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さア、大掃除を始めよウ…

まずは…お前ダ…


CV:平林剛


概要

エリミネイターは、2021年現在でモンストの最高難易度とされる轟絶の4周目「異形なる分断者」のモンスターで、通算18体目、木属性では4体目の轟絶キャラとなる。

クエスト名は「信なる分別


名前の由来は英単語の”eliminator”。「”eliminate”(訳例:殲滅、排除etc…)をする人」という意味であり、あえて訳すなら「殲滅者」「排除者」といったところか。また、「エリミネター」という誤記が非常に多い。発音上の違いはほとんどないが、一応正しくは「エリミネター」である。ちなみに通称はエリミ。かわいいと言う人も。


ありがちな愛称と「エプロンをつけてゴミ袋片手に掃除に励む」という属性だけ見れば、確かにちょっとかわいいかもしれない。ただし、手はどう見ても2本以上存在し、胴体につながっている手に関しては真っ白に骨化している。エプロンや羽織っているローブはボロボロ。異常に大きく開いた口は怪物のそれ。その口から発せられる声はおどろおどろしい重低音。異次元へのポータルらしきものから乗り出している上半身は固体なのかどうかすら怪しい。「かわいい」とはほど遠いその容姿は、まさに轟絶モンスターの一角にふさわしい姿となっている。それでもかわいいって言う変じn…おおらかな人もいるけど。


降臨

初降臨は、2021年5月14日。

クエスト詳細画面で確認できるのは「属性効果超絶アップ」「ハート無しステージ」そして「HP個別ステージ」。「HP個別ステージ」では、いつもは味方キャラ4体で共有しているHPが個別のものになる。なお力尽きたキャラは「幽霊状態」となり、SSターンが遅延されアビリティや友情コンボを喪失するが、HPが回復していればターン開始時に復活する。味方全員が幽霊状態になるとゲームオーバー。

ただ、「HP個別ステージ」自体は新しいギミックではない(轟絶では初)。エリミネイター初出のギミックは「マーカー」。特徴は以下の3つ。

1.敵の攻撃によって敵味方問わずキャラにマーカーが付着する。

2.マーカーには色があり、ターン終了毎に青→緑→黄→赤と変色する。なおターン終了時に赤色のマーカーを持っていた場合、マーカーがなくなる代わりにダメージを受ける

3.マーカーは味方や敵に当たると移動する(移動先もマーカーを持っていた場合、マーカーが交換される)。

かなり複雑なギミックになっている。分かりづらいなら、爆弾ゲームを想起してもらえるといいかもしれない。マーカーという時限爆弾を、敵味方で押し付け合うのに近いと思う。

アビリティで推奨されているのは「重力バリア」と「ワープ」。「反射制限」も全てのバトルで出現する。まともに動きたいならワープ対策は必須。重力バリアも基本的には対策必須だが、場合によっては未対策orゲージで調整できた方がいいことも。一応「ウィンド」も登場するが、対策必須ではない。


クエスト内容

まずマーカーについて補足するが、エリミネイターに登場するマーカーは黄色と赤色のみ。気になるそのダメージは、味方には30000、敵には1200000(無属性)。ところで、耐性やわくわくの実によるステータスアップを考慮しない場合、エリミネイター初降臨時点でHPが30000を超えるキャラはわずか7体。そしてその中でクエストでちゃんと戦えるキャラは皆無。初降臨時点でギミック、属性、撃種を全て満たしたキャラのうち、最もHPが高いバートリーをレベル極かつタスカンにしても23947…。ということで、マーカーのダメージは事実上の即死となっている。そしてマーカー付与の頻度だが、ほぼ毎ターン、味方に黄色1つと赤色1つ、敵(ビットン)に赤1つとなっている。もちろんこれをまともに食らい続けると幽霊だらけになってしまうので、敵になすりつけていく必要がある。

