ホルスタイン
ほるすたいん
乳牛の一品種。肉用牛としても肥育される。
牛の品種
体高:雄 160cm、雌 141cm
体重:雄 1,100kg、雌 650kg
大型のウシ品種。下半身が発達した楔形の体型、短い角が特徴。
白黒の斑模様が特徴的だが、赤白の斑のホルスタインもいる。斑模様のパターンは様々だが、口先・四肢の先端・尾は必ず白(または赤)の配色となり、前述の体色の特徴から「六白牛(ろっぱくぎゅう)」とも呼ぶ。
日本にはアメリカの「ホルスタイン・フリーシアン(Holstein Friesian)協会」から導入され、次第に後半を省略して「ホルスタイン」と呼ばれるようになった。欧州では「フリーシアン(Friesian)」と呼ばれる事が多い。
オランダ・フリースラント州原産の優秀な乳牛が、ドイツ(Schwarz Bunte)、イギリス(British Friesian)、デンマーク(Danish Black and White、Pie-Noire)など各地で品種改良を受けて現在に至る。
乳量は圧倒的で世界の乳牛の九割を占めると言われ、牛と聞くと即座に連想されるほど有名な品種。乳牛として有名だが、肉量もかなり多い乳肉兼用品種である。日本でも去勢雄のホルスタイン肉がかなり流通しており、国産牛で、「和牛」と明記されてない牛肉は、まずホルスタインのものと思って間違いない。加齢により乳の出が悪くなったメスのホルスタインも、最終的には肉牛として処分されることが大半である。
巨乳の女性の代名詞
いわゆる「巨乳」という言葉が誕生した頃によく使われたが、現在はあまり使われない。