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バイオシン社の編集履歴

2022-07-30 20:10:12 バージョン

バイオシン社

ばいおしんしゃ

バイオシン社(Byosyn Genetics)は、映画『ジュラシック・パーク』シリーズに登場する架空の会社である。

以下、劇中重大ネタバレ注意











概要

ジュラシックパーク』シリーズに登場するバイオ産業会社で、インジェン社のライバル会社

第1作『ジュラシック・パーク』からその存在は知られていたが、第6作『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』にて再び登場、劇中において大きな陰謀を張り巡らせるとのこと。


「ジュラシック・パーク」が開園する前の1993年に、ジョン・ハモンドヘンリー・ウーの研究成果を盗み出して自社のものにしようと目論み、パーク職員の中で待遇に不満を抱いていたエンジニアのデニス・ネドリーを買収、産業スパイとして寝返らせ、パーク内に保管されていた恐竜の胚を盗ませた。計画の最中、ネドリーがディロフォサウルスの餌食となり、回収された胚も行方知れずとなったことで野望は潰えたが、結果としてジュラシック・パークの開園を中止させるなど、インジェン社に大打撃を与えた。


マスラニ・グローバルによる「ジュラシック・ワールド」が2015年に失敗に終わり、2018年イスラ・ヌブラル島から捕らえられた恐竜たちがアメリカ本土に解き放たれた混乱に乗じて、イタリア・ドロミーティ山脈に本社兼保護区「バイオシン・サンクチュアリ」を設立。世界各地から捕獲・保護された恐竜を引き取って、世界から称賛された。


だがその裏では、自社で生み出した恐竜たちを、密かにサントスをはじめとした密売人たちに横流ししていた。更にはライバル会社のエースだったウー博士をチームに加え、絶滅種のDNAを組み込んだハイブリッドイナゴを誕生させると、世界情勢を一変させかねないバイオハザードを引き起こそうと目論んでいる。



職員及び関係者

  • ルイス・ドジスン

第1作から登場した職員で、2013年以降はCEOを務める。

第1作の劇中ではネドリーと取引に応じているのみでさえないキャラクターだったが、設定によるとウー博士と同じく遺伝学者。しかもその経歴は…


  1. 大学院生時代にFDA(アメリカ食品医薬品局)の許可なく人間の遺伝子治療を画策して大学を追い出されるも、独自に数々の遺伝子実験を行った功績でバイオシン社に引き抜かれた
  2. 様々な会社から有能な科学者を引き抜きまくって研究チームの責任者にまで上り詰める
  3. 会社の同意なしに狂犬病ワクチンの試作品をチリの農民達で人体実験し、少なくとも10人の死者を出す

…と、パークの失敗による苦労と挫折から倫理を失ってしまったウー博士とは比べ物にならない、根っからのマッドサイエンティストで、見方によっては前作におけるイーライ・ミルズを上回る冷酷非情な極悪人である。


  • ラムジー・コール

コミュニケーション部門のトップを務めるアフリカ系の社員。ドジスンの副官として育てられており、幅広い責任を担っている。

正義感の強い善人で、ドジスンの恐るべき企みを知ってからは内部告発のためイアンに協力する。


  • ソヨナ・サントス

マルタ島を拠点に、恐竜密売の闇市場を牛耳る女フィクサー。ドジスンとも内通しており、彼の要求する裏の仕事を引き受けるのを条件に、バイオシン社が誕生させた恐竜たちを横流しさせていた。


かつてインジェン社に雇われて、「ジュラシック・パーク」及び「ジュラシック・ワールド」の立役者となった遺伝学者。

かつてバイオシン社の企みによって人生を狂わされてマッドサイエンティストと化し、すっかりお尋ね者となってしまった末に、皮肉にもその元凶の職員として雇われることになった。

後述のハイブリッドイナゴの製作にも関わるが、それがハイブリッド恐竜とは比べ物にならない大惨事を人間社会にもたらすことを悟り反省、現在はなんとかその罪の償いをしようと苦悩する。


かつて「ジュラシック・パーク」騒動にも関わった数学者。

現在はバイオシン社に雇われているようだが、裏ではハイブリッドイナゴの件を独自に調査していた。


作り出した生物

白亜紀の絶滅種のDNAを組み込んだイナゴで、モルモット並みの巨体を誇る。

大きさだけでなく成長スピード・繁殖力・食欲・生命力の全てが通常のイナゴを遥かに凌ぎ、更にはバイオシン社製の作物は食べないように遺伝子操作されている

ドジスンはこのイナゴを世界中に解き放つことで、世界全体を食糧危機に陥れるとともに、イナゴが食べない作物を生み出せるバイオシン社が世界の頂点に立とうと目論んだ。


関連タグ

ジュラシック・パーク ジュラシック・ワールド/新たなる支配者


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