ところで、前項のマーカーの特徴その3には回数制限が一切ない。何が言いたいかというと、マーカーを敵になすりつけても、もう一度その敵に当たってしまうとマーカーが返ってきてしまう。元の木阿弥、どころかもっと酷い状況になりやすいのだ。そういうわけで、ショットを撃つにあたってはただ目先のことを考えるのみならず、手番のキャラがどこをどのように動き、どこでどの色のマーカーを受け取り、どの敵にぶつけ、そしてどのようにしてその敵を避けるか(または当て直すか)考えなければいけない。これに加えて、後述する回復方法やボスへの攻撃も並行して行わなければいけない。おそらくショット時の考慮事項数は並み居る轟絶クエストでもトップクラスだろう


バトル1

ぷよリンとドリアードが登場。ぷよリンは2ターン毎に総計約15000ダメージの気弾を放つが、殴れば簡単に倒せるので問題ない。一方のドリアードには普通の殴りや友情ではダメージを与えられず、マーカーを直撃させるのが正攻法となる。ビットンが毎ターン赤マーカーを持っている(全バトル共通の仕様)ので、これを拾い、ぶつけ、避ける。これがクエストを通じての主な攻撃手段となる。それから、今まで触れてこなかった「ハート無し」のギミックについてだが、中央やや下の天使が反撃でHP回復フレアを出してくれる。天使は殴りや友情では倒れないが、マーカーを食らうと即死する。すぐにビットンが蘇生してくれるが、そのターンは反撃モードに移行しないので回復手段を一時的に失うことになる。


バトル2

バトル5

バトル1と敵の配置と数が違うだけで、特別変わったところはないので割愛。


バトル3

エリミネイターが右側に登場。他はぷよリンと天使とビットン、そして、覇者の塔のバベルや【爆絶】シャンバラのようにエリミネイターの手(以下「手」と呼称)が2体、本体と分離して登場する。この「手」を倒すとエリミネイターの防御が下がり、ダメージを与えられるようになる。そしてそのためには、やはりマーカーを「手」に当てることになる。ところがこの「手」が曲者で、放っておくと本体の体力を回復させてしまう。そのくせ倒したときの本体の防御ダウンは2ターン(1ターン目は「手」を倒したそのターン中なので実質1ターン)しか持続しない。毎ターン「手」を破壊するよりも、ある1ターンでボスへ特攻して突破するのがベターだろう。エリミネイター本体が防御ダウンブラスト(被ダメが2倍になる)を仕掛けてくるので長期戦はオススメできない。



バトル4

中ボスのダーウィン(神化)が登場。前のバトルと同様に、「手」を倒して中ボスの防御を下げて攻勢に出るのが定石(エリミの手を倒してダーウィンの防御が下がるとはこれいかに)。ところがこのバトルではビットンが中央上、「手」が中央下に配置されているため、ビットンの赤マーカーを手に持っていくのが難しい。「手」及びビットンの近くには天使もいるため、誤ってマーカーを付けないように気をつける必要もある。運がよければ味方のマーカーが運びやすい配置になるかもしれないが、アンチウィンドがないキャラは壁際に飛ばされてしまうため、あまり期待しない方がいいかもしれない。


ボス1

エリミネイター本体は左上に登場。中心に弱点がある。その他はぷよリンと「手」と天使とビットンとドリアードが所狭しと並んでいる。特に画面右下の密度が尋常でなく、しかも2体の「手」に天使が挟まれているため、「手」にマーカーを乗せようとして天使に誤爆するケースが非常に多いドリアードの発狂が早い(6ターン)のも厄介で、ただでさえ数が限られているマーカーを有効活用できないと幽霊だらけになること請け合いである。エリミネイター本体の削りも難しく、弱点以外への攻撃はあまり有効ではないので、バトル3よりも遙かにタフに感じるかもしれない。


ボス2

本体は中央に登場。ぷよリンビットン天使はいいとして、「手」がエリミネイターの手の位置にある。まあ本来の位置ということなのだろうが、そうなると今度はマーカーが本体に吸われやすいなんとか「手」を倒して本体の防御を下げても、配置の都合上縦カンや横カンで火力が出しづらく、せっかくの防御ダウンを活かしきれないことも多い。エリミの発狂も他のボス戦より少し早い9ターンとなっているので、ななめに撃ったり乱打SS等を使ったりして突破したいところ。



