概要
CV. 板橋玲奈
2017年10月に開催されたイベント「英雄譚Ⅱ~道を開く者~」で登場した星5制限クエストで降臨モンスターとして実装されたキャラクター。レアリティは星5-6。
モデルは血の伯爵夫人ことハンガリー王国の貴族であったエリザベート・バートリー。
容姿・イラスト
色白な肌にエメラルドグリーンの瞳、印象的な仮面にプリンセスドレス、ヘッドドレスなど近世西洋風なデザインの女性。
髪は桃色で真ん中分けのロングヘアーで毛先はカールしており、両耳前部分の髪をヘアピンのようなものでまとめている。
ドレスやヘッドドレスのデザインは彼女が愛した拷問器具鉄の処女をモチーフとしており、進化前のイラストでは扉に当たる部分は鎖や錠前などで固く閉ざされているが、進化後では鎖が千切れ扉が開き刺々しい棘がたくさん生えたスカートが顕になる。進化イラストのみで見える脚部はスカートと同じように棘のついたロングブーツにガーターベルトが見える。
進化前は睨みつけるような表情を、進化では狂気的な笑顔を見せる。
性能
『わたくしより美しいなんて…許さない』
バートリー(進化前)
レアリティ | ★★★★★ |
---|---|
属性 | 火 |
種族 | 亜人 |
撃種 | 貫通 |
戦型 | バランス |
アビリティ | アンチワープ |
ストライクショット | |
血塗れの嫉視 | ふれた最初の敵を乱打し、拡散弾で追い討ち (12ターン) |
友情コンボ | 8方向レーザーM |
『フフフ…さぁ、鉄の処女で抱きしめてあげる!』
血の伯爵夫人 バートリー(進化)
レアリティ | ★★★★★★ |
---|---|
属性 | 火 |
種族 | 亜人 |
撃種 | 貫通 |
戦型 | バランス |
ラックスキル | シールド |
アビリティ | アンチワープ/ドラゴンキラー |
ゲージ | アンチ重力バリア/SSターン短縮 |
ストライクショット | |
ブラッディ・メイデン | ふれた最初の敵を乱打し、拡散弾で追い討ち(16ターン) |
友情コンボ | 8方向レーザーL |
性能は汎用性の高いダブルアンチアビリティにSSターン短縮で回転率が高めなSSが魅力。友情は広範囲の敵に攻撃ができるので反撃モードの敵を誘発しやすいなどのメリットがある
序盤に作っておけば進化素材クエストにおいてはボス・雑魚のほとんどにドラゴンキラーが刺さり、中盤はクシナダ、シャンバラを始めとした強力な降臨モンスターを手に入れられるクエストに適正を取れ、終盤には轟絶クエストエリミネイターの最適運枠になれる…と、序盤中盤終盤隙のない性能をしており運枠としてかなり評価の高いキャラとなっている。
その他の適正クエストは、究極クエストの貂蝉、激究極の風魔小太郎など。
さらに細かい性能や評価(長文注意)
実装時(2017年10月)の性能
レアリティ | ★★★★★★ |
---|---|
属性 | 火 |
種族 | 亜人 |
撃種 | 貫通 |
戦型 | バランス |
ラックスキル | シールド |
アビリティ | アンチワープ |
ゲージ | SSターン短縮 |
ステータス | |
体力 | 23947 |
攻撃力 | 19251 |
スピード | 291.93 |
ストライクショット | |
ブラッディ・メイデン | ふれた最初の敵を乱打し、拡散弾で追い討ち(16ターン) |
友情コンボ | 8方向レーザーL |
初実装時は火属性貫通アンチワープの運枠はそこそこ希少で期間限定やコラボキャラを除くと爆絶クエストのアヴァロン、激究極のユミル、究極の羅刹程度しかおらずその中でもバートリーは比較的作りやすいという利点があったが、体力以外のステータスの低さやアンチアビが1つしかないSSの火力が低い等、全体的にイマイチな性能であり、評価は芳しくはなかった。
売りである希少性の高い火属性貫通ワープというのもそれほど需要もなかった
一回目の上方修正後(2018年6月)の性能
レアリティ | ★★★★★★ |
