プロフィール
概要
クリスチャンである両親に連れられ、幼少期に讃美歌を歌う聖歌隊に所属していた。
小学校4年生の時に劇団四季のCATSを鑑賞したことをきっかけに、ミュージカル俳優を志す。
東京藝術大学在籍中、ミュージカルの集中講義で講師を務めていた演出家の小池修一郎に直談判し、2000年上演の『エリザベート』のオーディションに参加。見事合格し、ルドルフ皇太子役でデビューすることになった。当時から歌唱力の高さやハンサムな容姿が評価されており、役柄がハマり役となったことで各メディアで「ミュージカル界のプリンス」の異名で呼ばれるようになる。
2002年には『モーツァルト!』のヴォルフガング役(ダブルキャスト)に抜擢。デビューからわずか2年で主役に抜擢される形となった。
2003年の『ハムレット』でストリートプレイにも出演するようになった。
様々なミュージカルや演劇に出演、歌手活動も、コンサートからディナーショーと積極的に行っている。
2013年より同じくミュージカル俳優の山崎育三郎と浦井健治と共にユニット「StarS」を結成、歌手活動を行っていた。2016年からは活動停止中。
2022年4月より、日本テレビ系列の『行列のできる相談所』にて新MCとして加入した。起用までには番組的にいろいろな事情があり、さらにサプライズでの任命となったことで大きな話題となった。
実際の活動では、舞台公演の出番を調整しつつ、当面の間東野幸治・後藤輝基とのローテーションで担当していくことを明かしている。
妹は元宝塚歌劇団花組の男役・初輝よしや。
2016年に、『ミス・サイゴン』で共演した歌手の知念里奈と結婚(井上は初婚、知念は再婚)。結婚を機に洗礼を受けクリスチャンになったことを明かしている。知念と前夫の間に生まれた第一子と、2018年に生まれた第二子の、二児の父である。
エピソード
デビュー当初から圧倒的な歌唱力が評判になったものの、演技は未経験であった。
『モーツァルト!』のヴォルフガングはルドルフ以上に出番が多いこともあって、経験不足ゆえの演技力の低さが指摘されていた。更にダブルキャストだった中川晃教と比較され、劣等感を抱いたという。
本作で実力不足、経験不足を痛感し、数々の実力派俳優を輩出した蜷川幸雄が演出家を務めていた『ハムレット』に参加したが、当然のごとく井上も歴代の俳優同様苛烈な指導の洗礼を受けた。印象に残った罵倒は「ミルクティーみたいな顔しやがって」とのこと。
上述の経験から、「ミュージカルは歌唱力だけでは成り立たない」とインタビュー等で語っている。
毒舌を交えたトーク、共演者のイジりに定評があり、コンサートやカーテンコールではその一端を垣間見れる。
一方で浦井によれば、定期的に励ましのメッセージを送るなど気配りを欠かさない。
「ミュージカル界のプリンス」にちなみ、閉幕後ファンが出待ちのため道の真ん中を開けて待機している様子は「プリンスロード」と呼ばれている。なお、2022年現在はコロナ禍の影響もあり出待ち自体が行われなくなっている。
中川晃教からは「ヨッシー」と呼ばれている。
『ナイツ・テイル-騎士物語-』での共演を機に堂本光一と仲良くなり、テレビ番組での共演も増えている。井上によれば「同じようなポジション(※「王子様」キャラ同士で、年齢も同じである)なので最初はお互いに嫌われていると思っていたが、飲み会で会話が弾み意気投合した」とのことである。
陣内孝則、松重豊は西南学院高校の先輩にあたり、OB会が定期的に開かれているという。
『ガイズ&ドールズ』で共演した元宝塚歌劇団雪組トップスター・望海風斗や、元花組トップスター・明日海りおは、妹の初輝よしやと同期であり、二人のことも妹のように思っていることを明かしている。
上述したように劇団四季への入団を希望していたが、「エリザベート」で共演した山口祐一郎に「もう有名になったんだし、わざわざ入団しなくてもいいのでは?」と説得され入団を断念した。
出演
舞台
ルドルフ皇太子@エリザベート | トート@エリザベート | ヴォルフガング@モーツァルト! |
ジェイ・ギャツビー@グレート・ギャツビー | パラモン@ナイツ・テイル~騎士物語~ | マックス@プロデューサーズ |
クリス@ミス・サイゴン
ビル@ミー・アンド・マイガール
ジャーヴィス@ダディ・ロング・レッグズ~足ながおじさんより~