ボス3

本体は下方に鎮座していて、ダーウィンが中央に、その上には「手」と天使が2体ずついる。反射制限をどかして改めて場を見てみると、今回は画面上部中央の密度が非常に高い。圧倒的にたちが悪いのが「手」の位置で、壁のすぐ近くにあるがために、横軸で撃ってしまうと手に複数回触れる=マーカーの移動が複数回発生するため安定性に欠ける。ならば縦軸はどうかというと、画面左右からのルートだと天使への誤爆が非常に怖いし、画面中央からのルートはダーウィンに封鎖されている。そのダーウィンを倒すためには「手」を倒して防御を下げる必要があるというジレンマ…と、かなりの心折設計になっている。いかに早く数々の障害を乗り越えて「手」にマーカーをつけて、ダーウィンを降して障害を取り除き、エリミ本体へ猛攻を仕掛けるかが鍵となる。ただ一つ恵まれているのが、エリミの周囲に邪魔な物がほぼないことだろう。防御さえ下げてしまえば、マーカーのことなど一切合切無視した特攻で一気に勝負を決めることも可能となっている。


初降臨

やはり「マーカー」に悩まされたストライカーが多かった。原因は主に以下の2点だろう。

  • マーカーを当てたその先まで見越すショットに対応できなかった。初降臨時点での適性キャラは全体的に「アンチ重力バリア」を持ってしまっていた。
  • 「同じ味方にあたる判定」を複数回行った際のマーカーの移動に対応できなかった。今まで「同じ味方にあたる判定」を複数回行ったのは「友情コンボ×2」をもつキャラにあたる時くらいだった。

ただし、工夫次第でマーカーの扱いを格段に楽にする手法も発明されていた。すなわち、特級Lの「ケガ減りの実」を食べているキャラはマーカーのダメージを22500まで抑えることができた。当然各種「加命の実」でHPを底上げすればHPが30000を突破するキャラは結構いるし、「ちび癒しの実」であれば無償で幽霊状態を克服できることもある。わくわくの実以外にも、紋章で「不屈の防御」をつければエリミ本体の状態異常攻撃を無視できたし、「不屈の必殺」ならば幽霊化する際のSS遅延を防げる。後述する邪道攻略キャラも初回攻略から使用されていて、モンストというゲームの遊び方の幅広さが端的に表れたクエストだったと評価できるだろう。


○初降臨で活躍した正攻法のキャラ

  • A.T.フィールドで初撃のマーカーを無効化でき、全敵友情で確実に天使の反撃を出せたエヴァコラボのシンジレイ
  • 重力バリアはないが、やはり全敵友情を持ち属性キラー超アンチワープで戦えるワトソンα
  • 状態異常回復で防御ダウンを解除でき、攻撃力吸収SSホーミング友情で生存に貢献できる不知火ヒナタ
  • 運枠ながら、アンチ重力バリアを切ることができ乱打SSが強力なバートリー

○さっそくクエストを崩壊させたキャラ

  • SSでボス1ワンパンが可能で、一応重力バリアに対応している呪術廻戦コラボの虎杖悠仁
  • 同じくSSでボス1ワンパンが可能なヴィランジョン万次郎
  • 手やドリアード(あとついでに天使)を友情やSSで倒せるニュートン

適正キャラの増加

重力&ワープと、必須ギミックがかなりメジャーなこともあってか、初降臨以降はガチャ限の適正がどんどん増えている。


  • 重力バリアに対応できないが、バイタルキラー×幻妖キラーM×超バランスでエリミを叩き潰せるマッチ売りの少女メイ(獣神化)
  • 耐性でマーカーダメージを半減でき、優秀な友情コンボに加え「手」を倒せるSSで攻守隙のない「魍魎殺し」バサラ
  • 味方の火力と耐久力を底上げできる友情と、ダーウィンに刺さる獣キラーELが持ち味のフェルメール(獣神化)
  • 毒キラーMと超バランス型でぶっちぎりの火力を誇る、神化ベースの小野小町(獣神化)