---|---|
属性 | 火 |
種族 | 亜人 |
撃種 | 貫通 |
戦型 | バランス |
ラックスキル | シールド |
アビリティ | アンチワープ/ドラゴンキラー(追加) |
ゲージ | SSターン短縮 |
ステータス | |
体力 | 23947 |
攻撃力 | 19251 |
スピード | 291.93 |
ストライクショット | |
ブラッディ・メイデン | ふれた最初の敵を乱打し、拡散弾で追い討ち(16ターン) |
友情コンボ | 8方向レーザーL |
上方修正によりアビリティにドラゴンキラーが追加され、種族がドラゴンの敵に対して大ダメージを与えることが可能になった。これによりバートリーの運枠としての価値が上昇…することはなかった。
原因としては火属性貫通ワープの運枠が少しずつではあるが増え始めていたことやそもそもバートリーが適正を取れる木属性でギミックがワープのクエストにドラゴン属の敵がほぼ居なかったこと、実装時から指摘されていたステータスの貧弱さに一切テコ入れがされなかったなどが挙げられ、さらに上方修正されてからわずか12日後の6月30日に轟絶クエストシュリンガーラが追加、2ヶ月後にはるろうに剣心コラボの超究極で志々雄真実が追加、この二人が強力すぎて役割を全部持っていかれるという不遇っぷりを発揮してしまう。
その後ボスの種族にドラゴン属が多く、キラーが活躍しやすかったフェアリーテイルコラボが開催されたが話題になることはなくバートリーの評価は下がる一方であった
二回目の上方修正後(2021年3月)の性能
レアリティ | ★★★★★★ |
---|---|
属性 | 火 |
種族 | 亜人 |
撃種 | 貫通 |
戦型 | バランス |
ラックスキル | シールド |
アビリティ | アンチワープ/ドラゴンキラー(追加) |
ゲージ | アンチ重力バリア(追加)/SSターン短縮 |
ステータス | |
体力 | 23947 |
攻撃力 | 22401(+3150) |
スピード | 344.43(+52.50) |
ストライクショット | |
ブラッディ・メイデン | ふれた最初の敵を乱打し、拡散弾で追い討ち(16ターン)(威力アップ) |
友情コンボ | 8方向レーザーL |
前回の上方修正から3年近く経ち、かなりの魔改造を受け現在の性能へ。前述の通りかなりの汎用性を秘めているのだが、上方修正当初はほぼほぼ注目されていなかった。火属性貫通ワープ重力のキャラには前述の志々雄真実がおり、そちらの下位互換に等しい性能であった。
どれくらい注目されていなかったかというと上方修正されたにもかかわらず攻略サイトがいつまで立っても情報を更新しないという有様であった。
そして2021年5月
彼女の評価に大きな影響を与える出来事が起きる。轟絶エリミネイターの登場である。エリミネイターのクエストのギミックは重力バリアにワープ、貫通キャラ推奨とバートリーに完全に適応していた。当初は志々雄真実や当時乱入キャラだったミハネが最適性になるだろうという下馬評でありバートリーは大穴予想だったりそもそも眼中にすらない人が多かったりさらには攻略サイトのギミック対応キャラ一覧で一人だけハブられてたりしたがいざ降臨してみると…まぁいろいろと凄かった
スピードが早すぎずエリミネイターで初登場したギミック『マーカー』を調整しやすく、ゲージ重力バリアのため、意図的にスピードを落とすこともでき、狙った的にマーカーを移しやすい(ただしスピードが下がりすぎていると多段ヒットしてしまい自分にマーカーが戻ってくるので敵の判定の端あたりを狙うといい)という利点や乱打SSで中ボスに大ダメージを与えることができる、さらに当時のエリミネイター適正キャラの中で体力の数値がガチャキャラを含めても一位であり体力個別ステージであるエリミネイターのクエストと相性がよく、仮に事故ったとしてもリカバリーがしやすいと至れり尽くせりであった。
