以下、劇中重大ネタバレ注意
概要
『ジュラシックパーク』シリーズに登場するバイオテクノロジー企業で、インジェン社のライバル会社。
第1作『ジュラシック・パーク』からその存在は知られていたが、第6作『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』にて再び登場、劇中において大きな陰謀を張り巡らせるとのこと。
「ジュラシック・パーク」が開園する前の1993年に、ジョン・ハモンドとヘンリー・ウーの研究成果を盗み出して自社のものにしようと目論み、パーク職員の中で待遇に不満を抱いていたエンジニアのデニス・ネドリーを買収・産業スパイとして寝返らせ、パーク内に保管されていた恐竜の胚を盗ませた。計画の最中、ネドリーがディロフォサウルスの餌食となり、回収された胚も行方知れずとなったことで野望は潰えたが、結果としてジュラシック・パークの開園を中止させるなど、インジェン社に大打撃を与えた。
マスラニ・グローバルによる「ジュラシック・ワールド」が2015年に失敗に終わり、2018年にイスラ・ヌブラル島から捕らえられた恐竜たちがアメリカ本土に解き放たれた混乱に乗じて、何かを企んでいる模様。
職員及び関係者
- ルイス・ドジスン
第1作から登場した職員で、2013年以降はCEOを務める。
第1作の劇中ではネドリーと取引に応じているのみでさえないキャラクターだったが、設定によるとウー博士と同じく遺伝学者。しかもその経歴は…
- 大学院生時代にFDA(アメリカ食品医薬品局)の許可なく人間の遺伝子治療を画策して大学を追い出されるも、独自に数々の遺伝子実験を行った功績でバイオシン社に引き抜かれた
- 様々な会社から有能な科学者を引き抜きまくって研究チームの責任者にまで上り詰める
- 会社の同意なしに狂犬病のワクチンの試作品をチリの農民達で人体実験し、少なくとも10人の死者を出す
…と、パークの失敗による苦労と挫折から倫理を失ってしまったウー博士とは比べ物にならない、正真正銘のマッドサイエンティストで見方によっては前作におけるイーライ・ミルズを上回る冷酷非情な極悪人である。
- ラムジー・コール
コミュニケーション部門のトップを務めるアフリカ系の社員。ドジスンの副官として育てられており、幅広い責任を担っている。
- ソヨナ・サントス
バイオシン社と恐竜の密輸を行う闇市場を繋ぐ謎の女。
かつてインジェン社に雇われて、「ジュラシック・パーク」及び「ジュラシック・ワールド」の立役者となった遺伝学者。
かつてバイオシン社の企みによって人生を狂わされてマッドサイエンティストと化し、今では改心したがすっかりお尋ね者となってしまった末に、皮肉にもその元凶の職員として雇われることになった。
かつて「ジュラシック・パーク」騒動にも関わった数学者。
現在はバイオシン社に雇われているようだが…。
作り出したクローン生物
※映画公開前に付き推測であることを留意すること
肉食恐竜