一方で、運枠はなかなか追加されず、初降臨以降【究極】のバートリーがトップを独占し続けている。


性能

世界を捨て去る者 エリミネイター(獣神化)


種族幻妖
撃種反射
戦型バランス
ステータスHP攻撃力スピード
2394119667188.97
タス+4900+9600+96.05
最大値2884129267285.02

アビリティ超アンチワープ/アンチ魔方陣/アンチ減速壁
ストライクショット廃棄すべきは世界という名の不良品 (ターン8+8)スピードとパワーがアップ&味方を集める
友情コンボ追撃貫通弾【木属性】ふれた敵に属性貫通弾で攻撃威力25625
副友情コンボ全敵分裂弾【木属性】分裂する属性弾で弱った敵を攻撃威力102500
ラックスキルシールド稀に自身へのダメージ量が激減する

種族は轟絶共通の幻妖


恒例の新友情コンボは全敵分裂弾。発動すると、HPが最も少ない敵に敵の総数分の弾が発射され、その最初の敵に当たった弾は他の敵に向かって進んでいく。そういうわけで、「全敵」とは謳いつつもある一体の敵を倒すのに向いている友情コンボとなっている。火力も申し分ないので、後述のように他の轟絶での活躍も見られる。追撃貫通弾も優秀な友情コンボで、攻撃範囲こそ振れ幅が大きいが、中心弱点を確実に狙い撃てる。


SSは、8+8ターンの味方を集めるSS。この類いのSSを2巡で打てるのは彼(?)が初めてで、単純な自強化として使うもよし、味方を集めて追撃貫通弾を使いやすくするもよし。敵の攻撃をまとめて食らう場合があることには注意。


アビリティは超アンチワープアンチ魔方陣アンチ減速壁。決して弱くはないのだが、もはやダブルアンチ&超アンチくらいは轟絶では珍しくなく(なんならディヴィジョンはダブル超アンチだし)、どのアビリティも単体では他の木轟絶で代用可能(超反ワープがヴィーラ、魔方陣がセレナで減速壁がコンプ)だったり、優遇されているとは言いがたい。とはいえ名だたる高難度で適正がないわけではなく、【轟絶】カルナ(究極)や【超絶】ティファレトでは使われることもある。また、登場当時エリミにしかできなかった芸当として、禁忌の獄】30層に対応しつつ極稀に出現する秘ノ獄を有利属性で攻略することができた他、4周目轟絶のアンカーダウトに対しては、友情コンボで雑魚を強引に倒せることからワンパン編成のお供兼運枠として、無課金キャラではトップクラスの使用率を誇る


十分に能力はあるものの、それを遺憾なく発揮できる場所が限られている…というのが実情だろう。今後の適正に注目である。


バックストーリー

性格自身のやるべきことのみをひたすらやり続ける実直さを持つ
好きなものゴミとゴミ捨て作業
苦手なもの捨てるものが何もない状態

ゴミ捨て作業が好きなのは結構なのだが、彼にとっての「ゴミ」とは「存在する世界全て」を指すことが、公式のプロフィールで明言されている。つまり、「存在する世界全て」を好んではいるものの、無数に生えている「手」を使って片っ端からゴミ袋に詰め込み、ゴミ捨て場である異空間に捨ててしまうという、結構ぶっとんだ行動指針をもつ。倒錯した愛情なのかもしれないが、捨てられた世界が孤立し滅びの運命を辿ることも明言されているので、結局は全世界への敵対者に他ならないのが悲しいところか。多分ツンデレではないと思う。


余談

超バランス型が猛威を奮っている現環境になった影響か、バランス型の轟絶はこのエリミネイターが最後となっている。流石にゲームバランス崩壊を避けざるを得なかったのだろう。


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轟絶

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