初降臨時からこのバートリーで道中をキャリーし、ボス戦に入ってからは直前まで開催されていた呪術廻戦コラボの虎杖悠仁でワンパンするという攻略法が確立され、エリミネイターは初降臨にしてクエストをぶっ壊されるという類を見ない展開になった。
この一件でバートリーの運枠としての評価はうなぎのぼりし、評価も大きく上昇。2022年2月現在もエリミネイター運枠においてはぶっちぎりの1位評価となっている。
(まぁ運枠としての人気が上がっただけでキャラ的な人気はほぼ据え置きなのだが…)
エリミネイターが実装されてから1年以上が過ぎ、様々な適正キャラが増加した今でも運枠の中では相変わらずトップの性能であり、新たに追加された適正ワンパン枠である鬼滅の刃コラボの煉獄杏寿郎やSPY×FAMILYコラボのヨル・フォージャーと種族や戦型が一致しているためわくわくの実の共有がしやすいというメリットもありまだまだ活躍は止まらなさそうである
クエスト
罪深き血の仮面舞踏会
『ああ…貴方達の新鮮な血…もっと頂戴!』
2017/10/3に初降臨したバートリーがドロップする究極降臨星5制限のクエスト。
主なギミックは引き寄せるウィンドと重力バリア、反射制限と貫通制限。
すべてのステージに破壊不可のウィンドンが配置されており、ウィンドンは2ターンおきに制限雑魚を呼び出す。制限雑魚はこちらの防御力をダウンさせてくるデバフ攻撃を放つ。
全体的に重力バリアをまとったザコ敵が多く出現し、ザコ敵の火力も比較的高めなため、ザコ敵を倒さずに放置しておくと一斉放火をくらい一気にジリ貧になってしまう。ザコ敵をいち早く処理することが求められるクエストになるがそれを制限ザコがひたすら邪魔してくるというクエスト。撃手変化パネルをうまく使って制限ザコの処理も同時に行わなくてはいけないという難易度はそれなりに高めなクエスト。ただし、ザコ敵の火力は高めだが、ボスであるバートリーの火力はかなり良心的で雑魚さえ倒してしまえば苦戦することはないだろう。
とはいえ実装から年数も経ち、ワールドトリガーコラボの雨取千佳やRe:ゼロから始める異世界生活コラボのベアトリス等の友情火力でゴリ押す攻略法で簡単に勝ててしまうため、今は追憶の書庫に追加済みなこともあり比較的簡単に運極が作れる降臨モンスターの一員となっている。
余談だがこのクエストはエヴァンゲリオンコラボに時期が近くドタバタしていたのかイマイチ細かい部分の作り込みが甘く、仕掛けてくる防御ダウンデバフの効果が敵が攻撃してくる前に切れて通常の防御力に戻ったり、ウィンドンによって敵の攻撃が届きにくい場所に引き寄せられたりしている部分がある。ご愛嬌
『この美しさは永遠にわたくしだけのもの…』
余談
- 実装から5年が経とうとしているがゲーム中やアートワークなどの外部資料で仮面を外している姿は確認されておらず、プレイヤーの想像に委ねられている。仮面を外してほしいプレイヤーと仮面は外すべきではないと主張するプレイヤーに2分されている
- スカートには棘がたくさん生えており、外側についてる棘は攻撃用として考えられないこともないが内側についてる棘は自分が痛いだけだと思うのだが…
- 前述の通り彼女はドラゴンキラーを保有しているのだが、どこかのバートリーは竜の血が混じっているという設定があり、仮面を付けている姿もそのバートリーの成長後の姿との共通点が見られる。意識しているのだろうか?
- デザインのモチーフは服装はスカートの棘やくさりなどからわかるように鉄の処女。ポージングや全体のシルエットはドイツ語版のウィキペディアに載っているバートリー家の家紋がモチーフと思われ、着用している特徴的な仮面はアンドレ・コドレスクの著書、【血の伯爵夫人】にて「11歳のバートリーはシルヴェストリ修道士から聞かされたヴェネツィアの仮面舞踏会の話を興味深く聞いた」という旨の記載があるためそれが元ネタと思われる
関連タグ
エリザベート・バートリ(元ネタ)
風魔小太郎(モンスト)(彼女のパーカのモチーフも鉄の処女)