、最初の次元に君を招待したのに…。」

「いや、あのデュエルも楽しかったよ。あんなやつ(ヨハン)が乱入してくるまではね。」

「多分、君には僕の愛を受け入れる準備ができていなかったんだね。だって、君の心の闇が、「覇王」が、眠っていたままだったんだもの。」

「君の仲間にも手伝ってもらって、君の心の中の闇を引きずり出しここまで来てもらったけど…。悲しいよ、十代。君がこんなに分からずやだったなんて。」

「君が悪いんだよ?僕の愛を分かってくれない君なんかいらない。この宇宙もいらない。みんな、みんな消えちゃえ!」


「僕は君を、誰の手も届かない遥かな次元に連れていく。そこで僕が、君の永遠の眠りを守ってあげる。」(男性ボイス)


「嬉しいよ、十代。君の心が、やっと僕に届いた。」

「その憎しみは、愛の裏返しなんだね。」

僕の能力は、攻撃で決して傷つかないこと。自分は傷つけられずに、他人を傷つけることしかできない。そんな僕は、誰の愛も受け入れることはなかった…。


「いいのです。あなたが子供から大人になるまでお守りするのが、僕の役目なのですから。」(前世)


「「超融合」発動!十二次元宇宙を統一せし「超融合神」が、ここに誕生する!そして、十二の宇宙は一つになり、超爆発によって消滅するのだ!!

終わりだ!すべてを終わりにすることで、僕は君の全ての愛を永遠に独り占めすることができる!!


「十代…。二つの魂は一つになって、もう決して離れることはないんだね…。」

「僕は今、君の愛と力に包まれている…。共に戦おう!宇宙を破滅に導く光の波動と!!」



カードテキスト(OCG版)

効果モンスター

星10/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0

(1):このカードは戦闘では破壊されず、

このカードの戦闘で自分は戦闘ダメージを受けない。

(2):攻撃表示のこのカードが攻撃対象に選択された場合、

そのダメージ計算前に発動する。

その攻撃モンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える。

(3):自分エンドフェイズに発動する。

自分フィールドの他のモンスター1体をリリースするか、このカードを破壊する。

(4):この(3)の効果以外でこのカードが破壊された時に発動できる。

自分の手札・デッキ・墓地から「ユベル-Das Abscheulich Ritter」1体を選んで特殊召喚する。


性能

アニメとの相違点として、アニメでは自分から攻撃しても反射ダメージを与える事ができた。

また、OCG版では胴体が肌の色から銀に変更されている。


相手モンスターの攻撃をすべて跳ね返し、相手にダメージを与える効果を持つ。

攻撃力が0なので相手モンスターを倒すことはできないが、上述の能力があるためにユベルが倒れることもない。攻撃をすればするほど相手はダメージを負い不利になっていくので、相手にとっては居座られると非常に厄介なカードである。

ならば戦闘を介さず、効果による破壊で突破すればいい……と思いきや、そうはいかない。

エンドフェイズまでに生け贄用モンスターを用意できなかった場合を除き、効果によって破壊されると第二形態を呼び出す効果も持つ。この第二形態も、「ユベル」と同じ攻撃反射能力を備えているので、相手は対応に苦慮することとなる。


とはいえ、攻撃を跳ね返すことしかできない性質上、相手が何もしてこなければこちらも動くことはできない。

ユベルのデッキを組み、そしてこれを使いこなせたならば、あなたは間違いなく遊戯王のエキスパートだろう。


関連カード

テレビアニメ『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGXにおけるユベルE・HERO ネオス融合した姿トレーディングカードゲーム遊戯王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ』においてはユベルとネオスのリリースを条件とする特殊召喚モンスターとなっている。

上記のネオス・ワイズマンのリメイクモンスター。リメイク前のカードがOCGの際に特殊召喚モンスターになったものの、こちらは念願の融合モンスターである。


投稿作品

ベスト オブ ヒーローユベルさんとか


関連タグ

遊戯王GX ヤンデレ 悪魔

ネオス・ワイズマン E・HERO ネオス・クルーガー

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