我々ウルトラマンは、決して神ではない。どんなに頑張ろうと救えない命もあれば、届かない想いもある。
大切なのは、最後まで諦めないことだ
概要
2006年9月16日公開の映画ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟で初代ウルトラマンこと、ハヤタ・シンがウルトラマンメビウスこと、ヒビノ・ミライに送った言葉である。
見出しの項目にもあるとおり、ウルトラマンの持つ心得を説いた言葉である。
怪獣と言う天変地異にも匹敵する恐ろしい巨大生物を常に3分以内で倒す人知を超越したような力を持つウルトラマンたちだが、実際には彼らも苦悩と葛藤を持ち、時には自身の正義と相反する選択を取らざるを得なかったことが度々ある。
だからこそ、自身への戒めと若いウルトラマンへの応援を込めて、この言葉を贈ったのだろう。
事実、光の国にはこれを体現してしまった者が存在していたので、間違いではない。
シン・ウルトラマンにて
2022年5月13日公開の映画『シン・ウルトラマン』でも、主人公の神永新二(と融合したウルトラマン)が類似したセリフとして、「ウルトラマンは万能の神ではない。君たち(人類)と同じ、生命(いのち)を持つ生命体だ。」という言葉を残している。
ウルトラマンコスモス
第43話「操り怪獣」にてノワール星人が死に際に放ったネルドラント・メカレーターがあばれはじめたが、痛覚も遮断されているようでEYESの攻撃をものともせず、麻酔弾やフルムーンレクトすら通じない。
コスモスはエクリプスモードになり、コズミューム光線を分散させて体内の装置だけを除去することに成功。アヤノ隊員はそれを見て安堵した。しかし、ネルドラントは改造の影響で弱っており、直後にコスモスの目の前でショック死してしまう。カワヤ医師は改造によるショック死だと断定、それを聞いたアヤノ隊員は泣き出してしまう。それを見たヒウラキャップは「コスモスも、神ではない…」とウルトラマンにも不可能なことはあると慰めるのだった。
関連タグ
ウルトラマンキング・ウルトラマンノア:このセリフとは逆に神の如き存在として描かれるウルトラマン。ただし無闇に力を行使する事はなく、基本的に最後まで諦めない勇気ある者達に協力するスタンス。
ノアの神:かつての地球人から神扱いされてしまったウルトラマン。
イーヴィルティガ、イーヴィルトリガー:ウルトラマンの力を使って神になろうとしたが、力に飲まれてしまった悪の巨人。
TDG三部作:この言葉が特に前面に出されたシリーズ。